石丸幹二出演『兵士の物語』(演出:白井晃)の都内での稽古風景を14日(月)に取材した。
本作は09年1月に上演した石丸幹二出演『イノック・アーデン』に続く言葉と音楽シリーズ第二弾であると同時に、09年9月に上演した『英国ロイヤル・オペラ・ハウス版「兵士の物語」』に続く兵士の物語プロジェクト第2弾でもある。この作品で石丸幹二は兵士、ストーリーテラー、悪魔、王女の4役すべての登場人物を演じる。演出は『イノック・アーデン』と同じく白井晃が担当している。
言葉と音楽シリーズとは、石丸幹二がこれまで培ってきたクラシック音楽の過去やルーツを見つめ直す機会と、演劇的見地からとらえた朗読という新しいチャレンジをかけ合わせた企画としてスタートしている。その第二弾となる『兵士の物語』は、1918年にストラヴィンスキーによって作曲された音楽劇で、第一次世界大戦後の影響で、音楽家や芸術家、観客共々お金が無かったので、シンプルな舞台機構に、シンプルな音楽構成、出演者も少なくして旅回りを可能にする公演が作られた。このことがクリエーターたちを刺激して、今までに世界の名優・名士たちによって、様々なかたちで上演され、今回の『兵士の物語』では、オーケストラによるものではなく、ピアノ(石岡久乃)とのパーカッション(平子久江)という音楽構成で、本来の作品の本質に迫るシンプルな上演形態でお贈りする。
稽古は現在、シーンごとに分けて行われており、演出の白井晃の指示の下、音楽に合わせてセリフを整えたり、言い出すタイミングや速度を決めていた。石丸幹二も譜面付きの台本を読みながら、細かくチェックし、お互いアイディアを出し合い完成度を高めていた。 稽古の合間を縫って石丸幹二はインタビューに応じてくれ、 現在の稽古状況について「CDなどで聴いている分にはそれほど思わないんですけど、いざ譜面を見て、実際にそこにセリフを入れていくという作業になると、これが本当に難しいんです。もともとオーケストラ編成のものですから、メロディラインは、いくつもの楽器で分け合って、一番効果的に聞こえる旋律をそれぞれが担当して弾いています。それをストラヴィンスキー自身がピアノバージョンに編曲した際、すべての旋律をピアノの楽譜に入れ込んだので、結果、ものすごく複雑になってしまい、譜面が化学記号のように見えてしまうくらい・・・。そんな様々な音の中で、メロディを引き出していき、そのメロディと一番合う部分にセリフを入れていく作業を、今しているんです。もうかなり聴き込んでいますから、ある程度、感覚で、「ここだ!」とセリフを入れていくことが出来るようになりました。でも、やはり細かいタイミングや一番効果的なセリフの入れ方を探るためには、さらに譜面と台本を読み込んで、検討していかなくてはいけない。こういう作業を繰り返していく中で、ある時ふっと、ここだ、ここしかない!という絶対的な部分が見えてくるんですよね。」 と語ってくれた。 また、言葉と音楽シリーズ第一弾『イノック・アーデン』と今回の『兵士の物語』の違いについては 「前回は流れるようなメロディに乗りながら、情感の中で読んでいましたが、今回は、リズミカルなところが多く、そのリズムに合わせて、きちっと台詞をはめていかないと、言葉が流れてしまうんです。何より、心が本当にワクワクと躍るような曲なんです。それを壊さないように、語ってゆきたい。言葉と音楽が一体になっても、この躍動感が味わえる・・・むしろこの2つが合体することが必須条件なんだというところまで持っていきたいと思っています。」と語った。 演出の白井晃については「的確に指示を出しながら、理想的な環境を整えてくださっています。少人数の稽古場なので、自由な雰囲気の中で、皆が意見を躊躇なく出し合えるんです。本番に向けて、どんどん熱く盛り上げていけるんじゃないかと思います」とチームワークの良さを語った。 また、観に来てくれる観客に対しては「この作品は、人生の指針になるような部分が多々あるんですね。これからどう生きていけばいいのかって考えさせられるような。ちょっと人生の選択に迷いがあるときなどに観ていただけると、今、何を選択すればいいのかが見えてくるんじゃないかなって思います」と語った。
ちょうど上演初日は25日のクリスマス!石丸幹二からの最高のプレゼントになりそうだ!!なお、26日、27日の16:30の回終了後にアフタートークの開催も決定した。こちらも要チェックだ!
『兵士の物語』は東京公演が12/25(金)~12/28(月) まで日経ホールにて、大阪公演が2010年1月3日(土)に兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホールにて上演される。 「兵士の物語」 (パルコ) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
稽古は現在、シーンごとに分けて行われており、演出の白井晃の指示の下、音楽に合わせてセリフを整えたり、言い出すタイミングや速度を決めていた。石丸幹二も譜面付きの台本を読みながら、細かくチェックし、お互いアイディアを出し合い完成度を高めていた。 稽古の合間を縫って石丸幹二はインタビューに応じてくれ、 現在の稽古状況について「CDなどで聴いている分にはそれほど思わないんですけど、いざ譜面を見て、実際にそこにセリフを入れていくという作業になると、これが本当に難しいんです。もともとオーケストラ編成のものですから、メロディラインは、いくつもの楽器で分け合って、一番効果的に聞こえる旋律をそれぞれが担当して弾いています。それをストラヴィンスキー自身がピアノバージョンに編曲した際、すべての旋律をピアノの楽譜に入れ込んだので、結果、ものすごく複雑になってしまい、譜面が化学記号のように見えてしまうくらい・・・。そんな様々な音の中で、メロディを引き出していき、そのメロディと一番合う部分にセリフを入れていく作業を、今しているんです。もうかなり聴き込んでいますから、ある程度、感覚で、「ここだ!」とセリフを入れていくことが出来るようになりました。でも、やはり細かいタイミングや一番効果的なセリフの入れ方を探るためには、さらに譜面と台本を読み込んで、検討していかなくてはいけない。こういう作業を繰り返していく中で、ある時ふっと、ここだ、ここしかない!という絶対的な部分が見えてくるんですよね。」 と語ってくれた。 また、言葉と音楽シリーズ第一弾『イノック・アーデン』と今回の『兵士の物語』の違いについては 「前回は流れるようなメロディに乗りながら、情感の中で読んでいましたが、今回は、リズミカルなところが多く、そのリズムに合わせて、きちっと台詞をはめていかないと、言葉が流れてしまうんです。何より、心が本当にワクワクと躍るような曲なんです。それを壊さないように、語ってゆきたい。言葉と音楽が一体になっても、この躍動感が味わえる・・・むしろこの2つが合体することが必須条件なんだというところまで持っていきたいと思っています。」と語った。 演出の白井晃については「的確に指示を出しながら、理想的な環境を整えてくださっています。少人数の稽古場なので、自由な雰囲気の中で、皆が意見を躊躇なく出し合えるんです。本番に向けて、どんどん熱く盛り上げていけるんじゃないかと思います」とチームワークの良さを語った。 また、観に来てくれる観客に対しては「この作品は、人生の指針になるような部分が多々あるんですね。これからどう生きていけばいいのかって考えさせられるような。ちょっと人生の選択に迷いがあるときなどに観ていただけると、今、何を選択すればいいのかが見えてくるんじゃないかなって思います」と語った。
ちょうど上演初日は25日のクリスマス!石丸幹二からの最高のプレゼントになりそうだ!!なお、26日、27日の16:30の回終了後にアフタートークの開催も決定した。こちらも要チェックだ!
『兵士の物語』は東京公演が12/25(金)~12/28(月) まで日経ホールにて、大阪公演が2010年1月3日(土)に兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホールにて上演される。 「兵士の物語」 (パルコ) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

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