演劇ニュース | 演劇ライフ

2009/10/13()

宮藤官九郎作品で三田佳子が新境地を開拓!『印獣』上演初日!!

パルコ・プロデュース《ねずみの三銃士》第二回企画公演『印獣』が13日(火)、パルコ劇場にて上演初日を迎えた。
『印獣』

▲写真は公開稽古より。左から岡田義徳、三田佳子、池田成志、生瀬勝久、古田新太

本作は2004年に上演され好評を博した『鈍獣』から5年ぶりのねずみの三銃士第二回企画公演となる。前回と同じく脚本は宮藤官九郎、演出は河原雅彦が担当。出演はねずみの三銃士である生瀬勝久池田成志古田新太に加え、今回はゲスト主役として三田佳子を迎え、岡田義徳と若手お笑いトリオ"キャラメルクラッチ"のひとり上地春奈も出演。

ストーリーは古びた洋館に住んでいる自称・大女優の長津田麗子(三田佳子)の自叙伝を、携帯小説家の飛竜一斗(生瀬勝久)、絵本作家の上原卓也(池田成志)、風俗ルポライターの浜名大介(古田新太)の三人の作家が地下室に監禁されつつも破格の印税目当てで麗子の半生をでっち上げていくというもの。上演時間は一幕75分、休憩15分、二幕75分の合計2時間45分ほど。
記者会見で自らのイメージに「チェンジ」宣言をしていた三田佳子は、ランドセルを背負った小学生姿からセーラー服の女学生、戦隊ヒーローの悪役「毒マグロ貴婦人」などなど、今までのイメージをぶち破るようなさまざまな役柄に挑戦し、9歳から62歳までの長津田麗子の半生を演じている。
『印獣』

▲ランドセルを背負った小学生姿や

『印獣』

▲お下げ髪にセーラー服姿の女学生

『印獣』

▲なんとヒーロー物の悪役にも挑戦

『印獣』

▲大衆演劇での立ち回りも披露

三田佳子は初日に向けて「稽古のときは、私が今までにやってきたものとまったく違うせりふも動きもすべて間逆のものを突きつけられている感じでしたが、「鶴の恩返し」の機織(はたおり)に例えると地肌が丸見えになるくらい羽をむしり、作品という布を織っていよいよ迎える初日です。みんなで紡いだちょっと珍しい布を、お客様に楽しんでいただきたいです。気持ちの上では、いままで着た服を丸ごと全部脱いで、もう一度新しい服をきて出て行くぐらいの心境です。ちくちく、ひりひりと痛みは伴うけれど、これを超えたら変革を迎えられるのではないかなと思っています。この変革の後には必ず、夢や希望、自信とか期待が生まれくるわけでなので、これは私にとってすごくいいチャンスです。きらきら輝く宝物を求めて一途に取り組んで、それをお客様に楽しんでもらいたいです。このお芝居は、ばかばかしいくらい楽しくて、でもどこかで何かが残るお話。宮藤官九郎さんの脚本でないと絶対にこのお得感は味わえないと思います。観終えたときの大きなお得感や、ある種の感動を、私たちとお客様が共有できたら大成功だと思っています」とコメントした。
『印獣』

▲宮藤官九郎の生み出した長津田麗子という超個性的な役柄を三田佳子が見事に表現

三田佳子はもちろんのこと、ねずみの三銃士たちも、ぶっ飛んだ役柄になって笑わせてくれる。そしてギャグを織り交ぜつつもそれだけで終わらないストーリーの力強さ!宮藤官九郎による脚本はお見事としか言えない!間違いない!ここに現代演劇の大傑作が誕生した!

印獣』は東京公演が10月13日(火)~11月8日(日)までパルコ劇場にて上演、その後札幌、大阪、名古屋、新潟、福岡にて上演する。 「印獣」 (パルコ・プロデュース公演 《ねずみの三銃士》) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

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