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2010/7/23()

生誕50周年スペシャル企画★三谷幸喜大感謝祭!新作7本ラインナップ発表!

三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画三谷幸喜大感謝祭"の記者会見が7月22日に行われた。2011年は、三谷幸喜50歳の節目の年ということで、来年1年間を"三谷幸喜大感謝祭"と銘打って、映画・演劇・テレビ・小説の各ジャンルで計7本の新作を発表。舞台・ドラマ・映画に関しては、全て脚本・演出両方を手掛け、小説に至っては、なんと20年ぶりの書き下ろし!!!『笑いの大学』、『THE 有頂天ホテル』、『オケピ!』、『ザ・マジックアワー』、『新撰組!』『古畑任三郎』を筆頭に、映画・舞台・ドラマなど多方面で大ヒット作を数多く打ち出している三谷幸喜。今回の会見では、自身の生誕50周年にかける意気込み、気になる新作7本の全貌などを明らかにした。

▲三谷幸喜の"大感謝祭"!!さらに豪華すぎる出演キャストも必見!!

今回の"大感謝祭"に関して三谷幸喜は、「今回はたまたま長年温めてきた企画が一気に公演することになりました。今回のぼくの作品に対するモチベーションの一番大きなところは、感謝ですね。自分が今まで影響受けてきた映画や舞台、テレビなどのジャンルに対する恩返しや、出演者の方々やスタッフなど一緒に作品を作り上げてきた人々に対する感謝、また今までのぼくの作品を観て下さった皆さんや今回の作品を観て下さる皆さんへの感謝の気持ちを表現したいです。さらに、ぼくも一生懸命頑張って良い作品を作り上げるので、それに対して皆さんに感謝してもらうという気持ちもありますね(笑)」としっかりオチをつけて語るのが、なんとも三谷幸喜らしい。

新作7本は以下のとおり。(コメントは全て三谷幸喜。)

◆① 舞台『ろくでなし啄木』◆
概要:極貧の中で夭逝した薄幸の歌人、石川啄木をめぐる謎とサスペンスの物語。弱冠27歳で夭逝した天才歌人の啄木。肖像写真からは純朴なイメージが連想されるが、一方で金にルーズで女好きな一面もあったと言われている。啄木扮する藤原竜也の演技にも注目だ。 出演:藤原竜也中村勘太郎吹石一恵

コメント:「新撰組のときに、藤原竜也くんが『今度一緒に舞台やりたいですね』といってくれたことが始まり。この3人でどろどろの三角関係をやってみようと思って。笑いの要素は少しはあると思いますが、サスペンスでありミステリーですね」と語り、感謝祭の幕開けは今までとは違ったニュータイプの三谷幸喜の作品になりそう?!

◆② 舞台『国民の映画』◆
概要:ヒトラー内閣がプロパガンダのためにつくった宣伝省の初代大臣パウル・ヨゼフ・ゲッベルス。ナチス政権に立ち向かった、ドイツ映画人たちの物語。 出演:小日向文世段田安則白井晃石田ゆり子ほか。

コメント:「ぼくは、映画を企画するプロデューサーの話をずっとやりたくて温めていたんですが、偶然『映画大臣』という本に出会いまして、これならいける!と思いましたね。ナチスヒトラーの時代で、有名なゲッベルスという、ユダヤ人迫害にも手をかけた彼のドキュメンタリーのようなものです」と語る。さらにモノをつくる現場が好きだという三谷幸喜。確かにこれまでも『笑いの大学』では劇作家、『ラヂオの時間』ではラジオ局の人々にスポットが当てられている。今回の感謝祭では、本作が唯一自分発信の作品だと語るだけに期待がより一層高まる!

◆③ 舞台『ベッジ・パードン bedge pardon』◆
概要:日本を代表する文豪・夏目漱石が英国に留学していた頃の話。慣れない海外生活に憂鬱になっていた頃、ある一人の女性ベッジ・パードンに出会う。言葉の通じあわない者同士がお互いにのみ唯一心を通わせるというストーリー。 出演:野村萬斎深津絵里大泉洋浦井健治浅野和之

コメント:「野村萬斎さんの現代っぽくない不思議な雰囲気をどうやって表現しようかな、と思ったときに思いついたのが、この頃の漱石です」と語った。ちなみに浅野和之にには大きな恩があるらしく、実際この『ベッジ・パードン bedge pardon』が決まった後にも、舞台『国民の映画』にもオファーをかけたが、「何言ってるんですか、もうすでにひとつ出てますよ」と呆れられたらしい(笑)相当熱烈なアプローチだったよう。

◆④ ドラマ『ウォーキング・トーキング』(wowow開局20周年ドラマ)◆
概要:山道で迷ったある夫婦の会話を通し、笑いとほんのちょっとの涙の中に、夫婦とは何かを問う。限定された空間、限られた登場人物、テレビドラマの限界に挑戦する画期的なシチュエーション・コメディ。 出演:未定。

コメント:「ぼくが子供のころから影響を受けているのはテレビですから、そのテレビの既存の枠にとらわれない、演劇と映像のドッキングといういい形での集合体を表現したいですね。そこでやってみようと思うのがずっと長回しの、1シーン1カットのドラマなんです。もうまさに演劇でしょ。」と語り、今までのドラマの歴史を覆すような作品になりそう。

◆⑤ 書き下ろし小説『KIYOSU』◆
20年ぶり、満を持しての新作小説は、なんと書き下ろしの歴史モノ!織田信長の後継者を決める「清州会議」の全貌。三谷版「七人の怒れる侍たち」の『KIYOSU』は来秋、幻冬舎より発売予定。

コメント:「ぼくは日本の歴史が大好きなんです。この清州会議というのは、今までの日本の歴史上初めて、会議の場で歴史が変わった瞬間なんです。いずれこれが元で映画になるといいですね」と語った。

◆⑥ 映画『ステキな金縛り』◆
概要:人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士(深津絵里)と、421年前に無念の死を迎えた落ち武者幽霊(西田敏行)の奇妙な友情。二人の前に立ちはだかるのは、一切の超異常現象を信じようとしない堅物検事(中井貴一)。かくして全世界の注目の中、幽霊裁判は幕を開けた。三谷幸喜が満を持して描く、ファンタジー・法廷サスペンス・コメディー! 出演:深津絵里西田敏行阿部寛竹内結子浅野忠信中井貴一

コメント:「ぼくは深津絵里さんがすごく好きで。彼女の演技力は素晴らしいですよ。どこでそんな演技を覚えたのってくらい。」と主演の深津絵里を大絶賛。映画『ステキな金縛り』は2011年秋公開予定。

◆⑦ 舞台『90ミニッツ』◆
『笑いの大学』から15年。西村雅彦近藤芳正のために新たに書き下ろす二人芝居は、現代を舞台にある「選択」を迫られた二人の男の戦慄の物語。一切の笑いを封印した究極の90分間。 出演:西村雅彦近藤芳正

コメント:「二人がもう一度『笑いの大学』やりたいって言ってくれて。でも、また同じのをやるのは面白くないから、それを超えるモノを3人でつくろうよ、ということで決まりました。今回はコメディーではなく、緊迫状態がいつまでも続くような手に汗握るような、濃密な90分を作りたいですね」と語った。感謝祭のシメを飾る出演者はどうやらつきあいの長いこの2人。

◆おわりに◆
総括として、三谷幸喜は「今回の舞台では笑いがメインではありません。でも、それはぼくがコメディーから次のステップに移行したというわけではなく、ただ今の気持ちとして、笑い以上に人間ドラマのような作品を作ってみたくなったんです。これが終わったら、またコメディーになるかもしれないですね」と語り、またそのような心境に至った理由として「まずコメディーはお客さんの笑い声があるから絶対ライブの方がいいと思うんです。だからこれまで20年近く続けてきました。笑って楽しい・面白いという感情はすごくストレートですが、その他の感情も舞台を観たお客さんが"共感する"という根本の部分は変わらないと思うんです。だから実際本質的なところでは何も変わっていないんですよ」と舞台に対する情熱的な想いを語った。

◆おまけ◆
今回三谷幸喜さんの話を聞いて強く確信したことは"人としての三谷幸喜の素晴らしさ"である。というのも、それぞれの作品の提案者が俳優だったり、企業だったりと、自分から提案したものは『国民の映画』のみで、周囲からの厚い信頼が寄せられているようだ。さらに彼の話し方から察するに、日本を代表する大物劇作家という一種高飛車な態度などまるでなく、むしろ終始謙虚な様子で、記者自身かなり好感が持てた。だが一方で、脚本家・演出家としての志や意気込みは、やはり強固で熱意あふれるものであり、今回の新作もどれも人々の心を揺さぶり、彼の目指すところである"共感"は間違いなく得られるであろう。早くも2011年が待ち遠しい!来年は三谷幸喜づくしで決まり!!!

舞台『ろくでなし啄木』は、2011年1月7日(金)~1月23日(日)まで東京芸術劇場 中ホールにて、2011年2月17日(木)~2月26日(土)まで天王洲 銀河劇場にて、2011年1月27日(木)~2月13日(日)までイオン化粧品 シアターBRAVA!にて公演される。また、舞台『国民の映画』は2011年3月7日(月)~4月3日(日)までパルコ劇場にて、2011年4月6日(水)~4月17日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて、2011年4月20日(水)~5月1日(日)まで神奈川芸術劇場にて公演される。さらに、舞台『ベッジ・パードン bedge pardon』は、2011年6月6日(月)~7月31日(日)まで世田谷パブリックシアターにて公演される。

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