演劇ニュース | 演劇ライフ

2009/10/26()

ソニンが髪をバッサリと切って挑む『ヘンリー六世』公開ゲネプロ

シェイクスピア原作『ヘンリー六世』(演出:鵜山仁)が10月24日(土)、新国立劇場 中劇場にて公開ゲネプロを行った。
『ヘンリー六世』公開ゲネプロ

▲27日(火)に新国立劇場にて上演開始をする『ヘンリー六世』。髪をバッサリと切り、ジャンヌ・ダルク役を演じるソニン

三部作の合計上演時間は9時間という『ヘンリー六世』はシェイクスピア唯一の三部に渡る壮大な歴史劇、15世紀イギリスの百年戦争や薔薇戦争を描く。今回の三部作一挙上演の機会は世界的にも珍しい。出演は浦井健治中嶋朋子渡辺徹村井国夫ソニン上杉祥三木場勝己岡本健一など総勢40人近い出演者が約200人の役柄を演じる大作となっている。
公開されたのは第一部・百年戦争の後半部分。武将トールボット率いるイギリス軍とフランス軍の激しい戦争やヘンリー六世とヨーク公とのやりとり、そしてジャンヌ・ダルクの運命など、見せ場のおおいシーンが多かった。
『ヘンリー六世』公開ゲネプロ

▲ヨーク公役の渡辺徹(左)とヘンリー六世役の浦井健治(右)。シェイクスピアの重厚なセリフで人間ドラマが描かれる

『ヘンリー六世』公開ゲネプロ

▲マーガレット役の中嶋朋子(左)。3部とおして14歳から母親までを演じるとのこと

9時間の上演時間である舞台を目前にひかえたヘンリー六世役の浦井健治は「いざ9時間をやってみると"あ、終わっちゃった"・・・と、いう感じでけっこうアッと言う間に感じます。それはきっとカンパニーが団結していて笑顔が多い現場なので、それが作品と共通するひとつのテーマかなと感じています」と言い、ヘンリー六世と敵対するヨーク公役の渡辺徹も「感動的だったのはけいこ場で一回通したら、どこからともなく役者どうしの拍手が聞こえてきたことですね。自画自賛になりますが"役者は凄いな!"と改めて思いましたね。最初台本を渡されたときはこれは覚えられるのか?と思っていましたから、それがここまで来ましたから、お互いにお互いを拍手したくなってしまいます」と稽古での手ごたえを語った。
 また、ジャンヌ・ダルクの役作りために髪を60センチも切ったソニンは「6年伸ばしたんですけど、ジャンヌ・ダルクの言い伝えで決意を持って自分で切ったというのがあったので、私も同じ体験をするために自分で切りました。・・・切ったときは、泣きましたね。切った髪の毛は真空パックして冷蔵保存しています。いつか自前ウィッグを作ろうと思って(笑)」と、すっかり役にのめり込んでいる様子。ヘンリー六世の妃・マーガレット役の中嶋朋子は14歳からの役を演じることについて「ハードルが高いです(笑)女性として変化をしていく時期が盛り込まれて、三部では母になるところまであるので、それを作っていくのは難しいなと思いつつやりがいもあるので、もうなかなかないと思うので楽しんでやりたいと思います」と笑顔で答えた。

 最後に浦井健治は観客に向けて「『ヘンリー六世』は新国立劇場で、本当に関わっている全ての皆さんの力が合わさって素敵な舞台になりつつあります。そこにお客様のお力も9時間ともに過ごしていただいて参加する形でひとつの作品が仕上がると思っていますので、ぜひぜひ劇場に足を運んでください」とアピールした。
『ヘンリー六世』公開ゲネプロ
このほかの出演者も実力派揃いで素晴らしい演技を見せてくれる。9時間続けて観たい場合、10月31日(土)、11月14日(土)、21日(土)、23日(月・祝)が三部連続上演の日なのでぜひこの日に観劇しよう。時間に余裕がないならば一部づつ観ても、もちろん良い!!このチャンスを逃がすなよ!!

ヘンリー六世』は10月27日(火)~11月23日(月・祝)まで新国立劇場 中劇場にて上演される。 「ヘンリー六世・三部作」 (新国立劇場) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://blog.engekilife.com/cgi/mt-tb.cgi/291

[!]必ず「利用規約」をよく読み、すべての内容に同意いただいた上で、送信してください。

[!]また、トラックバック元・リンク先の内容にはリクルートは一切責任を負いません。

コメントする

コメントは承認されるまで表示されません。しばらくお待ちください。

[!]個人を特定しうる情報の入力はお控えください。

検索

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

Powered by Movable Type