25日(火)、 土田英生セレクションvol.1『-初恋』の都内稽古場を取材した。
本作は演劇のほかテレビドラマや映画の脚本など幅広く評価されている土田英生が代表を務める劇団「MONO」で1997年に上演した代表作『-初恋』を土田英生自身の演出と新しいキャストで上演するというもの。出演は06年『錦鯉』以来2回目の土田作品参加となる田中美里に加え、文学座の今井朋彦、猫のホテルの主宰・千葉雅子、そして片桐仁など個性派・実力キャストが集結している。管理人の女性を除く住民全員がゲイ、という一風変わったアパートを舞台に、哀しくて笑えるテンポの良い会話劇が繰り広げられる作品となっている。
稽古は5月のはじめごろから開始され、昨日一回目の通し稽古を行ったということだった。何度か上演されている作品ではあるが、前をなぞって作るならやる意味はないという土田英生は、「稽古しながら、ここ苦しそうだなとか、声出したそうだなっていうのがあったら、声出せるシーンを作ってみたりとか、毎回芝居作るときはコロコロ変えながら作ってたりするので、何かに沿うというよりは、通しに入ったら役者さんの動きをみてそっちに合わせます」と答え、実際にその場で色々な演出を思いつき、あっという間に新しい動きが加えられていった。とっさに思いつく土田英生も凄いがそれに対応できる演者たちにも驚かされた。本番までにまた違うものに日々進化していくのだろう。前回公演を観た人でもまったく新鮮な気持ちで観れるに違いない。ぜひ本番を楽しみにして頂きたい!
田中美里は、稽古の様子については、明るく笑いが絶えないと言い、「私ばっかり笑わせてもらっています。女性が2人しか出ないので、普通だったらもうちょっと緊張するかなと思うんですけど、だんだん男の人に囲まれている気がしなくなっちゃって・・・」と、女友達が集まったような不思議な感覚になっているとのこと。今回演じるゲイばかり住むアパートの管理人という役については、「私の役は受身なので温度差みたいものがすごく難しいんですけど、でもその中に巻かれていく感じが心地よいっていうか、ゲイだからっていうわけではないんですけど、さらにみんな純粋な人たちばかりの集まりで、みんなすごくチャーミングで可愛らしい部分があって、演じていてそれを見ている空気が凄い気持ち良いですね」と語った。
共演の今井朋彦はおねえ言葉を使って演技をすることに対して「母と姉とよく接していたので、おねえ言葉というのではないんですが、普段から結構女性言葉を使っている感じはあるんです。だから思ったより違和感はないですね」と答え、共演者も最初から違和感がなかったと絶賛していた。演出的にもいかにも・・・というようなおねえ言葉は控えるような指示が出されているとのこと。一方、こういった役は得意そうなイメージのある片桐仁だが「全然ゲイの役ってやったことないんですよ。確かにコメディでゲイというのは凄くしっかりしたポジションがあると思うのでやりたいなとは思っていたんですが、ここまでみんなゲイだと・・・どういう風に出ていったらいいんだろうって・・・僕だけアパートの外に住んでるバーのママという役なので、今井さんとは逆にゲイを強調して、客商売をやっているオープンな感じでやろうと思っていますが、なかなか難しいですね」と役に対する苦悩を語った。
最後に演出の 土田英生は「誰でも楽しく見れて、ちょっと切ないっていうか、ほろ苦い感じになってもらえると思います。それを味わいに来て下さい」と答え、田中美里は「色々喧嘩したりとか、いがみ合ったりするシーンも結構あるんですけど、観終わった後、ドロっとしたものがあんまりなくって、みんなお互いに好きなんだなっていうすっきりしたものになっているので、そういう所を観て欲しいですね」と語り、今井朋彦は「ゲイとか差別とか、反対運動とか、そういう風に捉えるとすごいエグイ話みたいに聞こえますが、そういうの抜きにして全然楽しめるものなので、変な先入観なしにフラットな気持ちで観て頂ければ」と語り、片桐仁は「まさにフラットな気持ちで、演劇を観たことがない人全員に来てほしいです」とそれぞれ来てくれる観客に対してメッセージをくれた。
『-初恋』は東京公演が6月4日(金)~13日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。その他、福岡、愛知、大阪でも上演される。 「-初恋」 (Cucumber) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
共演の今井朋彦はおねえ言葉を使って演技をすることに対して「母と姉とよく接していたので、おねえ言葉というのではないんですが、普段から結構女性言葉を使っている感じはあるんです。だから思ったより違和感はないですね」と答え、共演者も最初から違和感がなかったと絶賛していた。演出的にもいかにも・・・というようなおねえ言葉は控えるような指示が出されているとのこと。一方、こういった役は得意そうなイメージのある片桐仁だが「全然ゲイの役ってやったことないんですよ。確かにコメディでゲイというのは凄くしっかりしたポジションがあると思うのでやりたいなとは思っていたんですが、ここまでみんなゲイだと・・・どういう風に出ていったらいいんだろうって・・・僕だけアパートの外に住んでるバーのママという役なので、今井さんとは逆にゲイを強調して、客商売をやっているオープンな感じでやろうと思っていますが、なかなか難しいですね」と役に対する苦悩を語った。
最後に演出の 土田英生は「誰でも楽しく見れて、ちょっと切ないっていうか、ほろ苦い感じになってもらえると思います。それを味わいに来て下さい」と答え、田中美里は「色々喧嘩したりとか、いがみ合ったりするシーンも結構あるんですけど、観終わった後、ドロっとしたものがあんまりなくって、みんなお互いに好きなんだなっていうすっきりしたものになっているので、そういう所を観て欲しいですね」と語り、今井朋彦は「ゲイとか差別とか、反対運動とか、そういう風に捉えるとすごいエグイ話みたいに聞こえますが、そういうの抜きにして全然楽しめるものなので、変な先入観なしにフラットな気持ちで観て頂ければ」と語り、片桐仁は「まさにフラットな気持ちで、演劇を観たことがない人全員に来てほしいです」とそれぞれ来てくれる観客に対してメッセージをくれた。
『-初恋』は東京公演が6月4日(金)~13日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。その他、福岡、愛知、大阪でも上演される。 「-初恋」 (Cucumber) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
今井朋彦さんの所属は文学座なのでは?