演劇ニュース | 演劇ライフ

2010/9/30()

ケラリーノ・サンドロヴィッチ 今年最後の新作!昭和三部作の第2弾『黴菌』製作発表!!

KERABunkamura シアターコクーンプロデュース第5弾『黴菌』の製作発表が9月30日(木)、都内にて行われた。
baikin1

▲写真上段左から長谷川博己、長谷川博己、緒川たまき、岡田義徳、山崎一、犬山イヌコ、みのすけ、池谷のぶえ
下段左からケラリーノ・サンドロヴィッチ(演出)、ともさかりえ、仲村トオル、北村一輝、高橋惠子

昨年、Bunkamura20周年の大トリを華々しく飾った「東京月光魔曲」公演の好評も記憶に新しいKERA+シアターコクーンプロデュース公演。第5弾を迎える本年は、「東京月光魔曲」に続く「(昭和初期三部作改め)昭和三部作」の第二弾。東京の街をパノラミックにいかし、江戸川乱歩や谷崎潤一郎を想起させる、怪しく淫靡な世界を描いた前作とは、まったく異なるテイストの「大人の密室群像劇」。出演は、ストイックな役作りと高い演技力で独特の地位を築いてきた北村一輝、国内外問わず数多くの映像作品に出演し、近年舞台にも活躍のフィールドを広げている実力派の仲村トオル、コクーンでは『カメレオンズ・リップ』以来のKERA作品出演となり、近年作家・演出家としても注目されている生瀬勝久、舞台、映像と第一線で活躍し、ますます輝きを増す高橋惠子、舞台出演で新たな魅力を発揮している、ともさかりえ岡田義徳緒川たまき、またKERA作品には欠かすことの出来ない確かな演技力と個性を持ち合わせている山崎一犬山イヌコ、ほかにも、様々な演出家や主宰などから熱い支持を得、多方面で活躍中のみのすけ小松和重池谷のぶえ長谷川博己、といった豪華かつ頼もしい顔ぶれが集結した。
baikin2

▲ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品初挑戦の仲村トオル(左)と北村一輝(右)

作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチは「今回の『黴菌』という作品は昨年行われた『東京月光魔曲』という昭和9年大恐慌の年を舞台にしたお芝居をやらせていただきました。昭和3部作ということで年を段々今に向かって書いていこうと。今に向かってと言っても昭和30年代で終わると思うんですけど。今回は敗戦の年、昭和20年を舞台にした密室劇です。前回は東京の街に見立てた舞台がパノラミックに回転して時間や場所がどんどん飛んだんですけど、今回は完全に密室劇である数日を切り取る形になります。昭和20年の3月、東京大空襲の月から始まって終戦の日8月15日、最後はこの上演時期と同じ年末に終わらせようと思っておりますが、まだ台本は全然完成しておりません。戦争体験したドラマというとどうしても戦争の強大さ大きな影を落とすことになると思うんですけれども、僕なりに何がその時期を描くとしたらどんなことをやったら自分の仕事になるかなと考えまして、今回五斜池家という広大な邸宅が舞台になるんですけれども、そこに住む人達が戦争を避けて通った放蕩3兄弟がおりまして、山崎さんと生瀬さんと北村さんに演じていただくんですけれども、その兄弟達とその家族、そこに訪れる人たちのドラマです。リアリステックに始まって最終的には僕自身もまだどんな風になるのかわからないんですけれども、散文的に始まって詩的に終わることになると思います。最後は思いもよらなかったところまで台本的にも行ければ面白いなと思っております。どうかよろしくお願いします」とベールに包まれていた公演の詳細について語った。
 北村一輝は「このスタッフ、キャストの中で出来ることが一俳優としてすごく楽しみです。尊敬している俳優さんと共演出来ることはすごく数少ないことでありまして、その中で自分なりに精一杯頑張っていきたいなと思ってます。いままで舞台はどこかでアウェイ感があっていつもそんなに楽しめた経験がないんですが、今回楽しむつもりで精一杯やりたいなと思っております。必ずいい作品になるように精一杯頑張るつもりですので、みなさん応援のほどよろしくお願いします」と意気込みを語った。
 仲村トオルは「僕はこの話を最初頂いた時に頂いた紙には商社マン・フナヤマと書いてありまして、経済的に割と豊かな人物であるということが書かれていて、プレス用の写真を撮る時には資産家ですから言われたんですけれども、昨日の夜届いたファックスには人を疑うことを知らない実直な工場の工員と書かれていて、ちょっとビックリしました。どれぐらいビックリしたかというと、今朝頼んだ本が今アマゾンから届いたと孫から聞いてビックリしているおじいちゃんぐらいビックリしている(笑)そんな遠くからそんなに早くみたいな。今自分がどこにいるのか分からないみたいな(笑)状態ですけどなんとか自分の居場所を見つけたいと思います。よろしくお願いします」初ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品に対して少し戸惑っている様子。
baikin3

▲謎の女・佐野雪江役のともさかりえ

baikin4

▲藤吉郎(山崎一)の妻役の高橋惠子

ともさかりえは「私も最初は仲村さんの奥さんの役だって聞いて。でも昨日頂いたファックスでの登場人物の紹介では、謎の女になっていたので、奥さんでも何でもなかったですけど(笑)KERAさんとはこれまで映像、舞台何度かお仕事させて頂いて来たんですけれど、舞台ですと再演ものと翻訳劇でご一緒して、真っさらな新作でご一緒するのは初めてですのでとても楽しみにしております。精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」と述べた。
 高橋惠子は「今回話しをいただいてとても嬉しく思いました。ぜひ一緒に仕事がしたいと思ってましたので、今回はどんな役なのかもまだはっきりと分かりませんけれども、私にとってはちょっとした冒険旅行に出かけるような気分でおりまして、地球以外の星に行くのかどうか・・・という、まぁそれぐらいの覚悟はできておりますので、どんなことになっても楽しんでいい作品にして行きたいと思います。よろしくお願いします」と語り、この舞台に対する意気込みがヒシヒシと伝わってきた。

2010年のラストを飾る本作『黴菌』、演劇界内外からの注目は必至!最高のキャストを得て、ケラリーノ・サンドロヴィッチの新たな挑戦が始まる!!『黴菌』は12月4日(土)~26日(日)までBunkamura シアターコクーンにて上演される。「黴菌」 (Bunkamura シアターコクーン) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://blog.engekilife.com/cgi/mt-tb.cgi/581

[!]必ず「利用規約」をよく読み、すべての内容に同意いただいた上で、送信してください。

[!]また、トラックバック元・リンク先の内容にはニジボックスは一切責任を負いません。

コメントする

コメントは承認されるまで表示されません。しばらくお待ちください。

[!]個人を特定しうる情報の入力はお控えください。

検索

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

Powered by Movable Type