10日(木)、下北沢ザ・スズナリにて流山児★事務所『田園に死す』が上演初日を迎えた。
本作は1979年に公開された寺山修司の映画「田園に死す」を原作として、ポストドラマ演劇の旗手として評価が高い天野天街が構成・脚色・演出を手がけた作品。音楽はテラヤマ演劇には欠かせないJ・A・シィザーが担当している。出演は寺山修司役の大内厚雄(演劇集団キャラメルボックス)の他、伊藤弘子、小川輝晃、坂井香奈美、深山洋貴(Studio Life)、さとうこうじ、沖田乱、中田春介、蒲公仁(個人企画集団*ガマ発動期)、眞藤ヒロシ、栗原茂、木内尚、上田和弘、木暮拓矢、流山児祥といった小劇場を代表する実力派や、オーディションで選ばれたメンバーも加わり、総勢38名で前代未聞の新しいテラヤマワールドを作り上げる。
寺山修司の自伝的要素を含む作品ではあるが、必ずしも作中で語られることは本当ではない。メタフィクションに溢れているこの作品では、ストーリーよりもそのイメージの断片に夢の中にいるような感覚を味わうことができるだろう。天野天街は映画の雰囲気を損なうことなく、この迷路のような構造をうまく表現している。出演者たちの個性的な演技もシーンの面白さを盛り上げている。
今回、寺山修司を演じることについて大内厚雄は「作中でも寺山さんが言っているように、田園に死すの"私"は寺山さんではないし、あれも寺山さんという役であるだけであって、特に今回はメタ構造や比喩表現が大好きな天野さんが書き換えてアマノワールドを作っている中の"私"なので、だからこそ役名も"寺山修司"という名前ではなくて、"寺山シンジ"なんですけど、僕としても寺山さんを演じるんだ!っていうのは恐れ多いことなので、そんな気持ちは毛頭なくて、でもそういう片鱗がカケラでもあればいいという気持ちでいます」と語り、アマノ版『田園に死す』の魅力について「映画自体も信じたものが裏返っていく、想像したものが嘘だったという世界ではあるんですが、そういう普通の映画と違うストーリーを天野さんが更に解体したり、裏返して作っているところですね。あと、仕掛けも多くて見世物小屋っぽくて観ていて楽しいことですね」と語った。
最後に大内厚雄は観に来てくる観客に向けて「難しい所もあるんですが、観てるときは色々なシーンが凄く楽しくなっているので気軽に笑えると思います。で、家に帰ってからもう一回考えるという要素もあるので本当に観に来て損はないと思います。是非、お友達と一緒に来て下さい」とPRした。
今まで数々のテラヤマ演劇を世界各地で製作、上演し、国際的評価を得ている流山児★事務所に天野天街の演出が加わり、映画の世界観を損なうことなくも素晴らしい世界を作り上げている。これは見逃せないぞ!
『田園に死す』は12月10日(木)~23日(水・祝)までザ・スズナリにて上演される。
「田園に死す」 (流山児★事務所) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
今まで数々のテラヤマ演劇を世界各地で製作、上演し、国際的評価を得ている流山児★事務所に天野天街の演出が加わり、映画の世界観を損なうことなくも素晴らしい世界を作り上げている。これは見逃せないぞ!
『田園に死す』は12月10日(木)~23日(水・祝)までザ・スズナリにて上演される。
「田園に死す」 (流山児★事務所) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

いっち@流山児★事務所ファンさん、コメントありがとうございます!流山児★事務所さんの寺山作品を沢山ご覧になられているのですね!羨ましいです~。恥ずかしながら私は今回稽古の取材で初めての流山児★事務所さんの寺山作品を拝見しましたが、前日にも関わらず細かいタイミングまで丹念に稽古されており、みなさんやる気充分でした!今回も期待を裏切らない作品になっていると思いますよ!(@^-^)
初めてコメントさせていただきます。
私は流山児★事務所の寺山作品が大好きで今までたくさん見てきました。
今回の『田園に死す』も流山児★事務所らしい作品に仕上がっているようなのですごく楽しみにしています!
記事を読んでますます早く見たくなってきました(^^)。