演劇ニュース | 演劇ライフ

2011年6月アーカイブ

KAAT神奈川芸術劇場にて、岡田利規(劇作家・小説家)と石川直樹(写真家)によるオープントーク『ポスト3.11の論点-ぼくらの「リアル」について考える』開催される。

3月11日に発生した震災により、あたりまえのように続くと思っていた「日常」が崩れさった今、私たちは情報摂取、消費行動、国政関与、社会参画、環境問題、などといったものごとへの考え方や行動指針を再検討せざるをえなくなっている。しかし漠然としていて個々人の力だけでは掴みきれないこの問題を、同時代のリアルを読むことに対し非常に高い感受性をもつ、劇作家・小説家の岡田利規と、写真家の石川直樹を招き考えていく。二人の言葉から"ポスト3.11の日常=リアル"を読みとくキーワードのようなものが見えてくるイベントになりそうだ。

詳細は以下。
ミュージカル『嵐が丘』にてキャサリン役(Wキャスト)で初舞台に挑戦する平野綾さんにこの世界にはいったきっかけから本公演に対する意気込みまで語っていただいた。
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▲平野綾さん。本作『嵐が丘』で女優として初舞台に挑む。

平野綾
1987年10月8日生まれ。愛知県出身。子役を経て、2001年声優デビュー。現在までに50作をこえるアニメーション作品に出演。また、歌手としても活動しほとんどの楽曲で作詞も手がける。最近では、バラエティ番組など表現活動を広げており、今後もあらゆるジャンルにおける表現者としての活躍が期待される。
ギネス世界記録に認定された史上最大のお笑いイベント「LIVE STAND」を開催してきた吉本興業が、街に根づき、街の人に愛されるお笑いイベントとして「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO ~Laugh&Peace2011~」をこの夏開催する。その発表記者会見が6月29日、都内で行われ、イベントに出演する芸人が登壇した。

YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO ~Laugh&Peace2011~ のチケット情報

イベントに出演する人気芸人(平成ノブシコブシ、キングコング・西野、ジャングルポケット、ガレッジセール、LLR、もう中学生、ピース・又吉、山崎邦正、村上ショージ)が、山手線YOSHIMOTO WONDER CAMP号と銘打った電車に乗り会見に登場。車掌に扮した中川家・礼二が彼らを紹介し、会場が大きく盛り上がった。

その後、ハイキングウォーキングが登場し、「我々はWONDER CAMPを盛り上げるべく、コーラを一気に飲んで、ゲップをせずに(山手線の)駅を言い切ります!」と“開会宣言”を行ったが、結果は失敗。「もう1回いけるわ」と急かす村上ショージに、「成功が目的じゃないんでね」と司会の藤井隆が突っ込む場面もあり、会場は大きな笑いに包まれた。

YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO ~Laugh&Peace2011~とは「東京を笑いでつなごう」をテーマに、よしもとの劇場や山手線各駅の街の特色を盛り込んだ企画。ルミネ the よしもと、神保町花月といった常設施設や、山手線全29駅沿線の各会場でお笑いライブやイベントなどを行う。

イベント内容は、平成ノブシコブシが挑戦する310分ライブ、キングコング・西野の絵本原画展、ピース・又吉の俳句イベント、村上ショージらよしもと芸人と観客が一緒に参加する爆笑ボウリングなどが行われる。落語イベントには山崎邦正ほか、オリエンタルラジオ・藤森、ロンドンブーツ1号2号・田村亮が日替わりでゲスト出演する。藤井もお笑いステージや物産展が行われる有楽町ラフピースクエアに出演する。

「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO ~Laugh&Peace2011~」は8月7日(日)から11日(土)まで開催。チケットは7月1日(金) 10:00から発売。
人気劇団キャラメルボックスが8月に新作『降りそそぐ百万粒の雨さえも』を上演する。作品は、足は速いが剣術も学問もまるでダメという、架空の新選組隊士・立川迅助を主人公にした3部作の完結編。鳥羽伏見の戦いに敗れ江戸へ帰った新選組が北に向かって旅立つまでを描いていく。

キャラメルボックスの公演情報

劇団は今回、左東広之扮する迅助ら新選組隊士と終演後に記念撮影ができるスペシャル企画を用意。対象公演は、東京公演が、8月9日(火)19:30、8月10日(水)19:00、8月11日(木)19:30、8月12日(金)19:00、8月16日(火)19:30、8月17日(水)19:00の計6ステージ。神戸公演は、9月13日(火)19:00、9月14日(水)14:00、9月15日(木)19:00の計3ステージ。専用エントリーフォームから、希望日を申し込み。

1ステージ20組限定で、応募者多数の場合は、抽選となる。対象は、実施ステージのチケットを持っている方。エントリー時にステージの席番号もしくは予約番号が必要となる。(エントリーは、1組4名様まで)

<エントリー期間>
受付中~7月4日(月)

公演は8月6日(土)から28日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて。その後、名古屋、神戸でも公演。チケットの一般発売は東京・名古屋公演が7月3日(日)、神戸公演が7月10日(日)より。チケットぴあでは、東京・神戸公演のインターネット先行先着プリセールを7月2日(土)18:00まで受付中。
7月11日より赤坂ACTシアターにて開幕のミュージカル「嵐が丘」。公演終了後に行われるアフターイベント内容が新たに発表された!!既に公表されている河村隆一山崎育三郎イベントに加え、キャサリン役Wキャストの安倍なつみ平野綾のイベント内容が決定。ここでしか見られない対談、ライブなど、盛りだくさんの内容となっている。詳細は以下。

〈アフターイベント内容〉
7月 13 日(水)19:00 公演終了後
河村隆一 倉本裕基 トークショー / 司会 岩﨑大
本作の主演ヒースクリフを演じる河村隆一と、作曲を手掛ける倉本裕基のトークショーを開催。
LUNA SEA のボーカルとして一世を風靡したのちソロとして活躍を続け、2011 年5月には 100 曲ライブを行いギネスにも認定された河村隆一と、日本国内・韓国で活躍し、04 年レコード大賞特別賞を受賞。韓国ではその名を知らぬ人はいないと言われる倉本裕基。ジャンルは違えども、音楽家として第一線に立つ 2 人が音楽について、ミュージカルについて、そして『嵐が丘』の作品性について語ります。司会には河村演じるヒースクリフと敵対するヒンドリー(キャサリンの兄)を演じる岩﨑大(スタジオライフ)が登場。

7月 17 日(日)18:00 公演終了後
山崎育三郎ピアノ弾き語りミニライブ開催!
ヒースクリフの恋敵、エドガー・リントンを演じる山崎育三郎。07 年東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』 20周年記念公演のマリウス役でデビュー。その後、『モ ーツアルト!』初主演。今秋には『ロミオとジュリエット』のロミオ役も決定。2011 年、ミュージカル界のプリンスとして益々の期待が高まっている山崎がピアノ弾き語りを披露。なかなか聴くことができない弾き語りとトークで素顔の魅力をお見せします。

7月 18 日(月・祝)14:00 公演終了後
安倍なつみ×特別ゲスト:中澤裕子 トークショー
1998 年「モーニング娘。」としてデビュー。04 卒業後もソロ歌手として活躍中の安倍なつみ。本作ではヒロイン・キャサリンを演じる。11 年、OG メンバーで「ドリームモーニング娘。」 としての活動も話題を呼んでいるが、今回はその「ドリムス」から中澤裕子がゲストとして登場!!舞台の感想、安倍なつみの素顔、そして「ドリムス」としての活動など、『嵐が丘』の枠を越えた話題も飛び出すのでは!?
そして、大阪公演でもゲストに保田圭の登場が決定!!大阪ならではのトークをお楽しみに~♪

7月 20 日(水)19:00 公演終了後
平野綾 ×特別ゲスト:渡辺直美 トークショー
06 年アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のヒロイン、涼宮ハルヒ役で大ブレイクし、声優として圧倒的人気を誇る平野綾。歌手としての活動も行う中、本作・キャサリン役にて本人の念願であったミュージカルに初出演。独自の世界観が人気の平野だが、舞台に対する真摯な姿勢、また初舞台に挑む緊張感など、普段は見ることができない姿が垣間見えるはず。ゲストに和製ビヨンセでお馴染みの渡辺直美が登場し、ミュージカルの話から共演番組の話まで盛りだくさんの内容でお贈り致します!大阪公演でのイベントゲストも近々発表されるので乞うご期待!!

ミュージカル「嵐が丘」は東京公演を、赤坂ACTシアター 2011年7月11日(月)~24日(日)まで赤坂ACTシアターにて、大阪公演を2011年 7月27日(水)~31日(日)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。

「ミュージカル『嵐が丘』」 (アトリエ・ダンカン) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
劇団☆新感線『髑髏城の七人』の製作発表が6月23日(木)、都内にて行なわれた。
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▲今夏ー三度の時を経て、新しい息吹の『髑髏城の七人』が帰ってくる!!

2004年過去2回の上演をうけての集大成ともいえる『アカドクロ』『アオドクロ』を上演し、作品は完結をむかえ、再び上演されることはないと思われていた『髑髏城の七人』。
 しかしそれから7年の月日を経て、若いキャストをむかえ、さらにこれまで一人二役で演じられてきた主人公の捨之介と天魔王をそれぞれの役にわけて上演する、という発想から再び動き始めた。

 主演は捨之介に小栗旬、天魔王に森山未來という人気・実力ともにトップクラスの二人の夢の顔合わせが実現。そして、大衆演劇界きっての名手・早乙女太一、バラエティはもとより女優としても高い評価を得ている小池栄子、シリアスからコメディまで硬軟演じ分ける実力派・勝地涼、ドラマ・映画に引っ張りだこの仲里依紗と、日本の演劇・映画・ドラマ界を牽引する若き演技者たちが一堂に会した。さらにドラマに厚みを持たせる重圧な演技で強烈な存在感を放つ千葉哲也、もちろん劇団☆新感線の高田聖子粟根まこと河野まさとなどおなじみのメンバーも出演する。 この上なく豪華で奇跡のようなキャスティングが実現し、新生『髑髏城の七人』が2011年夏、甦る!
K-POPグループのApeaceのメンバー21名が、6月23日、東京・四季劇場[春]を訪れ、劇団四季ミュージカル『ライオンキング』を観劇した。

『ライオンキング』のチケット情報

『ライオンキング』は1998年に日本初演の幕を開け、今年で13年目に突入しているメガヒット・ミュージカル。一方Apeaceは、今月18日から恵比寿のK THEATER TOKYOにてロングラン公演をスタートさせたばかり。この日は自分たちの公演を終えたあとに、ロングランの先輩である『ライオンキング』の会場に駆けつけた。公演の迫力に興奮の面持ちの21名は、終演後、舞台上で出演俳優たちと交流。メンバーのミン・ジンホンが主人公・シンバ役の飯村和也に花束を渡し、「最高の舞台でした。一生忘れられない思い出になります」(ホ・チャンウ)、「オープニングから感動して、ものすごく今自分の中で盛り上がってます」(ユ・ドンホ)、「素晴らしいの一言に尽きます。ロングラン13年目だそうですが、Apeaceも13年以上いきたい」(イ・テウ)など、口々に賛辞を贈った。また、四季側からはティモン役の中嶋徹が「来日以降、ご苦労も多いかと思いますが、"ハクナ・マタタ(くよくよするな)"の精神で、シンバのようにたくましく前へ進んで行ってください」とエールを贈っていた。

その後、この日の観劇を楽しみにしていたというメンバーたちが劇中歌『終わりなき夜』のコーラスを練習してきたとのことで、シンバ役の飯村とセッションするサプライズも。また、キム・スンヒョン、チョン・ヨンウク、ファン・ドゥファンの3名は、作品を代表するセット"プライドロック"に登り、シンバさながらのポーズを取り大喜び。「こんなに高いと思わなかった。シンバになった気分」(キム・スンヒョン)と嬉しそうに話していた。

『ライオンキング』東京公演は、四季劇場[春]にて現在ロングラン公演中。現在、9月30日(金)公演分までチケット発売中。
大規模修繕劇団 旗揚げ公演『血の婚礼』のフォトコールが6月22日(水)、にしすがも創造舎体育館 特設劇場にて行なわれた。
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▲興奮の嵐を巻きおこした、伝説の作品が12年ぶりにかえってくる!

<大規模修繕劇団>とは?
本年7月から約半年間、Bunkamura は施設工事に入る。生前、そのことを知った井上ひさしが「その間も攻めの姿勢を失わず、刺激的な舞台を創り続けられるように」との想いをこめて命名したカンパニー名だ。蜷川幸雄は「今回、井上さんが名付けてくれた劇団名を名乗って本作を上演ができることはとても嬉しい。風のように集まり、幻のように去っていく、集団が持つ熱と力をみせられると思います」と語っている。

本作は日本演劇界の至宝といえる劇作家・清水邦夫がロルカの『血の婚礼』にインスパイアされ執筆し、86年GEKISHA NINAGAWA STUDIO 公演として初演。その後も盟友、蜷川幸雄演出で再演が重ねられている名作だ。2011年夏、待望の再演がいよいよ開幕!

結婚式場から花嫁を奪って北国の故郷から逃げ出した<北の兄>役に、今作が二度目の舞台となる窪塚洋介。清水戯曲の特徴ともいえる、悲哀を含んだ愛嬌がにじむ本役で新境地に挑む。複雑な内面をかかえる<北の女>には、緻密な演技構築で毎回観客を唸らせ、その評価を磐石なものとしている中嶋朋子。壊れたトランシーバーで誰かと交信を続ける、屈折した<トランシーバー少年>役に、積極的に舞台に挑み続けている若手の注目株、田島優成を大抜擢。そしてコインランドリーから北国の人々の再会を見守る路地の<姉さん>役に、近年、多彩な舞台に出演し、舞台女優としての風格を漂わせる伊藤蘭。そのほか丸山智己近藤公園青山達三高橋和也といった華と実力を併せもつ、刺激的な俳優が集結した!蜷川幸雄と共に新しい境地にむかい疾走がはじまる!!
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いよいよ、7/2(土)から日本橋で幕があく「日本浪漫-あなたに残したいことばのアルバム-」。この朗読舞台に出演するフジテレビアナウンサーたちは連日、都内の稽古場に通い、演出の壤晴彦氏の指導を受けている。本番を間近に控えて、演出の壤晴彦氏の演技指導にも熱が入り、静かに熱を帯びてきた稽古場から笠井信輔アナウンサーが意気込みを語った。
今回、笠井は7/2(土)の13時と17時の回に出演し、石川洋の「逃げたらあかん」を朗読する。この作品との出会いは、笠井が被災地へ取材にいった時のことだった。
いま世界が最も注目する振付家シディ・ラルビ・シェルカウイの最新作『テヅカ TeZukA』の東京公演が決定。俳優森山未來が出演することになった。

振付家シディ・ラルビ・シェルカウイは、本年度、英国ナショナル・ダンス・アワード最優秀振付家賞、舞踊界においてヨーロッパで最高権威といわれるブノワ賞最優秀振付家賞、ローレンス・オリヴィエ賞最優秀新作ダンス賞のトリプル受賞を果たし、いま世界が最も注目している。

最新作となる本作は、いまや世界の冠たる日本のアニメ文化の創造者である手塚治虫の手掛けた漫画、アニメ、そしてその精神にインスパイアされて誕生。上質の優れたダンス作品を次々と世界に送り出している英国のダンスのメッカサドラーズウェルズ劇場と、ベルギーを拠点に世界各国から選び抜いた精鋭ダンサーとシェルカウイのコラボレーションを手掛けるイーストマンプロダクション、そして東京の流行の発信地渋谷から日本の文化・芸術を牽引するBunkamura が手塚プロダクションの全面協力を得て共同プロデュースし、2011年9月6日にサドラーズウェルズ(ロンドン)にて世界初演。その後ヨーロッパを皮切りに世界各地を巡り、いよいよ2012年2月に待望のBunkamura オーチャードホール日本初演の実現となる。

さらに注目すべきは、俳優森山未來の東京公演出演!
森山の卓越した身体能力と異彩を放つキャラクターに惹かれ、幾度も日本へ足を運び、マン・ツー・マンのワークショップを重ねてきたというシェルカウイ。森山と鬼才シェルカウイの出会いが、『テヅカ TeZukA』という作品を生み出す大きな足掛かりとなったと言っても過言ではない。若手演技派と呼ばれるの俳優たちの中で、他に類を見ないほど傑出した才能を持つ森山未來と、世界を舞台に活躍する先鋭のデザイナー、ダンサーたちとの共同作業によって創造されるダンスと映像の新型コラボレーションに期待。

「テヅカ TeZukA」 (Bunkamura) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
7月11日より赤坂ACTシアターにて上演されるミュージカル「嵐が丘」。開幕まで3週間を切った本作の稽古の模様が初公開された。
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▲河村隆一、平野綾

学ラン姿で踊る男性のみのダンスカンパニー“コンドルズ”。世界20ヶ国以上で公演を行い、映画、テレビ番組やCMへの振り付け出演、ファッションショーへの出演、バンドプロジェクトでの音楽活動など、その活動は多岐にわたる。結成15周年を迎える2011年、15人のメンバーでお届けする作品「GRANDSLAM」をひっさげ、全国縦断ツアーを敢行する。開幕を前にプロデューサーで出演の勝山康晴と、出演のダンサー藤田善宏が福岡で会見を行い、意気込みを語った。

コンドルズの公演情報

多彩な活動の中でも「ステージツアーはコンドルズのメイン事業」と勝山が言うように、常に斬新なアイデアに満ちたステージを作り続けてきた。生演奏、人形劇、映像、コントなど、何が飛び出すか毎回のお楽しみ。「GRANDSLAM」は2006年から2011年までのベスト版となる。

「この5年間は僕たちの作品のクオリティが格段に上がってきた時期なんです。毎回ベストといえるステージの中からベストを選ぶわけですから“AKB48総選挙の上位10人でもう一回決選投票”レベルのベストオブベストなんです(笑)」(勝山)、「まず、5年間のシーンを振り返って再確認する作業が楽しみですね。どこをとっても面白くなるので初心者に向けても最適ですし、ベストとはいっても寄せ集めにはならないので、毎回見ているお客様も楽しめる」(藤田)。

この5年間で“ベタ”な演出ができるようになり、その気持ちよさもわかるようになったと作品の変化について語る2人。「GRANDSLAM」は来年以降の海外公演も視野に入れて、「世界の誰が見ても面白いもの」を基準に作りこむという。パッと見てわかる、パッと聴いて分かるコンドルズのベストステージに期待しよう。

公演は8月25日(木)の東京公演を皮切りに、北海道、静岡、大阪、広島と続き9月17日(土)・18日(日)の福岡公演で第壱弾ツアーが終了する。チケットは北海道公演のみ発売中、その他は6月26日(日)発売開始。
東京・渋谷に新劇場「CBGKシブゲキ!!」が9月9日(金)にオープンすることが発表された。本劇場は芸能プロダクション・キューブが初めて劇場運営を手がける。

「CBGKシブゲキ!!」の詳細

「CBGKシブゲキ!!」は、渋谷109に隣接し、客席数242席(最大279名収容)の劇場として演劇を中心に、音楽、映像、ファンイベントなどが開催されるという。

オープニングは、ケラリーノ・サンドロヴィッチ×古田新太企画公演の舞台「cube presents『奥様お尻をどうぞ』プレミアム公演」が開催される(9月11日まで)。なお、7月24日(日)にはプレオープニング企画として、「いきものまつり2011 どなたサマーも楽しみまSHOW!!!~ライブ・ビューイング in シアター~」が行われる。
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2007年より毎年夏に開催されている「シアターグリーン学生芸術祭」が今年も7月29日(金)~8月28日(日)にシアターグリーン BASE THEATERにて開催される。

演劇界に次々と湧き出てくる新しい才能、要注目の脚本家・演出家・役者たち。その最先端ともいえる学生演劇では、時に息をのむ才能がある。しかし大学内で行われる公演の情報は、他学生、一般人にはなかなか届かず、また足も運び辛いため、世間の目に触れる機会は少ないのが現状だ。
そこで、校内という枠組みを取り払い、活躍の場を広げる前の「価値ある瞬間」を目にできる場となるのが、この芸術祭。学生達が、一般の劇場で公演を打つという大きな一歩を、シアターグリーンが牽引する。

今年は、日本大学芸術学部・慶應義塾大学・大阪芸術大学・そして以前演劇ニュースでご紹介した明治大学からは3団体が参加する。

次世代の演劇界を担う若き表現者達の価値ある瞬間をこの目で!!
6年ぶりにネタ本を出版、テレビ出演も多数、再ブレイク!!と注目されているヒロシの、初主演舞台が上演される。
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本作『バッド・アフタヌーン~独立弁護士のやむを得ぬ嘘~』は、2008年度テレ朝新人シナリオ大賞優秀賞を25歳の若さで受賞し、演劇という枠組みを取り払い、多くの方に楽しませるシチュエーションコメディーを得意とする作風で、業界人も要注目の若手劇作家 小峯裕之が脚本、劇作と並行してテレビドラマ・映画脚本の執筆も多数している劇団MONO代表の土田英生が演出の爆笑コメディー。

会話の可笑しさや哀しさを軽快なテンポで見せることで定評のある土田氏と小峯氏のタッグに、ヒロシをはじめとする、個性豊かなキャスト陣が揃い、今夏の暑さをふっ飛ばす!

淋しいのはお前だけじゃない』が6月17日(金)、赤坂ACTシアターにて上演開始した。
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▲写真は当日に行なわれたゲネプロの様子。中村獅童、大衆演劇の一座を旗揚げ!

1982年度テレビ大賞および第一回向田邦子賞を受賞した『淋しいのはお前だけじゃない』(脚本/市川森一)は、今も語り継がれる名作ドラマである。サラ金や大衆演劇の世界を背景に主演の西田敏行ほか、木の実ナナ、泉ピン子、梅沢富美男等個性的なキャスティングで描かれた人間模様は、人情喜劇でありながら、まさにメルヘンチックな大人の童話である。この名作が新たなスタッフ、キャストで今、舞台に甦る。

原作者である市川森一の後押しを得て、岸田國士戯曲賞を受賞し今最も注目を集める戯曲家・蓬莱竜太が脚本を、幅広い作品の脚本・演出を手がけるベテラン・マキノノゾミが演出をつとめる。
主演は自らこの作品のファンだと公言する中村獅童、共演にはドラマや映画に数多く出演する長谷川京子、今回で2度目の舞台出演となる平岡祐太、プリマバレリーナ引退後も女優として活躍する草刈民代、さらに小松和重大川良太郎奥田達士佐々木喜英藤吉久美子と幅広いジャンルから個性派が結集した。またドラマ版で主役をつとめていた西田敏行も声で出演することが決定!
舞台『風と共に去りぬ』の東京公演が6月18日(土)に開幕する。開幕を目前に控えた6月16日、米倉涼子、寺脇康文ら出演者が帝国劇場に登場。豪華な舞台衣裳を身に着け、劇場前に敷き詰められたレッドカーペットを歩いた。

「風と共に去りぬ」チケット情報

物語は南北戦争動乱期のアメリカ南部を舞台に、愛を求めて強く逞しく生きた女性・スカーレットの半生を描くマーガレット・ミッチェルの不朽の名作。帝国劇場が新装開場した1966年に世界で初めて舞台化され、さらに製作・作・演出の菊田一夫が「この作品のために帝劇を作った」と豪語したほどの作品だ。その名作が帝国劇場開場100周年の今年、待望の上演を果たす。

主役のスカーレット・オハラを演じる米倉涼子は「(劇場の)100周年の飾りを見て嬉しくなった。今、リハーサルをやっていて“いよいよだな”と思っています。『風と共に去りぬ』という作品のファンの方にも、また“そんなにこの作品を知らない”という若い世代の方たちにもぜひ観て欲しい」とアピール。また、レット・バトラー役の寺脇康文は「このお芝居には生きるエネルギーが詰まっている。今、大変な時期ですが、辛いことや悲しいことを忘れずに、前に向かって行くような気持ちを僕らも感じながら演じていきたい」と話していた。

またお互いの印象は「本当にすごい女優さん。日々(演技が)新鮮で、あたかもスカーレットがそこにいるかのよう」(寺脇)、「頼りになって、絶対に助けてくれるという安心感がある。スカーレットがレットに抱いている気持ちと、私から見た寺脇さんという関係は似ていると思う」(米倉)とそれぞれ語り、仲の良さも見せつけていた。

共演は紫吹淳、岡田浩暉、高橋ひとみら。公演は6月18日(土)から7月10日(日)まで帝国劇場にて。チケットは現在発売中。
本番とほぼ同じ状態で行われる稽古を「通し稽古」と言う。蜷川幸雄演出、窪塚洋介主演の『血の婚礼』の初めての通し稽古に立ち会った。

大規模修繕劇団 旗揚げ公演「血の婚礼」チケット情報

蜷川の盟友・清水邦夫が1986年に書いたこの戯曲は、スペインの詩人でもあり、劇作家でもあるロルカの『血の婚礼』にインスパイアされたもの。ロルカ版は、結婚式の日に花嫁を奪う男と、婚約者を裏切って運命の男のもとに走る女を描いた情熱的な話だが、清水版はいわばその後日談。家族も故郷も捨て、手に手を取って駆け落ちしたものの、今ではすっかり愛が冷めてしまった男女と、屈辱の精算のためにふたりを追ってきた元・婚約者と親類達を中心に進んでいく。

だが、熱情の時期が去ったあとの人と人の関係に鋭い分析を施し、同時に豊かな抒情性を含む清水戯曲は、単純な愛憎でストーリーを構成しない。この物語の本当の主人公は、人間を呼び込み、迷わせる“路地”だ。そのことは、オープニングからわかる。やがてそこで起きる悲喜劇のためにスタンバイするように、静かに形を変える路地。清水戯曲を世界中の誰よりも数多く演出してきた蜷川は、鮮やかにそれを視覚化する。

そして、戯曲の中に埋め込まれた詩を際立たせるためだろう、雨、鼓笛隊、人と人がののしり合う声などの喧騒をフルボリュームで聴かせる。ノイジーなのは音だけではない。かつてその路地で葬られた物語が女性の姿を借りて出てきたような不思議な存在が、何人も登場する。窪塚演じる“兄さん”は、体温の高そうな登場人物の中にあって、最初から最後までひんやりした温度で舞台上に立ち、すでに半分は路地に魅入られてしまった人間であることを示す。昨年の『血は立ったまま眠っている』に続いて蜷川の指名を受けた窪塚だが、この世とあの世の中間に立つような役は、なるほど、確かによく似合う。輪郭を持たない“兄さん”の像を浮かび上がらせるように、弟役の近藤公園、元・恋人のふね役の中嶋朋子、恋仇のハルキ役の丸山智己が、的確な演技で脇を固める。

蜷川のダメ出しも、ちょっとした立ち位置の注意程度。ラストシーンまで約90分、ノンストップで終えたあとの言葉も優しいものだった。「今は70%でいいよ」

実はこの舞台、ほぼ全編に渡って舞台上に雨が降っている設定。この日は雨の音だけを流していたが、蜷川の言葉は実際に降らせた時のことを想定したものだ。「雨を降らせたら、声や動きが絶対に変わる。だから今の段階でガチガチに固めず、変更に対応できる糊しろを持っていたほうがいい」という意味だ。でも、雨が降っていなくても相当激しいこの舞台、実際に数トンの水が降ったら、俳優の体力の消耗はどうなるのか。しかも、東京を皮切りに、雨と共に各地をツアーする。俳優、スタッフの水との戦いも、かなりの見ものになりそうだ。公演は6月24日(金)より東京・にしすがも創造舎体育館特設劇場ほかにて上演。

取材・文:徳永京子
三越劇場にて上演中の『ふるあめりかに袖はぬらさじ』6月15日(水)午前の部11時公演で、主演 水谷八重子がお園役通算100回を迎え、カーテンコールにて花束贈呈が行われた。
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▲左から丹羽貞仁、前田吟、水谷八重子、田中健

佐々木蔵之介主演の舞台『幽霊たち』の公開稽古が、本日の開幕に先駆け6月13日、PARCO劇場で行われた。稽古前には佐々木、奥田瑛二、市川実日子が揃って会見し、アットホームな雰囲気で作品への意気込みを語った。

舞台『幽霊たち』のチケット情報

この作品は現代アメリカの作家、ポール・オースターの同名の小説を舞台化したもの。『偶然の音楽』や『ムーンパレス』など、オースター作品の舞台化で成果を上げている白井晃が構成・演出を手がける。舞台は1947年のニューヨーク。私立探偵・ブルー(佐々木)は、謎の男・ホワイト(奥田)からブラック(奥田・2役)という男を見張り、週に一度報告書を送るよう依頼を受ける。恋人オレンジ(市川)を放ったらかしたまま仕事に没頭するブルーだが、2か月が経過してもブラックは毎日書きものをするのみで、状況がまったく変わらないことに疑問を抱く。むしろ見張られているのは自分のほうではないか……?

マグリットの絵画を彷彿とさせるような舞台空間で、「己とは何か?」という問いを投げかける本作。会見では、不可思議な印象を残すこの作品について「やっとわかってきた」と話す奥田と、「今晩中にわかるようにして、初日には間に合わせたい」と焦る佐々木を中心に軽妙なやりとりが続いた。稽古中、セリフを忘れる度に紅一点の市川に「もーっ!」とツッコミを入れられていたら、最終的にセリフがなくなったと裏話を明かし、他人事のように破顔一笑する奥田。そんな場を盛り上げる奥田に対し佐々木はリスペクトの姿勢を忘れない。「(演出に)何かこうしてくれと言われたら、とにかく『OK!』と。セリフを忘れはるときもありますけど(笑)、その『OK!』がものすごく気持ちいいんですよ。本当にそういうところは見習うべき」と、奥田の俳優としての姿勢に大いに刺激を受けたよう。また奥田はタフな現場で役者としての力の無さを痛感したと前置きしながら、「今度、白井さんに僕の映画に出てもらって、いじめ倒します!」と茶目っ気を見せることも忘れなかった。

東京公演は6月14日(火)から7月3日(日)まで。その後7月5日(火)の長野・須坂市文化会館メセナホール、7月8日(金)広島ALSOKホール、7月14日(木)福岡・ももちパレス 大ホール、7月16日(土)から18日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホールと各地を回る。
4月から表参道GROUNDで始まった月イチ定例ネタライブ「表参道コメディーシアター」。第3回公演が6月27日(月)に開催される。

「表参道コメディーシアター」のチケット情報

「表参道コメディーシアター」とは、事務所の枠を越えて集まった芸人たちが今後ネタ番組やコンテストに出していくイチオシの勝負ネタを披露するライブ。過去には、ザブングルやハライチなど実力派お笑いコンビも出演している。本公演では、エルシャラカーニ、鬼ヶ島、ザ・ゴールデンゴールデンなど多彩な芸人たちが爆笑必至のステージを贈る。さらに、にしおかすみこの出演が決定。ライブでは落語を披露する。

チケットは発売中。


「表参道コメディーシアター」
6月27日(月) 表参道GROUND
出演:エルシャラカーニ/乙/鬼ヶ島/グーとパー/ザ・ゴールデンゴールデン/シンガポールチキンラス/しんのすけとシャン/ソフトアタッチメント/竹内兄妹/テンゲン/にしおかすみこ/パラダイス/ミリオンズ/他
東京・帝国劇場で上演されているミュージカル『レ・ミゼラブル』が、6月12日、千秋楽を迎えた。1987年の日本初演から続いたロンドンオリジナル演出版での上演はこれで最後。出演者、客席が一体となり、24年間愛され続けたこの作品との別れを惜しんだ。

『レ・ミゼラブル』千秋楽のカーテンコールの写真

メインキャストは複数の俳優が回替わりで上演している『レ・ミゼラブル』。最後の公演は、鹿賀丈史、島田歌穂、岩崎宏美、斎藤晴彦、鳳蘭ら初演キャストが特別出演している“スペシャル・キャスト”の出演回だった。カーテンコールで鹿賀は「40年近く役者をやっていますが、そのうちの半分以上この作品と携わってきました。ひと言では言い表せないいろんな思いがあります。何よりもこの壮大な作品を支えてくださったお客様に厚く厚く御礼を申し上げます」と感謝の言葉。また、岩崎は「私はミュージカルの仕事は『レ・ミゼラブル』以外はまったく考えておりませんので、今日でこの帝国劇場は多分卒業。一生の素敵な宝物ができました」、島田は「『レ・ミゼラブル』と出会わせていただいたことは私の生涯の宝物であり、生涯の誇り」とそれぞれ語った。

最後のカーテンコールには、主人公ジャン・バルジャン役の山口祐一郎、別所哲也、吉原光夫らをはじめ、この日出演していなかったキャストもほぼ全員登場。客席からは大きな拍手が贈られると、キャスト陣は笑顔で手を振っていた。

日本での『レ・ミゼラブル』は次の公演より、ロンドンで25周年を機にリニューアルされた“新演出版”での上演となることが発表されている。
世界で500万人を動員した大ヒットミュージカル「ロミオ&ジュリエット」、その待望の日本バージョンがこの秋上演される。

注目のロミオ役には、新進気鋭の城田優山崎育三郎の二人。さらに浦井健治涼風真世石川禅安崎求未来優希らミュージカル界の精鋭が集まる。
そしてこの豪華出演人と共演することになる、ティボルト役、マーキューシオ役、パリス役、ダンサー達がこの度オーディションの結果決定した!!
Dotoo ! 結成25周年記念公演『キネマの神さま』の稽古風景を取材した。
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▲結成25周年記念公演『キネマの神さま』。消えゆくもの達の切なさと新しいものを創りだす喜びを描く

娯楽である演劇を目指し、人間ドラマをエンターテイメントとして創造するDotoo !。 遂に紀伊國屋サザンシアターという「デかい劇場」にて舞台を行う!
そんなデかさに立ち向かうため豪華ゲストがそろった。現在公開中の「GANTZ」より、西丈一郎役の本郷奏多を筆頭に、オスカープロモーション所属・元国民的美少女コンテストグランプリの渋谷飛鳥、元宝塚所属の南海まり、ベテランの五大路子など、とにかく"豪華"な客演陣が出演する!
舞台『GGR グレンギャリー・グレン・ロス』が6月10日(金)、天王洲 銀河劇場で上演開始した。
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▲写真は前日に行なわれたゲネプロの様子。男たちの戦いに冷や汗握ることまちがいなし!

成功と昇進(アメリカン・ドリーム)を求め、不動産業界を舞台に顧客の争奪戦にしのぎをけずる男たち。

本作は1983年に書かれ、翌年のピュリッツァー賞にも輝いた現代アメリカを代表する劇作家デヴィット・マメットの最高傑作戯曲だ。1992年にはアル・パチーノ、ジャック・レモン、ケビン・スぺイシーという豪華キャストで映画化(邦題『摩天楼を夢見て』)もされている。
リーマン・ショック以降、大不況となった現在の政治・経済状況の裏返しともいえる、働く男たちの人生の孤独と滑稽さが胸にせまるこの作品は世界が"100年に一度の経済危機"ともいわれている昨今、まさに現在の日本ではタイムリーな舞台といえるだろう。
演出は、映画監督にして三島賞受賞作家である青山真治。今回満を持して舞台初演出となる青山真治がハードな中に滑稽さの混じる男たちの世界をスピーディーに描く。出演は舞台・映像・音楽と多彩に活躍する石丸幹二。芝居に研究熱心で、役作りには定評がある坂東三津五郎。そのほか、今井朋彦大鷹明良加藤虎ノ介テイ龍進といった個性的なキャストがそろった。
舞台『芸人交換日記』の開催会見が6月8日(水)、松竹芸能 新宿角座にて行なわれた。
芸人交換日記1

▲お笑いコンビ・イエローハーツ

鈴木おさむの小説『芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜』の舞台化が決定。 結成11年を迎えても鳴かず飛ばずのお笑いコンビ・イエローハーツの物語2人がつづる交換日記のカタチですすむストーリーの中には、関係者だけが知っているシビアな現実や、芸人にしかわからない複雑な感情がリアルに書かれている。

売れないコンビ・イエローハーツを演じるのはなんと舞台初主演となるオードリー若林と若手俳優の中でも抜群の演技力をもつといわれる田中圭。 この2人が売れない芸人の楽しさ、寂しさ、悲しさを舞台上でぶつける。原作は芸人が読んで続々と号泣したほど、舞台にも期待がかかる。そして人気劇団「イキウメ」より伊勢佳世が参加。出演者はたった3人。この夏、芸人交換日記の青春物語にみんな夢を見ていた自分を重ねるはず。
高度経済成長期、日本人の心を強く掴んだ植木等主演の『無責任シリーズ』。この映画にオマージュを捧げる舞台『ニッポン無責任新世代』が、原田泰造主演でこの夏上演される。6月8日、都内にて製作発表が行われ、原田のほか、共演の星野真里、黒部進、真琴つばさ、作・演出の後藤ひろひとが出席した。

「ニッポン無責任新世代」 の公演情報

『ニッポン無責任時代』といえば、植木等演じる、デタラメながら調子の良い言動で社長にまで上りつめてしまう“平均(たいら・ひとし)”を主人公にした抱腹絶倒のコメディ。その不思議な痛快さは昭和の日本人に広く愛され、続編の“源均(みなもと・ひとし)”を主人公にした作品も作られ、当時の日本では“無責任”が流行語になるほどに大ヒットした。その作品を、映画『パコと魔法の絵本』原作などで知られる演劇界の鬼才・後藤ひろひとが新世代版として新たに生まれ変わらせる。

平均の孫にして、21世紀の無責任男“百均(くだら・ひとし)”を演じるのは原田泰造。子どもの頃から『無責任シリーズ』を見ており、「同じ職業の先輩としてものすごくデカい人」という植木等から“無責任男”の看板を引き継ぐ彼は、「この作品をもし今やるとしたら、ぜひ自分がやりたいと思っていた。この話が来たとき、(かつて植木が在籍し、作品の許諾権にも関係する)ワタナベエンターテインメント所属で良かった!と思いました(笑)」とやる気満々。植木とも共演経験があり「一度、役のことで褒められたことがある。涙が出るくらい嬉しかった」という思い出も噛みしめる。

そしてこの作品の大ファンであるという後藤ひろひとは、「今、政治家など“ちゃんと仕事しろよ”と言いたくなる無責任が目立っていますが、今の無責任と植木さんの演じた無責任は全然違う。自分の起こした問題を放り投げるのではなく、均たちは無責任な発言や行動をしても、ちゃんと結末を自分で用意するんです。無責任でありながら、この人についていってみようと思わせるリーダーシップの責任感がある。それはものすごく大切な精神で、今の時代こそ必要なことだと思ったんです」と話す。また原田に対しては「主役で起用したいのは原田さん、と最初から思っていた。植木さんのモノマネではなく、“原田泰造が無責任にふるまう姿”が見たい」と新世代版・無責任男への期待を熱く語った。

そんな後藤だが、オリジナル同様、ミュージカルチックに歌うシーンがあることを訊いた原田から「後藤さんに“歌はないですよね”と念押ししていたのに、つい先ほどやっぱりあると訊いて、なんて無責任なんだ、と思いました。後藤さんこそこの作品の主人公みたい」と明かされ苦笑するシーンも。公演は7月15日(金)から30日(土)まで、東京・シアタークリエにて。チケットは現在発売中。また、8月1日(月)には名古屋・名鉄ホール、8月3日(水)・4日(木)には大阪・サンケイホールブリーゼ、8月12日(金)には石川・北國新聞赤羽ホール、8月17日(水)には広島・アステールプラザ 大ホールでも上演される。
6月7日(火)宝塚歌劇雪組公演「ハウ・トゥー・サクシード」制作発表会見が行われた。
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▲音月桂、舞羽美海

地に足のついた骨太なストーリーと実力派ぞろいのキャスティングで、上質なオリジナルミュージカルを発表し続ける演出家・振付家の謝珠栄。『風を結んで』はそんな彼女の作品の中でも、江戸から明治へと価値観が変わっていった時代を背景に、旗本の家に生まれながらも新しい生き方を模索せざるを得ない若き“元武士”たちの青春を描いた名作。今回の再演では中川晃教が4年ぶりのミュージカル主演ということもあり、6月4日に開幕した東京・シアタークリエは熱気に包まれている。

『風を結んで』のチケット情報

江戸末期。会津白虎隊の少年たちは官軍の攻撃に遭い、飯盛山に逃れて自決する。その顛末は、江戸の武士たちにも強い衝撃を与えていた。さらに時は流れて8年後。明治政府は版籍奉還や廃刀令などを発布するが、武士たちはなかなか生き方を変えられないでいた。そんなある日、道場一の剣豪・橘右近(大澄賢也)に決闘を申し込まれた片山平吾(中川)は、洋行帰りの商人の娘・由紀子(大和)と召使いの捨吉(山崎銀之丞)に助けられる。「本物の武士によるパフォーマンス一座を作りたい」という由紀子に、新たな生きる道を感じる平吾。右近の妹・静江(菊地美香)が家を守るために身を売ろうとしているのを知った平吾は、ついに「私だったら名より実を取る!」と右近に言い放つが…。

「必死で生きていけばいい」と歌う平吾に誠実さとリアルな陰影を与えているのは、やはり中川という役者の魅力だろう。仲間の郡兵衛(藤岡正明)や弥助(小西遼生)らとの掛け合いもテンポよく、葛藤しつつもパフォーマンスの道に飛び込んでいく3人からは、いつの時代も変わらぬ若者のきらめきが伝わってくる。最期まで武士として生きた右近役の大澄、歴史の波の中で生き抜く捨吉を演じた山崎。確とした存在感で舞台を引き締めたふたりの対比も鮮やかだ。同様に見どころなのが、ハイカラな由紀子と大和撫子の静江という女性同士の対峙。花は愛でられてこそ花という由紀子に、花はそこにあるだけで花と返す静江。大和と菊地が体現する西洋と日本の文化の違いは、一歩進んで“違うからこそいいのだ”という謝の想いをさりげなく表して味わい深いワンシーンとなった。

既成概念がガラリと変わり、誰もが不安を抱えながら生き抜くすべを探していた時代。天性の明るさで「誰かに必要とされてこそ生きる意味があるのだ」と、“人”としての生を求め始める平吾に対し、「武士とはいかに死ぬかということ」と頑なに矜持を守り続ける右近。その両方の心情が痛いほどに分かるのは、日本人による日本製ミュージカルならでは。それはそのまま、混迷の時代を生きる私たちの姿と重なってゆく。

公演は6月19日(日)まで東京・シアタークリエにて。その後、6月26日(日)に愛知・中日劇場、28日(火)から30日(木)まで大阪・イオン化粧品 シアター BRAVA!でも上演。チケットはいずれも発売中。

取材・文:佐藤さくら
NEWSの加藤成亮、TOKIO・城島茂が主演する舞台『6月のビターオレンジ』。この作品が6月3日、東京グローブ座にて開幕し、加藤、城島、共演の朝海ひかるが会見に応じた。

舞台『6月のビターオレンジ』のチケット情報

本作はG2の作・演出によるコメディ。加藤にとっては初の喜劇で、また城島に至っては15年ぶりの舞台作品となる。関東の農村で、開業医の父(久保酎吉)の元で育った兄・直樹(城島)と弟・達也(加藤)は、出来の悪い兄と出来の良い弟ということで地域でも有名だ。母が他界し酒びたりになる父をよそ目に、村を出た達也。7年後、父の容態悪化を知らせる電報を手に故郷へ帰った達也は、勘当されたはずの兄と父が仲睦まじく酒を酌み交わすのを見て驚く。さらに驚いたことに父は余命1か月、遺言状は作成済み、30歳も年下の香織(朝海)と結婚すると言い出して……。

会見で朝海から「加藤くんはあっという間に台本を離していた」と、準備の良さを挙げられた加藤は「それくらいしか僕にはできないので。でも、(準備万端でも)いっぱいダメ出しを言われました。演出家には」と語り、稽古中は相当堪えたよう。G2の演出には感謝しつつも、ダメ出しの嵐で時には耳をふさぎたい気分や、ショックで3日間ほど寝込んだこともあったとか。一方、城島も演出の徹底ぶりに触れ、「もうすごいですよ。言われたことを書き込みしていったら、台本が真っ黒になって、セリフより(文字が)多いですから。舞台が15年ぶりなので、上手は右だ!とか(笑)、下手は左!とか、逆向いたらこっち!とか(笑)」と、周りを笑わせることも欠かさない。加藤も間髪入れずに「もう、ライブでも上下(かみしも)あるじゃないですか!」と、ツッコミを入れるなど、先輩後輩の間合いの良さを見せた。

城島が「今回“しげしげ”コンビでやらせていただいています」と語る舞台『6月のビターオレンジ』、東京公演は6月26日(日)まで上演。大阪公演は7月1日(金)から6日(水)まで、森ノ宮ピロティホールにて。チケットはいずれも発売中。
米倉涼子が主演する舞台『風と共に去りぬ』が6月3日より大阪・梅田芸術劇場 メインホールで開幕。併せて、出演者による記者会見が行われた。

舞台『風と共に去りぬ』のチケット情報

マーガレット・ミッチェル原作で、映画やミュージカルでも知られるこの作品。南北戦争動乱期の1860年代アメリカ南部を舞台に、真の愛を求めて力強く生きた女性、スカーレット・オハラの半生が描かれている。開幕前に行われた記者会見で米倉は「人の気持ちの動きがわかりやすくて、現代にも通じる部分がある。ご覧の通り、とてもステキな衣装が多いので、見た目にも楽しんで頂けると思います」とコメント。スカーレットに好意を持ち、無償の愛で包むレット・バトラー役の寺脇康文はそんな米倉に「毎日毎日惚れなおしの連続です。彼女がノンストップで頑張ってる姿を見て影から応援しています」と愛情たっぷりの言葉をかける。

スカーレットは、思いを寄せるアシュレイが婚約者のメラニーと結婚してもずっと追い続け、嫉妬心を燃やす。そんな役柄に米倉は「メラニーとアシュレイがいちゃいちゃしているのを見て後ろから蹴飛ばしてやろうかと思う!」と、すっかりハマっている様子。また、大がかりな舞台美術や衣裳も見どころの壮大なドラマで、戦争シーンも緊迫感があり迫力満点だが、寺脇は「内面の気持ち、人間ドラマが深く掘り下げられている作品」と語る。実際、戦争に負けて生活が困窮したり、愛する人が去ってしまっても、故郷の地を思い、絶対に立ちあがろうとするスカーレットの強さが胸を打つ。一見、勝手気ままで周りに厳しくしているのも、愛する故郷の土地だけは守り、必死で生きようとするから。そんな彼女の姿を見て、何かを守るために強くなれる、人間の底力が伝わってくる。

米倉演じるスカーレットは気性の荒さや意地っ張りなところもかわいく見え、わがままな少女から何事にも屈せず強く生きる女性への変化を堂々と表している。バトラー役の寺脇は、皮肉屋でありながらもその裏には常に優しさを潜ませた、余裕を感じさせる演技で独特の色気を見せる。また、アシュレイ役の岡田浩暉は柔らかく愛情深い男性の印象を残し、メラニー役の紫吹淳は、誰に対しても同じように愛を与える女性をしっとりと好演。情婦ベルを演じる高橋ひとみも落ち着いた演技で舞台を締めている。

思い通りにいかない男女のすれ違いを楽しみながら、どん底から立ち上がろうとする姿を見てパワーを与えられる、人間の力があふれる作品だ。大阪公演は6月12日(日)まで。その後、東京・帝国劇場にて6月18日(土)から7月10日(日)まで上演。チケットは発売中。

取材・文:黒石悦子
6月4日(土)より三越劇場にて上演開始した六月新派公演『ふるあめりかに袖はぬらさじ』に出演中の劇団新派俳優・井上恭太さんにインタビューに応じていただきました。
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▲ 井上恭太。爽やかさと清潔感のある二枚目ホープの道を着実に歩む。平成7年に新派入団。父親が「ザ・スパイダース」の井上堯之。

本作は横浜の遊郭を舞台に、そこに生きる人々が開国という時代の変化にのみこまれていく姿を描く。マスコミの情報過多がかえって混乱を招いてしまう現代と重なる部分もあり、娯楽性のなかに現代社会へのメッセージをふくんだ良作だ。
今回は主役のお園を3度目の水谷八重子がつとめるのを始め、英太郎瀬戸摩純、井上恭太といった新派俳優。前田吟田中健丹羽貞仁といった豪華ゲストがそろった!
ブロードウェイ・ミュージカル『太平洋序曲』の公開稽古が6月1日(水)、KAAT 神奈川芸術劇場にて行なわれた。
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▲宮本亜門がカナガワで、あらたな『太平洋序曲』の扉を開ける!

宮本亜門演出による『太平洋序曲』は、2004年にミュージカルの本拠地ブロードウェーでロングラン公演を成し遂げ、トニー賞4部門にノミネートされた。作詞・作曲を手がけるソンドハイムが観劇し、「これ以上素晴らしい『太平洋序曲』はない」と高く評価したほど。ブロードウェイの興奮から6年、満を持して宮本亜門が再び本作をここ、神奈川で手がける!

キャスティングには約2年をかけ、才能と個性あふれるキャストをここに集結。主演の日本人 香山役にはつねに話題と人気の舞台に主演、数々の舞台をふんできた人気実力をかねた俳優・八嶋智人。本作が初のミュージカルに挑む。香山と対照的なジョン万次郎役にはバラエティでキャリアのスタートを切って、その後数々のドラマ・映画俳優として実力を発揮してきた山本太郎。また、ストーリー全体を狂言回しでナレーションするのが、落語界からの抜擢で桂米團治。ほかにも、ミュージカル舞台で活躍をつづける実力派から期待の星まで多くの才能あふれるキャストで上演する!
劇団☆新感線2011年夏興行 いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人』が、大阪公演を8月7日(日)~24日(水)梅田芸術劇場メインホールにて、東京公演を9月5日(月)~10月10日(月祝)青山劇場にて上演される。

1990年に池袋西口公園テントで初演されて以来7年ごとに上演され、今では劇団の最高傑作と言われる名作『髑髏城の七人』。

特に97年版は、物語・演技・殺陣・音楽などすべての面が完璧に調和し、神話や史実をモチーフとしたケレン味を効かせた時代活劇シリーズ、"いのうえ歌舞伎"の原点ともなった。
さらに2004年はドクロイヤーと銘打ち、同じ作品を全く別のキャストで、更に演出を変えて春と秋に連続上演するという大胆な試みを決行。見事に趣向を変えた古田新太主演「アカドクロ市川染五郎主演「アオドクロ」はいずれも大成功のうちに幕を閉じた。
そしてさらに7年・・・、初演から21年目となる今年2011年夏・・・若いキャストが集結することによって新たな着想を得て、再び『髑髏城の七人』が甦る!

脚本は、初演時から執筆している中島かずき、演出はもちろんいのうえひでのりが手掛ける。出演は小栗旬森山未來早乙女太一小池栄子勝地涼仲里依紗、更に千葉哲也と若き実力派演技者からベテランが一同に会し、もちろん高田聖子粟根まこと河野まさとといった劇団員も出演。この上なく豪華で奇跡のようなキャスティングが実現する新生『髑髏城の七人』。

チケットはいよいよ大阪公演を6月26日(日)から、東京公演を7月23日(土)から発売開始!

「髑髏城の七人」 (劇団☆新感線) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
大奥 第一章』の製作発表が5月31日(火)、都内にて行なわれた。
大奥4

▲乳母対実母、女たちの戦が今始まる

絢爛豪華な衣裳、女同士の激しくも悲しい争いに、多くの女性から絶大な支持を得て、一大ブームを巻き起こしたスーパー時代劇『大奥』。平成19年には明治座にて待望の舞台化。全国各地で公演を重ね初演より245回の公演を達成した。そして2011年、『大奥』が時代背景を新たに『大奥 第一章』として舞台化!

2004年からフジテレビで放送された『大奥 第一章』シリーズに出演したメンバーを中心に豪華な顔ぶれがそろった。物語の主人公であるおふく、こと大奥総取締・春日局には、テレビ版と同じく松下由樹。春日局と対立する三代将軍家光の実母・お江与に、ドラマで家光の正室・孝子を演じた木村多江。この二人が舞台上で壮絶な女の戦いを繰り広げる。さらに『大奥』シリーズおなじみの顔ぶれとして鷲尾真知子山口香緒里も前シリーズに引き続いて出演。大奥ならではの金糸・銀糸をふんだんに使用した華やかな打掛を身にまとい、美しくも恐ろしい大奥の世界がここに誕生!
若者の町・渋谷で歌舞伎を上演する「コクーン歌舞伎」。1994年から続くこの公演も今回で12回目となる。今年は鶴屋南北の『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』を上演。5月下旬、中村橋之助、尾上菊之助、中村勘太郎らが繰り広げる熱い稽古場を取材した。

渋谷・コクーン歌舞伎のチケット情報

『盟三五大切』は『仮名手本忠臣蔵』を背景にした“忠臣蔵外伝”という形を持ちながら、百両をめぐり殺人鬼と化す男の凄惨さ、彼を主筋と知らずに騙す男の因果、そして男女の愛情などが描かれた起伏の豊かな物語。元は塩冶家家臣で、御用金を盗まれたことから浪人に身をやつしているが、その盗まれた百両を調達することで義士として討ち入りに参加したいと思っている薩摩源五兵衛には中村橋之助。彼が思いを寄せる芸者小万に、コクーン歌舞伎初参加の尾上菊之助。そして実は小万と夫婦であり、自分を勘当した父が旧主のために必要としている百両を調達し勘当を解いてもらおうと、小万を使って源五兵衛から金を巻き上げようとしている笹野屋三五郎に勘太郎が扮する。コクーン歌舞伎としては1998年の第3回公演でも上演されたが、菊之助・勘太郎という勢いのある若手をメインキャストに配し、さらに橋之助の長男である中村国生も初参加するなど、フレッシュな顔ぶれが加わっている。

この日取材陣が訪れた時に行われていた稽古は、物語の前半にあたる部分。幕開き、小万に扮する菊之助と三五郎に扮する勘太郎がいちゃつき、痴話げんかする姿はすでに息がぴったり。その中に登場する源五兵衛役の橋之助はびしっと決まっていてやはりさすがの存在感だ。前半のクライマックスは凄惨な『五人切りの場』ではあるが、その直前、三五郎と小万に騙されたとわかる『二軒茶屋の場』も源五兵衛の切なさ、悔しさが胸に迫り、圧巻。橋之助の熱演により物語の悲劇性が際立つ見逃せないシーンになりそうだ。菊之助の小万は、亭主(三五郎)への忠誠心と源五兵衛に対する申し訳なさとの間で揺れる心と、何よりもその色気が圧倒的。調子よさも憎々しい勘太郎の三五郎は、後半一転して見せる忠心がどうなるのかも楽しみ。また、源五兵衛に仕える八右衛門に扮している国生はまだ多少の固さがあったものの、“生野暮”と称される八右衛門の真っ直ぐさ、その融通の利かなさから来る笑いの部分もひたむきに演じており、温かい気持ちにさせてくれる。

そして稽古場でひときわ目を引いたのは、長唄・鳴り物といったおなじみの歌舞伎音楽と並んでいたチェロ奏者の姿。ドラマチックな音色がシーンを盛り上げている。演出を手掛ける串田和美は、「美術・音楽とあわせて、川面の揺れる感じを出したいと思ったんです。悲惨な話ではあるけれど、川遊びをしてまどろんだ時に見た夢、のような…」と構想の一端を教えてくれた。今回もまた、コクーン歌舞伎ならではの新しい『盟三五大切』が観られそうで楽しみだ。

公演は6月6日(月)から27日(月)まで、シアターコクーンにて。チケットは現在発売中。

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