大規模修繕劇団 旗揚げ公演『血の婚礼』のフォトコールが6月22日(水)、にしすがも創造舎体育館 特設劇場にて行なわれた。<大規模修繕劇団>とは?
本年7月から約半年間、Bunkamura は施設工事に入る。生前、そのことを知った井上ひさしが「その間も攻めの姿勢を失わず、刺激的な舞台を創り続けられるように」との想いをこめて命名したカンパニー名だ。蜷川幸雄は「今回、井上さんが名付けてくれた劇団名を名乗って本作を上演ができることはとても嬉しい。風のように集まり、幻のように去っていく、集団が持つ熱と力をみせられると思います」と語っている。
本作は日本演劇界の至宝といえる劇作家・清水邦夫がロルカの『血の婚礼』にインスパイアされ執筆し、86年GEKISHA NINAGAWA STUDIO 公演として初演。その後も盟友、蜷川幸雄演出で再演が重ねられている名作だ。2011年夏、待望の再演がいよいよ開幕!
結婚式場から花嫁を奪って北国の故郷から逃げ出した<北の兄>役に、今作が二度目の舞台となる窪塚洋介。清水戯曲の特徴ともいえる、悲哀を含んだ愛嬌がにじむ本役で新境地に挑む。複雑な内面をかかえる<北の女>には、緻密な演技構築で毎回観客を唸らせ、その評価を磐石なものとしている中嶋朋子。壊れたトランシーバーで誰かと交信を続ける、屈折した<トランシーバー少年>役に、積極的に舞台に挑み続けている若手の注目株、田島優成を大抜擢。そしてコインランドリーから北国の人々の再会を見守る路地の<姉さん>役に、近年、多彩な舞台に出演し、舞台女優としての風格を漂わせる伊藤蘭。そのほか丸山智己、近藤公園、青山達三、高橋和也といった華と実力を併せもつ、刺激的な俳優が集結した!蜷川幸雄と共に新しい境地にむかい疾走がはじまる!!
本年7月から約半年間、Bunkamura は施設工事に入る。生前、そのことを知った井上ひさしが「その間も攻めの姿勢を失わず、刺激的な舞台を創り続けられるように」との想いをこめて命名したカンパニー名だ。蜷川幸雄は「今回、井上さんが名付けてくれた劇団名を名乗って本作を上演ができることはとても嬉しい。風のように集まり、幻のように去っていく、集団が持つ熱と力をみせられると思います」と語っている。
本作は日本演劇界の至宝といえる劇作家・清水邦夫がロルカの『血の婚礼』にインスパイアされ執筆し、86年GEKISHA NINAGAWA STUDIO 公演として初演。その後も盟友、蜷川幸雄演出で再演が重ねられている名作だ。2011年夏、待望の再演がいよいよ開幕!
結婚式場から花嫁を奪って北国の故郷から逃げ出した<北の兄>役に、今作が二度目の舞台となる窪塚洋介。清水戯曲の特徴ともいえる、悲哀を含んだ愛嬌がにじむ本役で新境地に挑む。複雑な内面をかかえる<北の女>には、緻密な演技構築で毎回観客を唸らせ、その評価を磐石なものとしている中嶋朋子。壊れたトランシーバーで誰かと交信を続ける、屈折した<トランシーバー少年>役に、積極的に舞台に挑み続けている若手の注目株、田島優成を大抜擢。そしてコインランドリーから北国の人々の再会を見守る路地の<姉さん>役に、近年、多彩な舞台に出演し、舞台女優としての風格を漂わせる伊藤蘭。そのほか丸山智己、近藤公園、青山達三、高橋和也といった華と実力を併せもつ、刺激的な俳優が集結した!蜷川幸雄と共に新しい境地にむかい疾走がはじまる!!
【STORY】
夏。ビデオショップとコインランドリーに挟まれた路地で、<姉さん>がたばこをふかしている。傍らには<兄さん>が。二人が路地で過ごした時間を思わせる滑稽で哀切な会話がつづく。降りしきる雨のなかを鼓笛隊の行進が通りすぎたー。水溜りに倒れこんだ<北の兄>は、奇妙な<トランシーバーの少年>と出会い、友情を結んでいく。二年前に北国の故郷を捨て共に路地に逃げ込んだ<北の兄>と<北の女>だったが、今は二人の愛情も冷めている。北国から<北の弟>が、花嫁に逃げられた<ハルキ>や北国の親族をつれて二人を訪ねてくる。路地の人々を巻き込んで再会は果たされる。降り続ける雨と、突然の停電が、人々の内に潜んでいた野生を目覚めさせ、そしてー。
舞台は休憩なしの95分ほどとなっている。フォトコール中でも蜷川幸雄の怒声がとびかう、よりよい作品を作り上げようとする蜷川幸雄のプロ意識がうかがえた。実際に7トンもの雨を劇中にふらせるセットはとても臨場感があり、物語の世界観をより現実味あるものとして目の前に提示してくれる。主役をつとめる窪塚洋介は陽気さと共に、強烈な孤独感を発するとてもむずかしい役柄に全力で挑んでいる。また伊藤蘭演じる劇中での緊迫した演技にはおもわず息をのむことまちがいなし。作品にこめられた清水と蜷川のメッセージをぜひ体感していただきたい。フォトコール前に会見が行なわれ、演出の蜷川幸雄、出演の窪塚洋介、中嶋朋子、田島優成、伊藤蘭ほかキャストが登壇した。
蜷川「体育館は日本で大災害があったとき避難所として象徴的な意味をもっている。そこで『血の婚礼』をやるということは今のいろんな象徴的な意味をもつと思っています。窪塚君を筆頭に1時間半激しい雨が降るなかで激しい演技が繰り広げられます。公演ですが我々の激しい試みをお願いいたします」
窪塚「震災が起こり未曾有の危機といわれているなかで大規模修繕劇団をできるというのは僕にとってすごく意味のあることじゃなくて、今年これをやるためにここにいると思っています。自分の命だったりみんなの命だったり、この板の上で響かせあって雨に打たれて何か感じてもらい、それがみんなの元気につながって明日からの力だったり今日を生きていく元気になることを心から祈っております」
中嶋「生きるということをすごく感じさせられる戯曲だと思っております。人と関係をきづき言葉を交わしあうということに深い意味があると感じられる作品にしたいと思っています」
田島「本当に恵まれた状況のなかでこの役に挑戦させてもらっています。最後までしがみついてがんばりたいと思っています。特に自分と同じ若い世代の人にたくさん見てもらいたいです」
伊藤「清水邦夫さんの私情あふれる美しい言葉がたくさんつまった戯曲をアツい蜷川さんの想いでカタチにしていくさまを体験して私も毎日充実した思いをしております。見にきてくださったひとりひとりと同じ思いを分かち合いたいという気持ちでいっぱいです」とそれぞれコメント。大規模修繕劇団 旗揚げ公演『血の婚礼』は東京公演が6月24日(金)〜7月30日(土)までにしすがも創造舎体育館 特設劇場で、新潟公演が8月6日(土)・7日(日)にりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)劇場で、大阪公演が18日(木)〜21日(日)まで森ノ宮ピロティホールで、九州公演が27日(土)・28日(日)まで北九州芸術劇場 大ホールで上演される。「血の婚礼」 (大規模修繕劇団) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
夏。ビデオショップとコインランドリーに挟まれた路地で、<姉さん>がたばこをふかしている。傍らには<兄さん>が。二人が路地で過ごした時間を思わせる滑稽で哀切な会話がつづく。降りしきる雨のなかを鼓笛隊の行進が通りすぎたー。水溜りに倒れこんだ<北の兄>は、奇妙な<トランシーバーの少年>と出会い、友情を結んでいく。二年前に北国の故郷を捨て共に路地に逃げ込んだ<北の兄>と<北の女>だったが、今は二人の愛情も冷めている。北国から<北の弟>が、花嫁に逃げられた<ハルキ>や北国の親族をつれて二人を訪ねてくる。路地の人々を巻き込んで再会は果たされる。降り続ける雨と、突然の停電が、人々の内に潜んでいた野生を目覚めさせ、そしてー。
舞台は休憩なしの95分ほどとなっている。フォトコール中でも蜷川幸雄の怒声がとびかう、よりよい作品を作り上げようとする蜷川幸雄のプロ意識がうかがえた。実際に7トンもの雨を劇中にふらせるセットはとても臨場感があり、物語の世界観をより現実味あるものとして目の前に提示してくれる。主役をつとめる窪塚洋介は陽気さと共に、強烈な孤独感を発するとてもむずかしい役柄に全力で挑んでいる。また伊藤蘭演じる劇中での緊迫した演技にはおもわず息をのむことまちがいなし。作品にこめられた清水と蜷川のメッセージをぜひ体感していただきたい。フォトコール前に会見が行なわれ、演出の蜷川幸雄、出演の窪塚洋介、中嶋朋子、田島優成、伊藤蘭ほかキャストが登壇した。
蜷川「体育館は日本で大災害があったとき避難所として象徴的な意味をもっている。そこで『血の婚礼』をやるということは今のいろんな象徴的な意味をもつと思っています。窪塚君を筆頭に1時間半激しい雨が降るなかで激しい演技が繰り広げられます。公演ですが我々の激しい試みをお願いいたします」
窪塚「震災が起こり未曾有の危機といわれているなかで大規模修繕劇団をできるというのは僕にとってすごく意味のあることじゃなくて、今年これをやるためにここにいると思っています。自分の命だったりみんなの命だったり、この板の上で響かせあって雨に打たれて何か感じてもらい、それがみんなの元気につながって明日からの力だったり今日を生きていく元気になることを心から祈っております」
中嶋「生きるということをすごく感じさせられる戯曲だと思っております。人と関係をきづき言葉を交わしあうということに深い意味があると感じられる作品にしたいと思っています」
田島「本当に恵まれた状況のなかでこの役に挑戦させてもらっています。最後までしがみついてがんばりたいと思っています。特に自分と同じ若い世代の人にたくさん見てもらいたいです」
伊藤「清水邦夫さんの私情あふれる美しい言葉がたくさんつまった戯曲をアツい蜷川さんの想いでカタチにしていくさまを体験して私も毎日充実した思いをしております。見にきてくださったひとりひとりと同じ思いを分かち合いたいという気持ちでいっぱいです」とそれぞれコメント。大規模修繕劇団 旗揚げ公演『血の婚礼』は東京公演が6月24日(金)〜7月30日(土)までにしすがも創造舎体育館 特設劇場で、新潟公演が8月6日(土)・7日(日)にりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)劇場で、大阪公演が18日(木)〜21日(日)まで森ノ宮ピロティホールで、九州公演が27日(土)・28日(日)まで北九州芸術劇場 大ホールで上演される。「血の婚礼」 (大規模修繕劇団) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

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