現在帝国劇場で上演中の『レ・ミゼラブル』にジャベール役で出演中のKENTAROさんに、演劇の世界にはいったきっかけから本公演について語っていただいた。KENTARO
1969年5月2日生まれ。高校卒業後、劇男一世風靡入団。1992年までストリートパフォーマンスを中心に活動。以後、舞台・ミュージカルを中心に活躍中。ダンスリーダーとしての実績も多数。歌や楽器演奏にも定評があり、ライブ活動なども行なっている。近年では役者としての活躍も目覚ましく、ジャンルを問わない役柄で活躍の場を広げている。
1969年5月2日生まれ。高校卒業後、劇男一世風靡入団。1992年までストリートパフォーマンスを中心に活動。以後、舞台・ミュージカルを中心に活躍中。ダンスリーダーとしての実績も多数。歌や楽器演奏にも定評があり、ライブ活動なども行なっている。近年では役者としての活躍も目覚ましく、ジャンルを問わない役柄で活躍の場を広げている。
──演劇の世界にはいったきっかけを教えてください。
KENTARO 一世風靡に入ったきっかけは単純で、お芝居というよりも人の前で何かをやるということが先でした。幼いころから目立ちたがりの性格がそこにつながったと思います。最初は一世風靡=演劇とはまだつながらなかったです。ダンスの経験がまったくなかったのですが、はいって踊りをやっていくうちにすごく楽しくなって、いつしかダンスの発表会やイベントに出るようになりました。その後、ちょっとミュージシャンの道に走ってしまうときもありました。
──特技に民族楽器があって驚きました。
KENTARO 打楽器を覚えたのはjリーグ2年目。一世風靡とはちがうユニットを組んでいたときに読売ヴェルディのサポーターズソングをださないかという話があって、「どうせサポーターズソングを出すんだったら、本物のサポーターにならなきゃダメだよな」という突拍子もないことをいうリーダーがいて、毎試合いろんなところへ車一台に楽器を積んで行ってたんです。カーニバルサンバというものを試合の前半後半演奏するために打楽器をおぼえなきゃいけなかったんですよ。打楽器もやったことがなかったので、そのときにいろいろとおぼえてそれがきっかけですね。
──一世風靡からミュージシャンの道へ進まれ、その後どのようなカタチで舞台の世界へ行かれたのですか?
KENTARO ぐちゃぐちゃ入り組んでいるんですよ。結局たどっていくと、いまの道になる。僕は最初にミュージカルというものをやるつもりはまったくなかったのです。でも、歌も踊りも演劇も好き、となるとやっぱりミュージカルにつながっていくのかなぁと思って。知人のススメではじめてみましたが、最初の1、2作品は楽しいままで終わったというか、「まぁ、もうやらないんだろうな」と思っていました。でも、そこからお話をいただくようになって、今に至るまでずっとつづけています。だから今までの人生は自分の意志というのではなく、流れというかすすめられてここまでやってきました。──『レ・ミゼラブル』に以前も参加されたとうかがったのですが。
KENTARO 8年前も大々的なオーディションがあって、『レ・ミゼラブル』という作品を知らないでオーディションを受けたら受かってしまった。今でこそチラシの表紙に写ってますけど、当時はアンサンブルとして中に写っていました。このときだんだんとジャベールという役にひかれていったんですよ。「いつかこの役がやれたらいいなぁ」とずっと憧れていた役が、今回やらせていただいているジャベールという役だったんです。
──『レ・ミゼラブル』公式の映像でKENTAROさん自身が「今までやりたい役がなかった」とコメントしていましたね。
KENTARO 一つ一つの仕事をやることに一生懸命すぎて、どの役をやりたいというのがあまりなかったんです。自分に合ってるのかもわからなかったり、「この役やってみたいよね。でも、自分のキャラクターとちがうよな」と思ったり。
──ジャベールという役はそれほど衝撃的でしたか?
KENTARO 衝撃的でした。自分の声の音域とか声の質をうまくいかせるんじゃないかと思いました。自分に一番合っている役にしたかったですね。
──ジャベールの魅力はどこですか?
KENTARO 生き方がまっすぐで不器用なんだけど誰にも理解されないんです。実直でどうしても悪者に見えない。どこかピュアな人間味のあるところっていうのをどうしても探したくて、必死にいろんな本を読んだり映像を見ました。舞台稽古ではじめて「stars」(ジャベールソロ曲)を歌ったときは夢の中にいるようでしたね。8年前に舞台袖から見てた人を僕がやっているんだと思うと自分がいるようでいない感覚でした。うれしくてちょっとうわついた感じにはなったと思うんですけど、はじめて歌った「stars」は今でも忘れられないですね。感動しました。──演じるうえで工夫している点は?
KENTARO どの役もそうなんですけど、自分が前に出ないようにしたい。100%つたえようとしなくても感じとってくれる方はたくさんいるので説明しすぎず、演じようとするんじゃなくて存在することを目標に今でもやっています。
──一番注目してもらいたいシーンは?
KENTARO 『レ・ミゼラブル』はどんどん年月が進むのが早いんですよ。なので歳をとったところの役の変え方です。最初は血気盛んで若さあふれる看守の役、そこから警部にあがってトップにあがっていく。そこが全部同じだったらおもしろくないのでどう貫禄をつけていくか気をつけています。
──帝劇が100周年、『レ・ミゼラブル』は本公演でオリジナルバージョンが最後ですね。
KENTARO こういう大きな劇場の節目に立てるというのはすごく光栄なことです。ところどころに歴史を感じますね。
本番ほど大きくないんですけど、稽古場でもセットを組むんです。日本で24年間やってきたセットが解体されているときに、たまたま稽古場にまちがって入ってしまって、その時「そうかなくなっちゃうんだ」と思うと悲しかったですね。いま舞台上でやっていますけど、本当に最後になったらセットのいろんなところをさわって帰ろうかと思います。
──最後にお客さんへメッセージをおねがいします。
KENTARO 今回の演出が最後。そして稽古中に3月11日の大地震があったこともあり、明日にむけてのメッセージがふんだんにこめられた『レ・ミゼラブル』を、ぜひ見にきてくれたらうれしいな。どの役にも感情移入できる作品になっています!見にきて後悔はさせないようにがんばりますので楽しみにしてほしいです。
KENTAROさんありがとうございました!
『レ・ミゼラブル』は4月12日(火)〜6月12日(日)まで帝国劇場で上演。
≪今後のKENTAROさん出演作品!≫
『ビクター・ビクトリア』 東京公演7月16日(土)〜24日(日)ル テアトル銀座 by PARCO。大阪公演30日(土)・31日(日)森ノ宮ピロティホール。
KENTAROコメント
「ものすごくシリアスな感じから思いっきりホームコメディーみたいな作品になってしまうので、切り替えがすごくむずかしいなと思っています」
『ピアフ』 10月13日(木)〜11月6日(日)シアタークリエ。
KENTAROコメント
「栗山さんの演出でお芝居をやるのがひとつの夢でした。大竹さんという大女優さんと共演をさせてもらうので、勉強するという意味で現場に行きたいと思っています」
「レ・ミゼラブル」の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
KENTARO 一世風靡に入ったきっかけは単純で、お芝居というよりも人の前で何かをやるということが先でした。幼いころから目立ちたがりの性格がそこにつながったと思います。最初は一世風靡=演劇とはまだつながらなかったです。ダンスの経験がまったくなかったのですが、はいって踊りをやっていくうちにすごく楽しくなって、いつしかダンスの発表会やイベントに出るようになりました。その後、ちょっとミュージシャンの道に走ってしまうときもありました。
──特技に民族楽器があって驚きました。
KENTARO 打楽器を覚えたのはjリーグ2年目。一世風靡とはちがうユニットを組んでいたときに読売ヴェルディのサポーターズソングをださないかという話があって、「どうせサポーターズソングを出すんだったら、本物のサポーターにならなきゃダメだよな」という突拍子もないことをいうリーダーがいて、毎試合いろんなところへ車一台に楽器を積んで行ってたんです。カーニバルサンバというものを試合の前半後半演奏するために打楽器をおぼえなきゃいけなかったんですよ。打楽器もやったことがなかったので、そのときにいろいろとおぼえてそれがきっかけですね。
──一世風靡からミュージシャンの道へ進まれ、その後どのようなカタチで舞台の世界へ行かれたのですか?
KENTARO ぐちゃぐちゃ入り組んでいるんですよ。結局たどっていくと、いまの道になる。僕は最初にミュージカルというものをやるつもりはまったくなかったのです。でも、歌も踊りも演劇も好き、となるとやっぱりミュージカルにつながっていくのかなぁと思って。知人のススメではじめてみましたが、最初の1、2作品は楽しいままで終わったというか、「まぁ、もうやらないんだろうな」と思っていました。でも、そこからお話をいただくようになって、今に至るまでずっとつづけています。だから今までの人生は自分の意志というのではなく、流れというかすすめられてここまでやってきました。──『レ・ミゼラブル』に以前も参加されたとうかがったのですが。
KENTARO 8年前も大々的なオーディションがあって、『レ・ミゼラブル』という作品を知らないでオーディションを受けたら受かってしまった。今でこそチラシの表紙に写ってますけど、当時はアンサンブルとして中に写っていました。このときだんだんとジャベールという役にひかれていったんですよ。「いつかこの役がやれたらいいなぁ」とずっと憧れていた役が、今回やらせていただいているジャベールという役だったんです。
──『レ・ミゼラブル』公式の映像でKENTAROさん自身が「今までやりたい役がなかった」とコメントしていましたね。
KENTARO 一つ一つの仕事をやることに一生懸命すぎて、どの役をやりたいというのがあまりなかったんです。自分に合ってるのかもわからなかったり、「この役やってみたいよね。でも、自分のキャラクターとちがうよな」と思ったり。
──ジャベールという役はそれほど衝撃的でしたか?
KENTARO 衝撃的でした。自分の声の音域とか声の質をうまくいかせるんじゃないかと思いました。自分に一番合っている役にしたかったですね。
──ジャベールの魅力はどこですか?
KENTARO 生き方がまっすぐで不器用なんだけど誰にも理解されないんです。実直でどうしても悪者に見えない。どこかピュアな人間味のあるところっていうのをどうしても探したくて、必死にいろんな本を読んだり映像を見ました。舞台稽古ではじめて「stars」(ジャベールソロ曲)を歌ったときは夢の中にいるようでしたね。8年前に舞台袖から見てた人を僕がやっているんだと思うと自分がいるようでいない感覚でした。うれしくてちょっとうわついた感じにはなったと思うんですけど、はじめて歌った「stars」は今でも忘れられないですね。感動しました。──演じるうえで工夫している点は?
KENTARO どの役もそうなんですけど、自分が前に出ないようにしたい。100%つたえようとしなくても感じとってくれる方はたくさんいるので説明しすぎず、演じようとするんじゃなくて存在することを目標に今でもやっています。
──一番注目してもらいたいシーンは?
KENTARO 『レ・ミゼラブル』はどんどん年月が進むのが早いんですよ。なので歳をとったところの役の変え方です。最初は血気盛んで若さあふれる看守の役、そこから警部にあがってトップにあがっていく。そこが全部同じだったらおもしろくないのでどう貫禄をつけていくか気をつけています。
──帝劇が100周年、『レ・ミゼラブル』は本公演でオリジナルバージョンが最後ですね。
KENTARO こういう大きな劇場の節目に立てるというのはすごく光栄なことです。ところどころに歴史を感じますね。
本番ほど大きくないんですけど、稽古場でもセットを組むんです。日本で24年間やってきたセットが解体されているときに、たまたま稽古場にまちがって入ってしまって、その時「そうかなくなっちゃうんだ」と思うと悲しかったですね。いま舞台上でやっていますけど、本当に最後になったらセットのいろんなところをさわって帰ろうかと思います。
──最後にお客さんへメッセージをおねがいします。
KENTARO 今回の演出が最後。そして稽古中に3月11日の大地震があったこともあり、明日にむけてのメッセージがふんだんにこめられた『レ・ミゼラブル』を、ぜひ見にきてくれたらうれしいな。どの役にも感情移入できる作品になっています!見にきて後悔はさせないようにがんばりますので楽しみにしてほしいです。
KENTAROさんありがとうございました!
『レ・ミゼラブル』は4月12日(火)〜6月12日(日)まで帝国劇場で上演。
≪今後のKENTAROさん出演作品!≫
『ビクター・ビクトリア』 東京公演7月16日(土)〜24日(日)ル テアトル銀座 by PARCO。大阪公演30日(土)・31日(日)森ノ宮ピロティホール。
KENTAROコメント
「ものすごくシリアスな感じから思いっきりホームコメディーみたいな作品になってしまうので、切り替えがすごくむずかしいなと思っています」
『ピアフ』 10月13日(木)〜11月6日(日)シアタークリエ。
KENTAROコメント
「栗山さんの演出でお芝居をやるのがひとつの夢でした。大竹さんという大女優さんと共演をさせてもらうので、勉強するという意味で現場に行きたいと思っています」
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