演劇ニュース | 演劇ライフ

2011/4/5()

2013年春完成予定!歌舞伎座 外観デザインついに発表!!

4月5日(火)、歌舞伎座建替え計画 外観デザイン発表記者会見が都内にて行われた。
歌舞伎座1

▲伝統と創造が融合した、第五期歌舞伎座外装デザインついに発表!

江戸時代初期に誕生し、今日まで日本固有の芸能として継承されてきた「歌舞伎」。
その殿堂として親しまれてきた歌舞伎座の歴史と伝統は、新しい歌舞伎座へと引き継がれる。新しい建物では、日本の未来を創造していく。オフィスの空間も同時に建設し、都心の複合文化拠点として生まれかわる。
東京・銀座を背景に、伝統文化を継承し、新しいビジネスの世界に開くために、2013年春--(仮称)歌舞伎座ビルがその姿をあらわす!
本日行われた会見には事業者の株式会社歌舞伎座代表・大谷信義、松竹株式会社代表・追本淳一、共同設計者でデザインを担当した隈研吾ほか関係者が登壇した。
画像2a:完成予想図(晴海通り側).JPG

▲完成予想図(晴海通り側) 提供:松竹株式会社、株式会社歌舞伎座

株式会社歌舞伎座代表・大谷信義「歌舞伎座は昨年の4月興行まで行いました歌舞伎座さよなら公演の後休館いたしまして、現在建替え工事中でございます。今回の工事では劇場内のバリアフリー化、お客様トイレの不足など、お客様環境の改善はもちろんのことなんですが、文化施設の新設、地下鉄駅との直結など公共的な機能も新たに備えました。また防災面としましては建物構造の耐震性能については特に注意をはらい、帰宅困難者の一時収容など新たな機能を加え、より多くの皆様に一層のお役に立つ建物にしたいと存じております」

松竹株式会社代表・追本淳一「歌舞伎座のデザインを考えるにあたりまして、歌舞伎座のこれまでたくさんの方々に応援していただいた歴史的なデザインを大切にしつつ、また銀座という新しい魅力のある街にしていくということの両立を考えまして古典歌舞伎の伝統を守りながら新しい歌舞伎にも挑戦していくといういわば演劇の精神に通じるところもございます。そのようなことを考えながら設計していただいたしだいでございます。もちろん歌舞伎座は歌舞伎の伝統でございますとともに銀座のランドマークでもあり、また東京の観光拠点でもあります。そしてなりより日本の精神、日本の文化の発信拠点になるのではないかという風に思っております。そのようなことを考えまして私どもは今までの歌舞伎座と変わらないような劇場部分であるということを極力心がけたしだいでございます。和風の桃山様式を継承いたしまして、歌舞伎座は変わらないということを基本として考えさせていただきました。そしてその上で新しいもろもろの機能を備えたオフィスビルが歌舞伎座を引き立たせるようなカタチで存在するようなデザインになればということをお願いして今回このようなカタチになりました」

共同設計者・隈研吾「新しい歌舞伎座のテーマは"時間の継承"でございます。江戸時代から長い時間みなさまから愛されてまいりました歴史・時間というものを継承すること。これが最大のテーマでございます。これまで事業者松竹様と歌舞伎座様と俳優の皆様。それから舞台のスタッフの皆様と密接な打ち合わせを幾度となくくり返してまいりまして、みなさまの意見を伺いながら歌舞伎座の長い歴史性というものを絶えず身近に感じながら設計をさせていただきました。歌舞伎座を引き立てるために日本建築の美を追求したデザインとしております」と語り、劇場部分は瓦屋根、唐破風、欄干等の特徴的な意匠をはじめ、第四期歌舞伎座のデザインを踏襲することが発表された。また高層部分は歌舞伎座を引き立てる背景となるように日本建築の捻子連子(ねりこれんじ)格子をモチーフとした柔らかな陰影のある外装となるとのこと。

新たな東京の顔、第五期歌舞伎座は2013年春完成予定。

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