『ビリーバー』(演出・脚本:鈴木勝秀)の公開稽古が9月2日(木)、世田谷パブリックシアターにて行われた。本作は2001年「ディファイルド」で衝撃的な日本デビューを飾った
リー・カルチェイム氏の最新作。サンタクロースを信じる男とその妻、息子などの悲しくも心温まるお話。
しかしそこには9・11以降の喪失感漂う現代社会を背景に、センチメンタルな気分は無く、社会の矛盾や家族の崩壊を乾いたタッチで綴る。ただ信じること。愛することの儚さ、その尊さが見事に描かれている。出演は勝村政信、風間俊介、草刈民代、川平慈英の4名の少数精鋭キャストでおくる。
演出・脚本には時代の寵児、鈴木勝秀がワールド・プレミアに先駆け世界初の舞台化に臨む。
【あらすじ】
天文学者ハワード(勝村政信)は、「科学的に説明できない話だ。奇跡なんだよ。我々の宇宙を見てごらん。地球が存在していることが、サンタが存在するよりもずっと不思議だよ。」と息子スティーブ(風間俊介)に語る。しかし息子も妻(草刈民代)も、サンタクロースは子供の夢物語に過ぎないと耳もかさない。それでもハワードはサンタクロースの存在を信じ続け、彼のとった行動は想像以上の波紋を広げていく――。上演時間は全1幕で1時間45分の休憩なし。サンタクロースの存在を信じ続ける天文学者ハワードとその家族の人間ドラマを巧みに描き出していて、物語の最後には思わず涙してしまう素晴らしい作品となっている。劇中ではピアノの生演奏が物語を包み込んでいてそれが大変心地よい。またキャストがそれぞれの役にみごとにハマっているのだが、とりわけ川平慈英演じる様々な役柄が妙にハマっていて印象的だった。上演に際してキャスト4人のコメントは以下
勝村政信「稽古場の雰囲気はよかったですよ。ただ今回の芝居では休むところがなかなかないので・・・殺すつもりかい、っていうような(笑)。普通会話は、相手と自分が喋りますよね。でも今回は基本的に僕が演じるハワードが喋っているんです(笑)。論破して終って、また論破して終ってということが多くて、ほとんど出っぱなしなので、稽古中も息つく暇がなかったですね。みどころを説明するのは難しいですが・・・ひとことで言うと、『ちょっと変わったおじちゃんの一代記』ですね(笑)。」
風間俊介「お芝居の話をするときは、おのずと4人集まって、家族のように稽古をすることができました。ステージ上ではやらないのですが、サッカー好きの共演者ばかりなので、毎日汗だくでサッカーをやっています。今ではリフティングを100回はできるようになりました(笑)。その親子感が、ステージ上で匂ってくれればと思います。ハートフルかつセンスフルな舞台です(笑)。」
草刈民代「芝居は3本目ですが、今回はいままでお見せしていないことを観ていただけるのではないかと思っています。このお芝居は転換が多く、次から次へとシチュエーションが変わっていきます。メインの母親役の気持ちの動きや、他の二役を演じながら、『演劇でしか演じられないもの』の面白さを実感しています。楽しく切ない、心を打つストーリーです。共演者の方々も素晴らしい役者さんたちで、日々刺激を受けています。ぜひ多くの方に、新しい私を見ていただきたいです。」
川平慈英「10役以上もやるのは初めてです。稽古では、さすがに自分の芝居の引き出しを問われたので、日々チャレンジでした。楽しかったですけどね。それぞれキャラを変えているのですが、それがごちゃごちゃになったりして・・・勝村に『さっきの人のまま』と指摘されたり(笑)。色々な衣裳を着ますが、特にサンタの衣裳は一人サウナ状態です(笑)。見終わった後、優しい、温かい気持ちにつつまれる舞台ですので、一人でももちろんウェルカムですが、大切な人と、ぜひ絆を深めるためにも見にきてください。」
多用な文化が発展し、技術・科学が発展した現代。全てが証明されることが正しく、不可解なこと、非現実的なことを否定する現代文化。これでいいのだろうか?本作品を通じて、想像すること、信じること、愛することの大切さについて今一度考え直してみるのもいいかもしれない。
天文学者ハワード(勝村政信)は、「科学的に説明できない話だ。奇跡なんだよ。我々の宇宙を見てごらん。地球が存在していることが、サンタが存在するよりもずっと不思議だよ。」と息子スティーブ(風間俊介)に語る。しかし息子も妻(草刈民代)も、サンタクロースは子供の夢物語に過ぎないと耳もかさない。それでもハワードはサンタクロースの存在を信じ続け、彼のとった行動は想像以上の波紋を広げていく――。上演時間は全1幕で1時間45分の休憩なし。サンタクロースの存在を信じ続ける天文学者ハワードとその家族の人間ドラマを巧みに描き出していて、物語の最後には思わず涙してしまう素晴らしい作品となっている。劇中ではピアノの生演奏が物語を包み込んでいてそれが大変心地よい。またキャストがそれぞれの役にみごとにハマっているのだが、とりわけ川平慈英演じる様々な役柄が妙にハマっていて印象的だった。上演に際してキャスト4人のコメントは以下
勝村政信「稽古場の雰囲気はよかったですよ。ただ今回の芝居では休むところがなかなかないので・・・殺すつもりかい、っていうような(笑)。普通会話は、相手と自分が喋りますよね。でも今回は基本的に僕が演じるハワードが喋っているんです(笑)。論破して終って、また論破して終ってということが多くて、ほとんど出っぱなしなので、稽古中も息つく暇がなかったですね。みどころを説明するのは難しいですが・・・ひとことで言うと、『ちょっと変わったおじちゃんの一代記』ですね(笑)。」
風間俊介「お芝居の話をするときは、おのずと4人集まって、家族のように稽古をすることができました。ステージ上ではやらないのですが、サッカー好きの共演者ばかりなので、毎日汗だくでサッカーをやっています。今ではリフティングを100回はできるようになりました(笑)。その親子感が、ステージ上で匂ってくれればと思います。ハートフルかつセンスフルな舞台です(笑)。」
草刈民代「芝居は3本目ですが、今回はいままでお見せしていないことを観ていただけるのではないかと思っています。このお芝居は転換が多く、次から次へとシチュエーションが変わっていきます。メインの母親役の気持ちの動きや、他の二役を演じながら、『演劇でしか演じられないもの』の面白さを実感しています。楽しく切ない、心を打つストーリーです。共演者の方々も素晴らしい役者さんたちで、日々刺激を受けています。ぜひ多くの方に、新しい私を見ていただきたいです。」
川平慈英「10役以上もやるのは初めてです。稽古では、さすがに自分の芝居の引き出しを問われたので、日々チャレンジでした。楽しかったですけどね。それぞれキャラを変えているのですが、それがごちゃごちゃになったりして・・・勝村に『さっきの人のまま』と指摘されたり(笑)。色々な衣裳を着ますが、特にサンタの衣裳は一人サウナ状態です(笑)。見終わった後、優しい、温かい気持ちにつつまれる舞台ですので、一人でももちろんウェルカムですが、大切な人と、ぜひ絆を深めるためにも見にきてください。」
多用な文化が発展し、技術・科学が発展した現代。全てが証明されることが正しく、不可解なこと、非現実的なことを否定する現代文化。これでいいのだろうか?本作品を通じて、想像すること、信じること、愛することの大切さについて今一度考え直してみるのもいいかもしれない。

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