劇団鹿殺し 本多劇場進出公演 『僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~』の稽古風景を取材した。
旗揚げより「老若男女の心をガツンと殴ってギュッと抱きしめる」を合言葉に土臭さと激しさが同居する人間の愛おしさを表現する物語と、役者の身体、パフォーマンスに重点をおいた演出で演劇界では古田新太(劇団☆新感線)などの著名人ほか多くの観客を魅了してきた劇団鹿殺し。
本作は2007年に上演された『僕を愛ちて。』をベースに当時なかった楽隊による生の演奏、さらに10月に行われたオーデションによって選ばれた新メンバー&客演を加え、劇団史上最大のスケールで上演される。また、劇団始まって以来はじめてタイトルに『音楽』と入れたということで劇団鹿殺しの持ち味である音楽が前面に押し出された舞台になりそうだ!
演出・菜月チョビ、作・丸尾丸一郎、出演はオレノグラフィティなどの劇団鹿殺しメンバーに加え、粟根まこと(劇団☆新感線)、廣川三憲(NYLON100℃)、森貞文則、谷山知宏(花組芝居)、西田夏奈子、加藤 裕(クロカミショウネン18)、東 加奈子といったゲストが出演。
稽古は本番まであと半月ほどにせまった所、演出・菜月チョビ、作・丸尾丸一郎などによってその場で生まれたアイディアを柔軟に取り入れながら稽古が進められていく。劇団員全員で楽しみながらも演劇に真摯に取り組む姿がとても印象的だった。また演劇が好きという気持ちが見ていてひしひしと伝わってきた。
【インタビュー内容】
今回は座長で演出の菜月チョビさん、作の丸尾丸一郎さんにインタビューに応じてもらいました。
Q.小劇場の中心・本多劇場進出ということで今の心境を教えてください。
(丸尾)「大好きな劇場でずっと目指していたんですけど、ただ自分たちの今の目標としてはもっと大きいところでやりたいというのが強いので、達成感っていうよりは一通過点として確実にのりこなしたいですね」
Q.本公演は2007年に初演された作品ですが、今回選ばれた経緯を教えてください。
(菜月)「前回ロングランのときもそうだったんですけど、初めての方に見にきてもらえるチャンスが多い公演だということで、劇団カラーと魅力がわかりやすくつまっている作品なので、これを3倍の人数でふくらましたら今の姿がわかってもらえるんじゃないかなと思い選びました」
Q.本公演に際して劇団員オーディションをしたそうなんですが、新たなメンバーや客演の方々と交えて稽古をしてみてどうですか?
(菜月)「今までもうちょっと近しい人を呼んでたところもあったので、今回はすごく新鮮で実際立ってもらったときに思ったより違うイメージのモノが出てきたりしてビックリして笑ったりということが多く稽古場がめずらしく楽しいですね」
(丸尾)「オーディションからとった8人っていうのは、この先10年を見たときにこれでどこまでもいけるメンバーを集めたいと思ってとったんで、まだまだですけど劇団の馬力が13人から21人になってできることがどんと増えてる。劇団の進むスピードがすごく速くなったなぁという感じはすごい受けています。」
Q.ズバリ見どころは?
(菜月)「物語とパフォーマンスと音楽の融合がミュージカルでもないし、バックミュージシャンがいるっていう作品のつくり方でもないし、鹿殺しだけのつくり方というか役者が楽器を演奏して、シーンと音楽のつなぎ目がまったくない状態で展開していくという。セリフと同じ意味で音楽を使っていくみたいなところはうちにしかない"強み"だと思っているので、そこをぜひ楽しんでもらたらなぁと思っています」
Q.最後に意気込みと来年に向けての抱負をおねがいします。
(菜月)「舞台がおっきくなるので心配されることも多いんですけど、私たちとしては常に武道館を意識してお芝居をやってきて、大きな劇場やウェンブリースタジアムのフレディ・マーキュリーをいつもイメージして役者を鍛えてきたので、その役者力がきちっと舞台上でイメージが具現化してお客さんに見てもらえたらいいなぁと。こういう役者の存在感をでっかくしていきたいとかスケールをおっきくしてみたいみたいな、わかりやすい昔ながらの上昇志向というかそういう劇団って最近なかなかないと思うんです。バカバカしいけどストレートにそういう上を目指しているっていう姿勢を見て楽しんでライバル視してもらえたらうれしいなと思います」
(来年の抱負について)「今年オフィス鹿が会社化したりとか一歩前に進んだ感じなんですけど、まだ会社化したばっかりなので自分たちでも『これからどんなことができるのか』とか終着点はサッパリ見えない。ただバイトしてその公演を打つためだけにみんながお金を集めてきてっていうだけじゃなくて、この劇団にきちっと力があって作品づくりに取り組める団体に育って行けたらいいなと思っています」
(丸尾)「作品的には絶対おもしろくなると思います。今まで僕らの劇団って小劇場っていうジャンルから出てきてるんですけど、本多に行くということも含めてもっと商業を中心に見るような観劇層などにもすごい満足していただけるような舞台になっていると思いますので、ぜひそういう人たちにもいっぱい見にきてほしいなと切に思います。」
(来年の抱負について)「今年台本を書くほうとしてはすこし楽をさせてもらった感じがあるので、来年は完全な新作をじゃんじゃん書きたいなというに思っています。今までは僕の過去の話と音楽がミックスしたというふうな作風になっているんですけど、毎回それだとおもしろくもないしふり幅を(広げて)劇団としての作品をつくっていきたいなと思うので、思いきって違う作品にもチャレンジしてみたいと思っています」 劇団鹿殺しさんどうもありがとうございました!年明けは本作を観て"初"演劇としよう!また、1月21日(金)に追加公演が決定したので予定が合わなくて悩んでいた人には朗報だ!!
『僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~』は2011年1月15日(土)~23日(日)まで本多劇場にて行われる。 「僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~」 (劇団鹿殺し) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
今回は座長で演出の菜月チョビさん、作の丸尾丸一郎さんにインタビューに応じてもらいました。
Q.小劇場の中心・本多劇場進出ということで今の心境を教えてください。
(丸尾)「大好きな劇場でずっと目指していたんですけど、ただ自分たちの今の目標としてはもっと大きいところでやりたいというのが強いので、達成感っていうよりは一通過点として確実にのりこなしたいですね」
Q.本公演は2007年に初演された作品ですが、今回選ばれた経緯を教えてください。
(菜月)「前回ロングランのときもそうだったんですけど、初めての方に見にきてもらえるチャンスが多い公演だということで、劇団カラーと魅力がわかりやすくつまっている作品なので、これを3倍の人数でふくらましたら今の姿がわかってもらえるんじゃないかなと思い選びました」
Q.本公演に際して劇団員オーディションをしたそうなんですが、新たなメンバーや客演の方々と交えて稽古をしてみてどうですか?
(菜月)「今までもうちょっと近しい人を呼んでたところもあったので、今回はすごく新鮮で実際立ってもらったときに思ったより違うイメージのモノが出てきたりしてビックリして笑ったりということが多く稽古場がめずらしく楽しいですね」
(丸尾)「オーディションからとった8人っていうのは、この先10年を見たときにこれでどこまでもいけるメンバーを集めたいと思ってとったんで、まだまだですけど劇団の馬力が13人から21人になってできることがどんと増えてる。劇団の進むスピードがすごく速くなったなぁという感じはすごい受けています。」
Q.ズバリ見どころは?
(菜月)「物語とパフォーマンスと音楽の融合がミュージカルでもないし、バックミュージシャンがいるっていう作品のつくり方でもないし、鹿殺しだけのつくり方というか役者が楽器を演奏して、シーンと音楽のつなぎ目がまったくない状態で展開していくという。セリフと同じ意味で音楽を使っていくみたいなところはうちにしかない"強み"だと思っているので、そこをぜひ楽しんでもらたらなぁと思っています」
Q.最後に意気込みと来年に向けての抱負をおねがいします。
(菜月)「舞台がおっきくなるので心配されることも多いんですけど、私たちとしては常に武道館を意識してお芝居をやってきて、大きな劇場やウェンブリースタジアムのフレディ・マーキュリーをいつもイメージして役者を鍛えてきたので、その役者力がきちっと舞台上でイメージが具現化してお客さんに見てもらえたらいいなぁと。こういう役者の存在感をでっかくしていきたいとかスケールをおっきくしてみたいみたいな、わかりやすい昔ながらの上昇志向というかそういう劇団って最近なかなかないと思うんです。バカバカしいけどストレートにそういう上を目指しているっていう姿勢を見て楽しんでライバル視してもらえたらうれしいなと思います」
(来年の抱負について)「今年オフィス鹿が会社化したりとか一歩前に進んだ感じなんですけど、まだ会社化したばっかりなので自分たちでも『これからどんなことができるのか』とか終着点はサッパリ見えない。ただバイトしてその公演を打つためだけにみんながお金を集めてきてっていうだけじゃなくて、この劇団にきちっと力があって作品づくりに取り組める団体に育って行けたらいいなと思っています」
(丸尾)「作品的には絶対おもしろくなると思います。今まで僕らの劇団って小劇場っていうジャンルから出てきてるんですけど、本多に行くということも含めてもっと商業を中心に見るような観劇層などにもすごい満足していただけるような舞台になっていると思いますので、ぜひそういう人たちにもいっぱい見にきてほしいなと切に思います。」
(来年の抱負について)「今年台本を書くほうとしてはすこし楽をさせてもらった感じがあるので、来年は完全な新作をじゃんじゃん書きたいなというに思っています。今までは僕の過去の話と音楽がミックスしたというふうな作風になっているんですけど、毎回それだとおもしろくもないしふり幅を(広げて)劇団としての作品をつくっていきたいなと思うので、思いきって違う作品にもチャレンジしてみたいと思っています」 劇団鹿殺しさんどうもありがとうございました!年明けは本作を観て"初"演劇としよう!また、1月21日(金)に追加公演が決定したので予定が合わなくて悩んでいた人には朗報だ!!
『僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~』は2011年1月15日(土)~23日(日)まで本多劇場にて行われる。 「僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~」 (劇団鹿殺し) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

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