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2011/1/17()

新国立劇場が2011/2012シーズンのラインアップを発表<演劇・ダンス部門>

新国立劇場の2011/2012シーズンのラインアップが、1月14日、同劇場にて発表された。この日はともに芸術監督2期目となる演劇部門の宮田慶子芸術監督、バレエ&コンテンポラリーダンス部門のデヴィッド・ビントレー芸術監督が、各々来シーズンの特徴について語った。

宮田慶子、デヴィッド・ビントレーの写真

まず演劇部門。2010/2011シーズン同様、全8本のラインアップで贈る。現シーズンで現代劇の系譜をひもとく「JAPAN MEETS…」シリーズを進行中の宮田は、その企画の第4弾でオスカー・ワイルドの『サロメ』、第5弾でハロルド・ピンターの『温室』を掲げながら、新シリーズにも挑む。タイトルは「【美×劇】-滅びゆくものに託した美意識-」。長い時間をかけてエッセンスを搾り出すように、鍛錬を重ねて形にする日本独自の芸や美意識と、ドラマの出会いをテーマに、三島由紀夫の『朱雀家の滅亡』、倉持裕の書き下ろし『イロアセル』、泉鏡花の『天守物語』の3本を放つ。そのほか、2月に再演を控える『焼肉ドラゴン』の鄭義信による新作『パーマ屋スミレ』、2008年作品を再演する蓬莱竜太作『まほろば』、米国の若き劇作家エリアム・クライアムの『SIXTEEN WOUNDED ―16人の負傷者(仮題)―』も楽しみだ。

バレエ部門も今シーズンと同じ計6演目。うち、ビントレー振付全幕新制作となる『パゴダの王子』を世界初演する。元々はジョン・クランコが構想したバレエ作品で、1957年に英国ロイヤルバレエで初演された本作だが、これをビントレーは、演劇部門の宮田が日本独自の美意識をテーマにしたように、歌川國芳の浮世絵や日本絵画からインスピレーションを得て制作するとのこと。ほかに『くるみ割り人形』『こうもり』『アンナ・カレーニナ』『白鳥の湖』『マノン』を上演する。

コンテンポラリーダンス部門は、全4本のうち3本が文学をモチーフにしたものに。シェイクスピアの『ソネット』を読み直した中村恩恵×首藤康之『Shakespeare THE SONNETS』、近松門左衛門を共通テーマにした2作品を届ける『近松DANCE 弐題』、新国立劇場初登場となる小野寺修二のカンパニーデラシネラが放つ『カラマーゾフの兄弟』の3本を贈る。ほかに平山素子の『バタフライ』などを予定している『DANCE to the Future 2012』を上演。

来シーズンは、演劇部門で取り上げる『サロメ』やバレエ部門で上演される『こうもり』を、オペラ部門でもラインアップしている。同じ作品を違うジャンルで見比べるのも楽しそうだ。

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