宮本亜門が5月に海外の興行主に招かれてミュージカルの本場と言われるロンドンのウエストエンドでミュージカル演出デビューを飾る。その記者懇談会が30日(火)、英国大使館にて行なわれた。
その記念すべき作品はミュージカル「ファンタスティックス」。1960年にアメリカのオフ・ブロードウェイのサリヴァン・ストリート劇場にて初演され、その後2002年までの42年間上演され続けた「世界で最長のロングラン」の記録を保持しており、一度はクローズしたもののファンから熱い要望に答え2006年からは会場をミッドタウンに移して再演され今でも上演されている傑作ミュージカル。宮本亜門版は03年に初演、05年にはアンコール上演が行われるほど好評を得た作品で、本作の脚本・作詞を手がけるトム・ジョーンズはこれまでにない大胆な亜門演出に衝撃を受け、その感動を米国演劇関係者に伝えた。その感想を聞いた海外演劇プロデューサーらが出資を決定、ロンドン・ウエストエンドにある「ダッチース・シアター」で上演されることとなった。なお、ロングランを狙ったミュージカル公演としては日本人初の快挙となる。記者懇談会には演出の宮本亜門と美術担当の松井るみ、プロデューサーの吉井久美子が出席した。
今回の日本人初となるロンドン・ウエストエンドでのロングラン公演は最初の計画にはなかったもであったという、プロデューサーの吉井久美子は今回の上演が決定した経緯を「(オフ・ブロードウェイの)『ファンタスティックス』がちょっとお休みしている間に北米で亜門版を披露させて戴くのに丁度いい機会であると考えた時期がありました。ですが、その準備をしている時にオフ・ブロードウェイでまた再演するということになり、またその時には初演と同じやり方でやるということだったので私たちが入っていくという感じでなかったんです。しかし、脚本・作詞のトム・ジョーンズの方が大変熱心に色々なところに声をかけて頂きまして、ミュージカルといえばNYのブロードウェイ、そしてロンドンのウエスト・エンドが重要なところで、そういうことでロンドンはどうかという話になり、短期でやることでほとんど決まって、松井るみさんは視察や模型まで作っていたのですが、英国のプロデューサーの方からせっかくだからロンドンの中でもロングランが狙えるウエスト・エンドでやるべきだと言ってもらえて、「ダッチース・シアター」のオーナーさんが是非やりたいと仰って、今回のウエスト・エンド公演に繋がりました」と語った。
宮本亜門は今回のロンドン公演のロングラン上演についてプレッシャーで吐きそうと言いながらも「ロンドンはあまりにも好きで、27,28歳の2年間あっちに住んでおりました。演出家になれずにもがいてた頃、2年で700本の舞台を観ました。その時に"いつかここで!いつかここで演劇をやりたい!"って思っていて、そこからやっと夢が叶い始めたと興奮してます。とくに『ファンタスティックス』はシェイクスピアの役者とか、色々演技的なところが面白いのでぜひイギリス人にやって欲しかったことと、今回はルイザ、マットの家族を黒人と白人にしております。人種の違いをだして壁という意味を全く変えていきます」と答えた。またオーディションでは現地のイギリス人500人の中から選んだということで「面白かったのはやる前にみなさん質問してきます。アメリカでは質問はないです。日本では絶対にないですね。まずこのセリフの意味はとか、ここはどういう気持ちでとか、あと、英語のクラスを聞いてきます。ワーキングクラスなのか違うのかどこの地方なのかということを最初に聞かれるという僕にとっては初体験のオーディションでした」と語り、素敵なキャストが集まったとのこと。そして「僕は『ファンタスティックス』という作品があまりにも好きで、初めて観たのが中学校のとき、こんなに面白いものがあったのかとボロボロ泣いて、次に大学3年生の時にミュージカルをやらないかと言われてファンタスティックスが良いといって、私がマット役をやってしまいました(笑)シンプルで愛情があって人間の根源が沢山詰まっている作品です」と溢れんばかりのこの作品への愛を語った。 また脚本・作詞のトム・ジョーンズから、「亜門は子供のような感性をもっているね。伝統芸術とかじゃなくてショービジネスの世界で育ったようだ」というビデオメッセージが寄せられ、宮本亜門は「ぼくは子供です(笑)でも実を言うとトムも子供なんです。トムとは毎年何回か会っていて、先週も打ち合わせをしてわかるんですけど子供のような方です。東京で初演する前に質問があって会いに行って、それは一番最後のセリフで「壁と壊そう!」、「いや、壁はそのまま」というセリフなんですが、この意味が分からなくてトムに聞いたら「いや、実は俺もよく分からない」って(笑)。当時のプロデューサーが雰囲気が良いからといって初演からそのままだったんですが、今回は最後のセリフは変わることになりました」と答えた。また音楽も人種の違いを考慮したアレンジやつなぎ方を現代風に変えていたりするが、トム・ジョーンズも新しい形で展開できるならいいんじゃないの?と大喜びしているという。
ロンドンでの上演開始は6月9日の予定だという。このロングラン上演がブロードウェイのようにどこまでも続くように応援したい! 「宮本亜門版「ファンタスティックス」」 (Gorgeous Entertainment) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
宮本亜門は今回のロンドン公演のロングラン上演についてプレッシャーで吐きそうと言いながらも「ロンドンはあまりにも好きで、27,28歳の2年間あっちに住んでおりました。演出家になれずにもがいてた頃、2年で700本の舞台を観ました。その時に"いつかここで!いつかここで演劇をやりたい!"って思っていて、そこからやっと夢が叶い始めたと興奮してます。とくに『ファンタスティックス』はシェイクスピアの役者とか、色々演技的なところが面白いのでぜひイギリス人にやって欲しかったことと、今回はルイザ、マットの家族を黒人と白人にしております。人種の違いをだして壁という意味を全く変えていきます」と答えた。またオーディションでは現地のイギリス人500人の中から選んだということで「面白かったのはやる前にみなさん質問してきます。アメリカでは質問はないです。日本では絶対にないですね。まずこのセリフの意味はとか、ここはどういう気持ちでとか、あと、英語のクラスを聞いてきます。ワーキングクラスなのか違うのかどこの地方なのかということを最初に聞かれるという僕にとっては初体験のオーディションでした」と語り、素敵なキャストが集まったとのこと。そして「僕は『ファンタスティックス』という作品があまりにも好きで、初めて観たのが中学校のとき、こんなに面白いものがあったのかとボロボロ泣いて、次に大学3年生の時にミュージカルをやらないかと言われてファンタスティックスが良いといって、私がマット役をやってしまいました(笑)シンプルで愛情があって人間の根源が沢山詰まっている作品です」と溢れんばかりのこの作品への愛を語った。 また脚本・作詞のトム・ジョーンズから、「亜門は子供のような感性をもっているね。伝統芸術とかじゃなくてショービジネスの世界で育ったようだ」というビデオメッセージが寄せられ、宮本亜門は「ぼくは子供です(笑)でも実を言うとトムも子供なんです。トムとは毎年何回か会っていて、先週も打ち合わせをしてわかるんですけど子供のような方です。東京で初演する前に質問があって会いに行って、それは一番最後のセリフで「壁と壊そう!」、「いや、壁はそのまま」というセリフなんですが、この意味が分からなくてトムに聞いたら「いや、実は俺もよく分からない」って(笑)。当時のプロデューサーが雰囲気が良いからといって初演からそのままだったんですが、今回は最後のセリフは変わることになりました」と答えた。また音楽も人種の違いを考慮したアレンジやつなぎ方を現代風に変えていたりするが、トム・ジョーンズも新しい形で展開できるならいいんじゃないの?と大喜びしているという。
ロンドンでの上演開始は6月9日の予定だという。このロングラン上演がブロードウェイのようにどこまでも続くように応援したい! 「宮本亜門版「ファンタスティックス」」 (Gorgeous Entertainment) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

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