人気アイドルグループSMAPのメンバー 稲垣吾郎主演舞台『象』の製作発表記者会見が26日(火)、新国立劇場にて行なわれた。
本作は別役実が25才の時に作られた初期の代表作で1962年初演、原爆の恐怖と苦しみを斬新な手法で描き、日本演劇界に衝撃を与えた作品。記者会見には主演の稲垣吾郎の他、出産後初の舞台出演作となる共演の奥菜恵の他、 羽場裕一、山西惇、神野三鈴、大杉漣、新国立劇場芸術監督の鵜山仁、作の別役実、演出の深津篤史が登壇した。
作を手がけた別役実は「この本は古い本でして、ほぼ50年前なんですが、ただ、幸いなことに原爆という事件が起きた後の風化の現象を書いてまして現代は更に進行しているんですけど風化のメカニズムは変わらないんじゃないかと新たに新しい作品として上演されることを楽しみにしています。これはケロイド一号という、当時ケロイドを見世物にして悪評をかった人物をモデルにして書いたものですが、そういう人物がいらしてどういう活動をしたかということを現代でも記憶して然るべきで、この古い本を新しく蘇らせてくれる機会を与えてくれた鵜山くんをはじめスタッフの皆さんに感謝しています。現代のケロイド一号の存在感が定着出来れば非常に良いんじゃないかと思います」と語った。
入院中の「病人」の"甥"である「男」を演じる稲垣吾郎は「2年ぶりに舞台に立たせて頂いて、僕にとって舞台の上でお客様の前でお芝居を演じることは大きな意味のあることで、本読みが始まったばかりで役柄とも対話している最中ですが、最初脚本を頂いた後に読み終えた読後感が、今までになかった感覚なんですね。子供の頃に感じた孤独とか未来への希望とか、そういう感覚が思い出されました。こういう感覚は他の作品を観ていても中々無いので、僕ともしかしたら結びつきの深い作品になると思いますし、逆に見ていただく方も今までにない感性をくすぐられるような独特の作品になるんじゃないかなと思います。今回テーマになっている広島、そして原爆ですけれども、僕自身がちょうど22か23才ぐらいの頃、つかこうへいさんの「広島に原爆を落とす日」という舞台をやらせて頂いて、広島の市長さんとか、被爆者の方も来て頂いて、色々な捉え方がその時あったんですけれど、でもそういった歴史の中の事実、長い歴史でみたらつい最近のことですから、今の日本は凄く平和ですけれど、戦争は世界中で起きているわけですし、その中で僕らに少しでも出来ることといったらやはりお芝居や歌を通じてこういったことを社会に対して伝えていけたらいいですし、本当に今回は良い機会だと思います、色々な感想を持たれる方も多いとは思いますが、噛みごたえのある素敵なお芝居を作っていけるよう頑張っていきたいです」と語った。 「看護婦」役の奥菜恵は「私自身、広島で生まれた事もありまして、小さい頃から被爆者の方のお話を聞く機会も多かったんですけど、その中で被爆者の女性は結婚の申し込みや子供を産むということに対して大変苦しむとようなお話を聞いたことがあったんですね。今回私がやらせて頂く看護婦の役も、実際に原爆で子供を失ってしまったのか、それとも後遺症によって子供を産むことが困難なのか、その設定がまだ自分の中で模索中なんですが、戦後何年経っても何十年経っても心に残る苦しみや悲しみを少しでも理解してこの作品と向き合えたらいいなと思います」と語った。
「病人」役の大杉漣は「僕は舞台は昔、転形劇場という劇団に16年いまして、沈黙劇という芝居をずっとやってきたんですけど、解散してから22年経ちます、その間ずっと映像の仕事をやってきまして、舞台は8年ぶりとなります。その舞台は他界しました転形劇場主宰・太田省吾さんの「ヤジルシ」という舞台で、それも新国立劇場だったので、僕にとっては太田さん観ていてくださいねっていう気持ちもあるかもしれません。僕がこの本を読んだ印象としては今にちゃんと通じる人間の姿がすごく描かれていると感じました。病人にもかかわらず凄く元気で、セリフも一番多くて、なんでこんな元気な病人なんだろうと思いつつ、先のことは全然読めないんですけど、皆で力を合わせて観て頂いてよかったなと思えるような作品にしたいです」と語った。
また、稲垣吾郎は現在赤坂ACTシアターで『TALK LIKE SINGING』を上演中の香取慎吾について質問されると、「NY公演での公演は観させて頂いて、香取慎吾にピッタリで、三谷幸喜さんとミュージカルならこういう作品しかないんじゃないかっていうほど役にはまっていましたし、わかりやすいエンターテインメント性の強い作品で人に優しい作品なので、この作品とは全然違うんですが刺激も受けましたし、僕も東京公演も見に行きたいし、メンバーにももちろんこの舞台を観に来てもらいたいですね」と語った。
『象』は3月5日(金)~30日(火)まで、新国立劇場小劇場にて上演を行う。 「象」 (新国立劇場) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
入院中の「病人」の"甥"である「男」を演じる稲垣吾郎は「2年ぶりに舞台に立たせて頂いて、僕にとって舞台の上でお客様の前でお芝居を演じることは大きな意味のあることで、本読みが始まったばかりで役柄とも対話している最中ですが、最初脚本を頂いた後に読み終えた読後感が、今までになかった感覚なんですね。子供の頃に感じた孤独とか未来への希望とか、そういう感覚が思い出されました。こういう感覚は他の作品を観ていても中々無いので、僕ともしかしたら結びつきの深い作品になると思いますし、逆に見ていただく方も今までにない感性をくすぐられるような独特の作品になるんじゃないかなと思います。今回テーマになっている広島、そして原爆ですけれども、僕自身がちょうど22か23才ぐらいの頃、つかこうへいさんの「広島に原爆を落とす日」という舞台をやらせて頂いて、広島の市長さんとか、被爆者の方も来て頂いて、色々な捉え方がその時あったんですけれど、でもそういった歴史の中の事実、長い歴史でみたらつい最近のことですから、今の日本は凄く平和ですけれど、戦争は世界中で起きているわけですし、その中で僕らに少しでも出来ることといったらやはりお芝居や歌を通じてこういったことを社会に対して伝えていけたらいいですし、本当に今回は良い機会だと思います、色々な感想を持たれる方も多いとは思いますが、噛みごたえのある素敵なお芝居を作っていけるよう頑張っていきたいです」と語った。 「看護婦」役の奥菜恵は「私自身、広島で生まれた事もありまして、小さい頃から被爆者の方のお話を聞く機会も多かったんですけど、その中で被爆者の女性は結婚の申し込みや子供を産むということに対して大変苦しむとようなお話を聞いたことがあったんですね。今回私がやらせて頂く看護婦の役も、実際に原爆で子供を失ってしまったのか、それとも後遺症によって子供を産むことが困難なのか、その設定がまだ自分の中で模索中なんですが、戦後何年経っても何十年経っても心に残る苦しみや悲しみを少しでも理解してこの作品と向き合えたらいいなと思います」と語った。
「病人」役の大杉漣は「僕は舞台は昔、転形劇場という劇団に16年いまして、沈黙劇という芝居をずっとやってきたんですけど、解散してから22年経ちます、その間ずっと映像の仕事をやってきまして、舞台は8年ぶりとなります。その舞台は他界しました転形劇場主宰・太田省吾さんの「ヤジルシ」という舞台で、それも新国立劇場だったので、僕にとっては太田さん観ていてくださいねっていう気持ちもあるかもしれません。僕がこの本を読んだ印象としては今にちゃんと通じる人間の姿がすごく描かれていると感じました。病人にもかかわらず凄く元気で、セリフも一番多くて、なんでこんな元気な病人なんだろうと思いつつ、先のことは全然読めないんですけど、皆で力を合わせて観て頂いてよかったなと思えるような作品にしたいです」と語った。
また、稲垣吾郎は現在赤坂ACTシアターで『TALK LIKE SINGING』を上演中の香取慎吾について質問されると、「NY公演での公演は観させて頂いて、香取慎吾にピッタリで、三谷幸喜さんとミュージカルならこういう作品しかないんじゃないかっていうほど役にはまっていましたし、わかりやすいエンターテインメント性の強い作品で人に優しい作品なので、この作品とは全然違うんですが刺激も受けましたし、僕も東京公演も見に行きたいし、メンバーにももちろんこの舞台を観に来てもらいたいですね」と語った。
『象』は3月5日(金)~30日(火)まで、新国立劇場小劇場にて上演を行う。 「象」 (新国立劇場) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

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