流山児 祥演出による『ユーリンタウン-URINETOWN The Musical-』の公開稽古が5月14日(木)、座・高円寺にて行われた。
出演は千葉哲也、曾我泰久、伊藤弘子、関谷春子、遠山悠介、栗原 茂、石橋 祐、坂井 香奈美、植野葉子、有希九美、大久保 鷹、三ツ矢 雄二、塩野谷 正幸など。演出は"アングラの帝王"こと流山児 祥、上演台本は社会派として知られる坂手洋二、日本を代表する大御所2人が夢のタッグを組んで贈るブロードウェイ・ミュージカルの問題作だ!
直訳すると"おしっこの街"となるこの作品は、オフ・ブロードウェイで爆発的なヒットを飛ばし2001年にブロードウェイ進出し2002年トニー賞主要3部門(脚本賞・楽曲賞・演出賞)を独占したブロードウェイ・ミュージカルの名作。このたび、流山児★事務所の25周年記念公演として流山児 祥が初めてミュージカルの演出をする。
-あらすじ-
舞台は、地球上の干ばつにより、節水を余儀なくされた近未来のある街。誰もが有料公衆トイレの使用を義務付けられていた。"立ちション"などをすると警官ロックストック(千葉哲也)らに逮捕され、誰もが恐れている「ユーリンタウン」に送り込まれることになっている。全てのトイレを管理しているのはUGC社。この法律はUGC社長クラッドウェル(塩野谷 正幸)が賄賂で作り上げたもの。
貧民街では今朝も、金がなくてトイレを使用できないホームレス達が大騒ぎ。しかし管理人ペニー(伊藤弘子)は容赦がない。そんななか、ペニーの助手ボビー(遠山悠介)の父親(大久保 鷹)が"立ちション"をし、「ユーリンタウン」に送られてしまう。ボビーは失意の中、美しい娘ホープ(関谷春子)に出会い、自分が今何をすべきかに気づく。それは自由を求めて「革命」を起こすこと。街は大混乱。ボビーがついにクラッドウェルらと対峙した時、ホープが彼の愛娘だと知る・・・そして?
流山児 祥は『ユーリンタウン』を上演する経緯について「前に『ハイライフ』という僕たちの作品を翻訳してくれた吉原豊司さんがバンクーバー版をみて、流山児に合うんじゃないかと薦めていただいたのがきっかけ。考えてみたら今まで歌舞伎や三島(由紀夫)の作品もやっているし、25周年で何をやってないんだろうと考えたらブロードウェイ・ミュージカルをやってないことに気づいて、一回ぐらいやっておいたほうが良いんじゃないかっていう単純な俺の勘みたいなもんです(笑)」と答えた。また、上演台本を社会派で知られる坂手洋二が担当しているが、構成などは基本的に原本とは変えず、あくまで聞きやすい日本語にすることに徹しているという。ただし、そこはやはり坂手洋二、台本には"麻生太郎"や"蟹工船"といった今の日本を象徴する台詞も多数出てくる模様。 役者も約50人という大人数だが、この舞台では小劇場出身とミュージカル出身が半分づつぐらい居るらしく、芝居のつくり方が全然違っていて面白いという。 流山児 祥の舞台には初参加という三ツ矢 雄二は「普通のミュージカルだと歌から入って、それからどう役を作るかっていう感じですけど、こっちはまず役というか、個性があって、結構みんな好き勝手歌って、先生が音程を追っかけている感じ(笑)人数が多くてコーラスも凝っているので全員でやると迫力がすごい!」と語った。 音楽も『ユーリンタウン』では豪華である。映画『マジックアワー』で日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した荻野清子や、2004年の宮本亜門版でも演奏していた経験者もいるという。
また、流山児 祥は自身の演出について、「基本的には役者の判断に委ねている」と言ったうえで、「戯曲は役者にとってテキストでしかない。つまり、役者相互の関係性を作る手がかりなんです。役者という有機体が何にぶつかるかという・・・僕がいつも考えているのは演劇はすべてドラマだから当然ぶつかる。対社会だったり対歴史だったり、そういうものが常に自分の中にある。個人の話がちゃんと社会に繋がるということだけはみせたい。このテキストはそういうものですから社会との問題しかありえない。でもそこに愛だとか生活だとか色んなものが当然あります。原点は愛ですから、人を愛するということは人と関係したいという欲望ですからそれはちゃんとこの本にあるし、みせられると思う」と語った。 ちなみにこの公演が座・高円寺 1のこけらおとし公演となる。新しい劇場で初めて上演されるのがこの作品とは劇場側の英断も素晴らしい!価格もミュージカルとしては破格の4500円(学生3000円)!この値段でブロードウェイ・ミュージカルを一ヶ月も上演するのは前代未聞の試みである!もちろんミュージカルでも流山児 祥のアングラ魂は健在!迫力ある舞台でおしっこを漏らしても責任はもてない!
『ユーリンタウン-URINETOWN The Musical-』は5月29日(金)~6月28日(日)まで、座・高円寺 1にて上演される。
「ユーリンタウン-URINETOWN The Musical-」 (流山児★事務所)に関する情報を読む!
-あらすじ-
舞台は、地球上の干ばつにより、節水を余儀なくされた近未来のある街。誰もが有料公衆トイレの使用を義務付けられていた。"立ちション"などをすると警官ロックストック(千葉哲也)らに逮捕され、誰もが恐れている「ユーリンタウン」に送り込まれることになっている。全てのトイレを管理しているのはUGC社。この法律はUGC社長クラッドウェル(塩野谷 正幸)が賄賂で作り上げたもの。
貧民街では今朝も、金がなくてトイレを使用できないホームレス達が大騒ぎ。しかし管理人ペニー(伊藤弘子)は容赦がない。そんななか、ペニーの助手ボビー(遠山悠介)の父親(大久保 鷹)が"立ちション"をし、「ユーリンタウン」に送られてしまう。ボビーは失意の中、美しい娘ホープ(関谷春子)に出会い、自分が今何をすべきかに気づく。それは自由を求めて「革命」を起こすこと。街は大混乱。ボビーがついにクラッドウェルらと対峙した時、ホープが彼の愛娘だと知る・・・そして?
流山児 祥は『ユーリンタウン』を上演する経緯について「前に『ハイライフ』という僕たちの作品を翻訳してくれた吉原豊司さんがバンクーバー版をみて、流山児に合うんじゃないかと薦めていただいたのがきっかけ。考えてみたら今まで歌舞伎や三島(由紀夫)の作品もやっているし、25周年で何をやってないんだろうと考えたらブロードウェイ・ミュージカルをやってないことに気づいて、一回ぐらいやっておいたほうが良いんじゃないかっていう単純な俺の勘みたいなもんです(笑)」と答えた。また、上演台本を社会派で知られる坂手洋二が担当しているが、構成などは基本的に原本とは変えず、あくまで聞きやすい日本語にすることに徹しているという。ただし、そこはやはり坂手洋二、台本には"麻生太郎"や"蟹工船"といった今の日本を象徴する台詞も多数出てくる模様。 役者も約50人という大人数だが、この舞台では小劇場出身とミュージカル出身が半分づつぐらい居るらしく、芝居のつくり方が全然違っていて面白いという。 流山児 祥の舞台には初参加という三ツ矢 雄二は「普通のミュージカルだと歌から入って、それからどう役を作るかっていう感じですけど、こっちはまず役というか、個性があって、結構みんな好き勝手歌って、先生が音程を追っかけている感じ(笑)人数が多くてコーラスも凝っているので全員でやると迫力がすごい!」と語った。 音楽も『ユーリンタウン』では豪華である。映画『マジックアワー』で日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した荻野清子や、2004年の宮本亜門版でも演奏していた経験者もいるという。
また、流山児 祥は自身の演出について、「基本的には役者の判断に委ねている」と言ったうえで、「戯曲は役者にとってテキストでしかない。つまり、役者相互の関係性を作る手がかりなんです。役者という有機体が何にぶつかるかという・・・僕がいつも考えているのは演劇はすべてドラマだから当然ぶつかる。対社会だったり対歴史だったり、そういうものが常に自分の中にある。個人の話がちゃんと社会に繋がるということだけはみせたい。このテキストはそういうものですから社会との問題しかありえない。でもそこに愛だとか生活だとか色んなものが当然あります。原点は愛ですから、人を愛するということは人と関係したいという欲望ですからそれはちゃんとこの本にあるし、みせられると思う」と語った。 ちなみにこの公演が座・高円寺 1のこけらおとし公演となる。新しい劇場で初めて上演されるのがこの作品とは劇場側の英断も素晴らしい!価格もミュージカルとしては破格の4500円(学生3000円)!この値段でブロードウェイ・ミュージカルを一ヶ月も上演するのは前代未聞の試みである!もちろんミュージカルでも流山児 祥のアングラ魂は健在!迫力ある舞台でおしっこを漏らしても責任はもてない!
『ユーリンタウン-URINETOWN The Musical-』は5月29日(金)~6月28日(日)まで、座・高円寺 1にて上演される。
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