演劇ニュース | 演劇ライフ

2011年7月アーカイブ

1976年度トニー賞で最優秀作品賞、振付賞を含む9部門の独占受賞をはじめ、数々の賞を受賞した不朽の名作、ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』が7月27日東京・赤坂ACTシアターで開幕した。初日には、バレエダンサーの熊川哲也と宮尾俊太郎、女優の前田美波里、お笑い界からアンタッチャブルの柴田英嗣、ザ・たっちのふたりが観劇し、終演後会見を行った。

会見の他の写真

『コーラスライン』はブロードウェイのスターを夢見る若きダンサーたちの熾烈なオーディション風景を描いたミュージカルで、一昨年22年ぶりに来日公演を行い、総動員数6万人という快挙を成し遂げ話題となった。

初日の感想を聞かれた熊川は、「小学校の時に丁度映画がヒットしてすごく憧れていたんですね。バレエを志すキッカケにもなったし、エンタテインメントを目指すダンサーは観ておいた方が良いです」と話した。宮尾は「内容が思っていたよりも生々しくて。考えさせられる内容でした」と語った。またシーラ役として『コーラスライン』のステージに立った経験のある前田は「とっても懐かしかったです。33年くらい前になりますが、辛かった事や幸せだった瞬間を思い起こしながら涙してました。忘れられない最高の作品です」と思い出を話した。アンタッチャブルの柴田とザ・たっちのふたりは今までブロードウェイミュージカルを観る機会がなかったそうだが、それぞれ「2時間ずっと舞台に立ち続けるってすごい体力ですよね」(柴田)、「(ダンスシーンが揃っているのを見て)僕らよりも揃っているなって。生まれも育ちも違うけど動きをピッタリ揃えるって言うのは勉強になりましたね」(ザ・たっち)とコメントした。

公演は8月21日(日)まで。チケットは発売中。
8月7日(日)から13日(土)まで開催される、山手線全29駅沿線の各会場でお笑いライブやイベントなどを行う「YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO ~Laugh&Peace2011~」。初日となる7日、東京・品川プリンシシアターにてオープニングイベントが開催される。

「WONDER FREE PASS」のチケット情報

このオープニングイベントは、よしもと常設劇場の自由席フリーパス「WONDER FREE PASS」の購入者だけが参加でき、約4時間に渡って、出演者とともに会場を移動しながら進行する前代未聞のステージ移動型イベント。イベント内容は当日までシークレットとなっているが、今まで体験したことのないライブ展開になるようだ。

よしもとの劇場(ルミネtheよしもと、品川よしもとプリンスシアター、よしもと∞ホール、神保町花月、よしもと浅草花月)やその他指定の公演のフリーパスがに加え、お得なグッズも付いてくる「WONDER FREE PASS」は現在販売中。


【イベント概要】
日時:8月7日(日) 10:30開場 11:00開演
会場:品川よしもとプリンスシアター(解散場所は品川区内の別場所になる予定)

出演者:
雨上がり決死隊(セレモニーMC)

アホマイルド/インポッシブル/オリエンタルラジオ/大西ライオン/カリカ・林/ガレッジセール・ゴリ/ガリットチュウ/COWCOW/木村祐一/キングコング・西野/くまだまさし/ケンドーコバヤシ/サバンナ・八木/しんじ/陣内智則/スリムクラブ/セブンbyセブン/天津・木村/椿鬼奴/中川家・礼二/なかやまきんに君/ニブンノゴ!/NON STYLE/ハイキングウォーキング/ピース/Bコース/藤井隆/フルーツポンチ/FUJIWARA/平成ノブシコブシ/ペナルティ/もう中学生/増谷キートン/レイザーラモン/渡辺直美/他(出演者変更の場合あり)
いつも演劇ライフをご利用いただきありがとうございます。
演劇ライフ編集部です。

演劇ライフ夏季休暇中のお問い合わせにつきましてご連絡いたします。
下記期間中、お問い合わせは通常通り受付いたしますが、原則的に返答することができません。
返信は8月5日(金)より、順次対応させていただきます。

【夏季休暇期間】
2011年7月26日(火)~8月4日(木)

ご不便ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

株式会社ニジボックス 演劇ライフ編集部
寺山修司×蜷川幸雄という現代を覚醒させる刺激的な顔合せがこの秋、再び実現することになった。ネオンの荒野、ボクシングで魂を通わせる二人の男の青春の物語―演じる松本潤小出恵介の初共演にも注目が集まる。
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ドラキュラ公演に因んでミュージカル『ドラキュラ』出演キャストが献血参加を呼び掛けることになった!!

夏場は暑さの影響、そしてお盆による企業献血のお休みにより、例年献血提供者が減少する。さらに今年の夏は節電の影響で、中止になっている献血会場もあるとのこと。
そこで、8月20日(土)~9月11日(日)まで東京国際フォーラムホールCにて開幕するミュージカル『ドラキュラ』が、東京都赤十字血液センターと協力して8月21日の『献血の日』に公演会場の一角に献血会場を特設し、朝10時〜夕方4時まで献血を行うことが決定。この日に公演を鑑賞される方で、献血をご希望のお客様にご協力頂くとのこと。
劇団鹿殺し 夏の女優祭り『岸家の夏』の熱気あふれる稽古場にうかがった。
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劇団鹿殺しの作品は「人間愛」「家族愛」をテーマに描かれる。それらは劇作家・丸尾丸一郎の実体験をもとにした半ドキュメンタリーである。
前公演『僕を愛ちて』では本多劇場に初進出。楽隊による生演奏のなか繰り広げられる愛を求めるストーリーは多くの共感を呼び、全ステージ満員となった。 だが、今回はひと味ちがう。"夏の女優祭り"と題して新境地に挑む!

劇団鹿殺しがお送りする夏の新作は、現代の女の生き様。 青山円形劇場、そして一年半ぶりとなる大阪剴旋、ABCホールを舞台に縦横無尽に歌・ダンス・柔道でかき回す。
演出・菜月チョビ、作・丸尾丸一郎。出演はオレノグラフィティ・山岸門人などの劇団鹿殺しメンバーに加え、主宰をつとめる劇団「猫のホテル」での活動のみならず、多岐にわたり常に演劇界をリードする存在・千葉雅子。個性派ぞろいのNYLON100℃の看板女優であり、各メディアにおいても圧倒的存在感を放つ峯村リエが出演。 「女優祭り」と題した本公演において、彼女らがどのような演技を見せてくれるのか、期待が高まる!

和央ようか主演のミュージカル『ドラキュラ』の製作発表が7月21日、都内で行われ、和央をはじめ花總まり、安倍なつみ、鈴木綜馬、小西遼生らが登壇した。和央がドラキュラ伯爵役を女性として世界で初めて演じ、また宝塚退団後初の男役に挑むとあって、注目を集めた。
br>本作はブラム・ストーカーによる怪奇小説を原作に、『ジキル&ハイド』で知られるフランク・ワイルドホーンが作曲を、ドン・ブラックとクリストファー・ハンプソンが作詞・脚本を手がけたミュージカル。2001年での米国カリフォルニア州で地方プレミアを皮切りに、2004年にはブロードウェイに進出、その後2007年に行われたオーストリアのグラーツで1か月上演されたものを、今回日本版として本邦初演する。ワイルドホーンが和央の宝塚退団演目『NEVER SAY GOODBYE』の作曲を手がけている縁もあり、和央版ドラキュラのために新曲「I HAVE A CHOICE(選ぶべきもの)」を新たに書き下ろしている。
br> 製作発表では和央が新曲「I HAVE A CHOICE(選ぶべきもの)」を、花總は「IF I HAD WINGS (翼があれば)」を歌唱披露した。いずれも切なくドラマチックなメロディラインで綴られており、和央は役作りに関して「今回はドラキュラのシンプルなストーリーですが、素敵なフランクさんの曲が乗っているので、その曲に自分の感情を上手く合わせていけばいい」とし、「『ドラキュラ』という作品は世界中にさまざまなバージョンがあるが、あまり何かの作品のドラキュラを真似しようとは思っていない」と語った。また今回、和央はミーナ役の花總、ルーシー役の安倍、ジョナサン役の小西の血を吸い、ヴァン・ヘルシング役の鈴木と対峙するが、そんな和央に花總は「稽古場でルーシーを襲っていく姿が第三者として見ていてドキドキする」とコメント。一方、和央は「毎日いろんな方の血を吸わせていただいて、とても楽しくクセになりそう」とおどけて見せた。
br>「人の血を吸って生きることは、愛する人を食べちゃいたいくらい愛おしく思ったり、もしかすると愛を与えたりすることかもしれない。世界初、女性が演じるドラキュラだからこそ、その内面に迫ってみたい」と語るのは演出の吉川徹。中性的でミステリアスな和央版ドラキュラは、8月20日(土)から9月11日(日)まで東京国際フォーラム ホールCにて。その後、9月15日(木)から18日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演する。チケットはいずれも発売中。なお東京公演は7月30日(土)まで、特製クリアファイル付チケットの発売キャンペーン(S席)を実施中。
2011年7月15日(金)からのミュージカル『テニスの王子様』の本公演スタートに伴い、TOKYO DOME CITY HALL(旧:JCB HALL~東京都文京区~)にて、同日にゲネプロが開催された。
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昨年、62歳という若さで逝去した劇作家つかこうへい。彼の代表作のひとつである『幕末純情伝』が、つかこうへい追悼公演『新・幕末純情伝』として東京と大阪で上演されることとなり、21日都内で会見が行われた。

『新・幕末純情伝』のチケット情報

『幕末純情伝』は新撰組の沖田総司が実は女だったという大胆な設定で、1989年8月に東京・PARCO劇場で初演の幕を開け、その後、幾度となく再演されてきた人気演目。今回、20年ぶりにPARCO劇場での上演となるが、紅一点の五代目沖田総司役は鈴木杏が務める。これまでにも藤谷美和子、広末涼子、石原さとみら名だたる女優たちが演じてきた役だけに、鈴木も「つかさんにお目にかかる事はかないませんでしたが、つかさんのお芝居はよく拝見していたので、あの沖田総司をやらせていただけるなんてと驚いています。ちゃんとつかさんに届くようにしっかり務めたい」と意欲をみせた。演出の杉田成道は、以前の舞台ビデオを見直し、「『幕末純情伝』はつからしい作品。直球で勝負できる舞台。泣けます」と語った。

また、男性キャストの配役はまだ決まっていないそうだが、会見に出席した馬場徹、和田正人、加藤雅也、山崎銀之丞は、沖田総司(役の鈴木)とキスができる坂本龍馬役を全員が“やりたい”と演出の杉田にアピールするなど、終始和やかな会見だった。鈴木杏をはじめとしたフレッシュなメンバーが揃ったことで、新たな『幕末純情伝』がこの秋誕生しそうだ。

公演は9月13日(火)から25日(日)まで東京・PARCO劇場、10月1日(土)・2日(日)大阪・シアタードラマシティで上演する。チケットは東京・大阪ともに8月6(土)午前10時より発売。なお、東京公演は7月25日(月)午前11時までチケットぴあにてインターネット先行抽選のプレリザーブを受付中。
3年ぶりの『アメリカン・バレエ・シアター』来日公演が、7月21日に開幕した。前日の20日に、都内にて芸術監督のケヴィン・マッケンジーを始め、ダンサーたちが会見を行った。今回の公演で、カンパニーとしては最後の来日となるホセ・カレーニョのほか、ジュリー・ケント、パロマ・ヘレーラ、ジリアン・マーフィー、アンヘル・コレーラ、マルセロ・ゴメス、デイヴィッド・ホールバーグ、シオマラ・レイエス、コリー・スターンズ、ヴェロニカ・パールトに加え、アメリカン・バレエ・シアターのメンバーとして初来日するダニール・シムキン、唯一の日本人メンバーとして主役を踊る、加治屋百合子の総勢12名が登壇し、来日公演への思いを語った。

『アメリカン・バレエ・シアター』チケット情報

ケヴィン・マッケンジーは「日本は大変な時期ですが、現実の辛さから離れて幸せな時間を感じて欲しい。アメリカン・バレエ・シアターは、世界中から最高のダンサーたちが集結したカンパニーで、共通言語がバレエです。お互いの持つスタイルをリスペクトしあった彼らの力がぶつかると、とても良い影響を与え合うのです。今回はアメリカンパワーに満ち溢れた『ドン・キホーテ』と、演劇性が悲劇を盛り上げていくマクミラン版の『ロミオとジュリエット』を上演します。また、ガラ公演ではアレクセイ・ラトマンスキーの『くるみ割り人形』や、ベンジャミン・ミルピエの『トロイカ』など新しい作品もあり、ダンサー個々の素晴らしさを楽しんで下さい」と語った。

ホセ・カレーニョは「悲しむ皆さんには申し訳ないのですが、今ものすごく気分がいいです。アメリカン・バレエ・シアターとは、あらゆる演目をエキサイティングに踊ってきました。一歩先に進んで、外の世界をいろいろ経験しようと思っています。」と前向きな気持ちを話した。加治屋百合子は「カンパニーのダンサーたちは、とても日本に来ることを楽しみにしていました。私は日本をとても愛しているので、今回の公演で主役を踊れることを誇りに思います。カンパニーの看板演目である『ドン・キホーテ』で、私のキトリをお見せしたいと思います」と意気込みを語った。

見渡す限り豪華なスターダンサーの集団だが、誰もが口々に「悲しさを忘れて、数時間でも楽しんで欲しい」と、当たり前のようにこぼれ出る思いやりの言葉が会見場を優しく包む。震災直後の福島原発事故の影響で来日を諦めるアーティストが多い中、正式な来日宣言を行い、芸術の力で私たちに喜びを贈ろうというダンサーたちの愛と勇気に、たくさんの拍手を返したい。

取材・文:舞踊ジャーナリスト 高橋恭子
チケットぴあは、キャラメルボックス2011サマーツアー『降りそそぐ百万粒の雨さえも』公演のチケットに、演劇スタッフの仕事を体験できる特典がついた「インターンシップチケット」を発売する。対象は高校生、専門学校生、大学生で東京、神戸公演で計36枚を用意した。なお、公演観劇と就業体験がセットになったチケットをぴあが販売するのは初めて。

チケットぴあ「インターンシップチケット」情報

体験できる内容は、キャラメルボックス代表の加藤昌史と脚本・演出家の成井豊から仕事についての説明のほか、開演前の準備やスタッフミーティングへの参加、グッズ販売の手伝いやアンケート回収と言った劇場での仕事。新規顧客を開拓したい劇団にとって、今回の試みは若い客層の取り込みに繋げたい狙いもある。

公演は、8月6日(土)から28日(日)まで東京・サンシャイン劇場、9月3日(土)・9月4日(日)に愛知・名鉄ホール、9月10日(土)から18日(日)まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場で行われる。

「インターンシップチケット」はチケットぴあ専用WEBサイトにて発売中。
7月15日からのミュージカル『テニスの王子様』の本公演スタートに伴い、TOKYO DOME CITY HALLにて、同日公開舞台稽古が開催された。

ミュージカル『テニスの王子様』のチケット情報

テニスの名門校・青春学園中等部(青学:せいがく)に入学してきた越前リョーマは、アメリカJr.大会4連続優勝の天才少年。圧倒的なテニスセンスで異例の1年生レギュラーとして活躍していた。都大会の準々決勝にてエリート集団・聖ルドルフ学院、決勝では実力派の名門校・山吹中と対戦し、青学は都大会優勝を果たす。今回の公演は関東大会の緒戦であり、200名を超える部員を誇る氷帝学園中等部との対戦。絶対的な実力とカリスマ性を持つ部長・跡部が率いる氷帝は、敗北した者は即レギュラー落ちの徹底した実力主義で昨年度の都大会優勝校。氷帝は部長・跡部をはじめ“氷帝の天才”と呼ばれる忍足と類まれなる運動神経を持つ向日のダブルスをはじめ、宍戸・鳳の氷帝最強ペア、相手の技をコピー出来る樺地、ボレーの天才・芥川など実力派の選手で青学を迎え撃つ。そして、手塚・跡部という両校部長による頂上対決は、原作、1stシーズンでも屈指の戦いであり、今回もどのような試合になるか期待が高まる。そのほか、控え選手となった越前リョーマと氷帝の次期部長候補・日吉も出場の機会をうかがっている。青学vs氷帝、激戦の行方は……。

公開舞台稽古後の囲み取材では、公演に対する意気込みとして、越前リョーマ役・小越勇輝が「夏の公演なので、夏の“暑さ”に負けない“熱い”公演にしたい」とアピール。手塚国光役・和田琢磨は「いい作品に仕上がったと思うので、より多くの方々に劇場に足を運んで頂きたいです」と話し、跡部景吾役・青木玄徳は「最高の舞台を目指して命懸けで頑張ってきました。ぜひ観に来て欲しいです」と語った。

2ndシーズンに突入したこともあり、今回から東京・大阪に加え名古屋・福岡と全国を回る事について小越は「初めて大阪で公演をした時にお客さんの反応など東京との違いに驚いたので、今回初めて公演をする名古屋、福岡でのお客さんの反応などが今から楽しみ」と語った。また、跡部の美技になぞらえて、自身のキャラクターの“酔いしれて欲しいところ”を聞かれると、和田は「初めての公式試合となるので、テニスフォームにこだわったより強い手塚らしい試合を観てください」と自信をのぞかせた。跡部役の青木は「手塚・跡部の試合をはじめ自分自身体力づくりに励んだので、たくさん汗をかいて思いっきりやっているところを酔いしれて欲しいです」と話した。

公演は7月31日(日)まで。この後、大阪、名古屋、福岡、東京凱旋公演と各地を回り、9月24日(土)まで開催される。
東京急行電鉄は7月19日に会見を行い、2012年春に渋谷駅前の東急文化会館跡地に開業予定の複合施設「渋谷ヒカリエ」と、同所に入る本格的ミュージカル劇場「東急シアターオーブ」について概要を発表した。

渋谷ヒカリエのほかの写真

「渋谷ヒカリエ」は渋谷駅東口に位置する地上34階、地下4階の高層複合施設で、東急百貨店などの商業施設、文化施設、高層部にはオフィスなどが入る。

また、「東急シアターオーブ」は施設の11階から16階に位置する客席数約2000の劇場。地上約70メートルの高さから渋谷の街が一望でき、ヒカリエにとっての中核施設となる。会見で野本弘文社長は「渋谷をエンタテインメント・シティとして、日本中、そして世界中から最も訪れたい街にしたい」と渋谷と文化が緊密な関係であると強調した。

劇場のこけら落としには、トニー賞受賞脚本家アーサー・ローレンツが新演出した、2009年初演のリバイバル版ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』を上演。公演は2012年7月中旬より8月上旬を予定。

ハリウッドのトップスター、ジュリー・アンドリュース(『サウンド・オブ・ミュージック』『メリー・ポピンズ』)が主演し、アカデミー賞で7部門ノミネートを成し遂げた映画『ビクター/ビクトリア』(1982年)。その後1995年にジュリー自身の主演で舞台化され、またもや大ヒットとなった作品の日本版が、貴城けい他豪華キャストで上演中だ。主人公のビクトリアは、ひょんなことから男性を装い、さらに女装のショースターとして人気を集めるという役。元宝塚トップスターで現在は女優として活躍する貴城にハマり役で、7月16日に開幕した東京・ル テアトル銀座は温かい笑いに包まれている。

『ビクター・ビクトリア』の公演情報

舞台は1930年代のパリ。売れない歌手のビクトリア(貴城)は、偶然出会ったゲイの芸人トディ(下村尊則&岡幸二郎のWキャスト)の部屋に転がり込む。そこで男物のパジャマを着た彼女を見てトディが思いついたのが、“ビクトリアをゲイの男爵・ビクターに仕立て上げ、さらにショウ・ガールを演じさせる”というもの。もくろみは当たり、妖艶なスターがショーの最後にハンサムな男性に戻る仕掛けはパリ中の話題に。そんなビクターに一目惚れしたのが、マッチョなシカゴギャングのキング(葛山信吾)。「俺が男を愛するわけがない!だからお前は女だ!」と言い張るキングに困りつつも次第に惹かれていくビクトリア。だがキングの恋人で金髪美女のノーマ(彩吹真央)の怒りは収まらず……。

元々はジュリーの夫で映画監督のブレイク・エドワーズが、「女性らしさに少々欠ける」妻にぴったりな映画をと企画した物語。華やかなショーのシーンや、男性として颯爽と振舞うビクトリアなど見どころ満載だが、本作の軸となっているのは登場人物たちの人間的な魅力だろう。貴城は仕事を通して自己実現を初めて得るものの、その仕事と恋の間で揺れ動くビクトリアを生き生きと表現。トディ役の岡は母性ともいえる温かい愛でビクトリアを支え、葛山は“男を愛してしまったかもしれない”自分に誠実に向き合う男性としてキングを演じている。彩吹扮するノーマも、ちょっと頭は足りないが恋に一所懸命で憎めない女性としたところに巧さがある。

開幕前の会見では、「愛があふれている作品」と話した貴城。「物語の中にいろんな人の人生が詰め込まれています」(葛山)、「人が人を愛することは素晴らしいなと」(下村)、「ミュージカル・コメディならではの楽しさがいっぱい」(岡)、「性別を越えた、人間同士の愛情が描かれている」(彩吹)など、キャストがそれぞれに本作への想いを語った。「元男役として燕尾服のほうが落ち着くというのはありますが、男女2役ではなく、あくまでビクトリアの生き方を演じているつもりなんです」という貴城の言葉こそ、本作が人々に愛され続ける魅力を伝えているだろう。

公演は7月24日(日)まで、ル テアトル銀座で上演。7月30日(土)から31日(日)には大阪・森ノ宮ピロティホールで公演。

取材・文:佐藤さくら
20年前に建てられた瀟洒なマンションの中庭。言葉少なに語り合う二人の中年男。
やがて一人が打ち明ける。
「こないださ......娘の元カレに殺されかけたんだ」
中庭にて、失われた10年、いや20年の申し子を待つ男達の物語―

超個性派俳優、竹中直人生瀬勝久が遂に激突の「ヴィラ・グランデ 青山~返り討ちの日曜日~」が東京公演を11月11日(金)~11月27日(日)シアタークリエにて、大阪公演を12月1日(木)~12月4日(日)サンケイホールブリーゼにて上演される。

作・演出は、劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」を旗揚げして以来注目を浴び続け、第48回岸田國士戯曲賞受賞の倉持裕。そして出演者陣には、今回が初舞台となる、カリスマモデルであり女優としての活躍も目覚ましい山田優、舞台・映像問わず若手実力派女優として活躍する谷村美月、コメディからシリアスまで幅広い作品で唯一無比の存在感を示す田口浩正、シンガー出身であり2009年初舞台を踏んで以来、立て続けに舞台に出演し注目を浴びている松下洸平と、今、旬の豪華キャストが一同に集った。

絶妙且つ軽快な会話によって繰り広げられるスリリングな展開の、シニカル・コメディ。笑い・驚き・感動を生む必見の舞台だ。

「「ヴィラ・グランデ 青山」(仮題)」 (キューブ) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
全てが過激!過剰ともいえるエネルギーに満ち満ちた、唐十郎の傑作戯曲「下谷万年町物語」をBunkamuraシアターコクーン芸術監督蜷川幸雄が手掛ける!!
演じるは宮沢りえ藤原竜也西島隆弘。衝撃のキャスティングが遂に実現する!!
7月17日、井上芳雄らが出演するミュージカル『三銃士』が東京・帝国劇場にて開幕した。開幕に先立つ15日には、出演者たちによる会見が同所にて行われ、それぞれが作品に対する意気込みを語った。

『三銃士』のチケット情報

アレクサンドル・デュマによる文学作品『三銃士』をミュージカル化した本作。銃士に憧れる青年ダルタニャンと三銃士の友情を軸に、恋あり戦いあり冒険ありのスペクタクルな物語が展開される内容で、2003年にオランダで初演、ヨーロッパでは上演を重ねる人気作だが、日本では今回が初演となる。

主人公ダルタニャン役の井上芳雄は「いろんな良さが詰まっていて、帝国劇場100周年にふさわしい最高のエンタテインメントになっていると確信しています。観ないとソンです!」と自信満々。またアクション満載の作品ということで「殺陣の稽古があまりに壮絶で、正直、“僕はこんなことをやるためにミュージカル俳優になったんじゃない!”って弱音はきたいくらい大変だったんですが、それだけ迫力あるシーンになっています。お客様の反応がとても楽しみ」という話も。またダルタニャンたちと対立するリシュリュー枢機卿役の山口祐一郎も「みなさん、溶けちゃうんじゃないかと思うくらいの熱演です。こんなに楽しいミュージカルはないと思います」、謎の女・ミレディ役の瀬奈じゅんも「とにかく早くみなさんに見ていただきたい」とそれぞれアピールした。

豪華な舞台衣裳のキャスト陣は、この夏の暑さもあり汗だく。「衣裳の中にヒヤロンとか入れようかと画策中」(ポルトス役・岸祐二)、「この暑さに負けずにさらにエネルギッシュにいくしかない」(アラミス役・石井一孝)、「汗かいた分、自分たちもやったぜ! という気持ちにもなるので、それがお客様に伝われば」(アトス役・橋本さとし)と暑さとの折り合いを考えている様子。そんな中シンプルな衣裳の井上は「俺の衣裳地味だなぁと思っていたんですが、蓋をあけてみたら一番涼しかった。良かった、みなさん豪華な分暑いのざまあみろと思ってます(笑)」とニンマリ顔。と言いつつも「節電も必要ですし、暑さをみんなで共有して、あの夏は暑かったけどみんな頑張ったねとあとで言えるように、前向きな暑さにとらえたい」と真面目なコメントで締めていた。

公演は8月26日(金)まで、帝国劇場にて。チケットは現在発売中。9月3日(土)から28日(水)には福岡・博多座でも上演される。
歌舞伎俳優の坂東玉三郎が7月15日、都内で『坂東玉三郎特別舞踊公演』の製作発表会見を行った。この公演は10月2日(日)より東京・日生劇場で行われるが、玉三郎の日生劇場舞踊公演は1995年以来実に16年ぶりとなる。

坂東玉三郎の他の写真

今回は、吉原の花街を舞台に傾城の華やかさと品格を魅せる『傾城 吉原絵巻』、変化舞踊の傑作『藤娘』、中国に実在した美女を題材にした『楊貴妃』の3演目を上演。

玉三郎は「歌舞伎座の公演がない中で(日生劇場という)大きな劇場で舞踊会をさせていただくことに感謝して、私のベストをつくしたいと思っております」と公演に対する意気込みを語った。演目については「春、夏、秋でしょうか。まだはっきりとはしていませんが、みなさんに3つの季節を一晩で楽しんでいただきたいと思っています。また日生劇場に合う舞踊会にしたいと思いまして、装置など劇場に合うものをしつらえもしたい」と構想を明かした。

玉三郎にとって同劇場は、1976年にシェイクスピア作『マクベス』のマクベス夫人役で初めて出演してから、様々な作品に主演した思い出のある劇場。久しぶりの東京公演でもあり、どのような舞踊公演になるのか期待したい。尚、公演は10月26日(水)まで。チケット一般発売は、8月27日(土)午前10時よりチケットぴあほかにて発売。
AKB48とSDN48メンバーによる注目の舞台『DUMP SHOW!』が7月17日、池袋・サンシャイン劇場にて開幕。初日を控え、7月16日に公開舞台稽古が行われた。

『DUMP SHOW!』のチケット情報

かつては賑わっていたものの、1年前に閉店したナイトクラブ「トラッシュ」。亡くなったオーナーの孫娘・綾香(仁科仁美)の元に実業家の本城(西岡徳馬)が現れ、実はオーナーに借金があったことが判明。店を手放すよう迫る本城だが、綾香の妹・春香(倉持明日香と佐藤亜美菜がWキャスト)は猛反対。1か月で経営を立て直すことを条件に店を再オープンすることに。幼なじみの茜(大家志津香と佐藤夏希がWキャスト)と店の目玉であるショー作りに奮闘する姉妹の元に、個性豊かな5人のダンサー志望(大堀恵、浦野一美、梅田悠、加藤雅美、チェン・チュー)が現れ……というストーリー。

ナイトクラブが舞台とあって、ストーリーの中にはショーアップされたステージが盛りだくさん。ダブルキャストのAKB48メンバーは役柄同様、まさにこの舞台に一所懸命な様が観る側に伝わってきてフレッシュな魅力。そしてダンサーを目指し集まってくる役柄のSDN48メンバーは、普段の公演で鍛えられたダンスと歌声をふんだんに披露。それぞれの個性も際だつ役柄で、舞台をしっかりと支える存在に。また後半、彼女らが店の目玉としてチャレンジするのはなんとポールダンス! 普段以上にセクシーな衣裳と振り付け、そしてポールの元で回ったり、足を絡めて宙づりにぶら下がったり……。公演のためにハードなこのダンスに挑戦した彼女らの根性に拍手を送りたい。物語の後半、登場人物達の抱えた事情が少しづつ明らかになってくる。彼女たちはなぜ踊るのか、そして「DUMP SHOW」という言葉に込められた意味が分かったとき、若いキャスト陣の熱演と登場人物が重ね合わされて、観る者に熱いものがよぎるはず。

今回、主演のふたりはWキャストということでも話題に。記者会見では「2か月間毎日一緒に居たので、初日を迎えるのは嬉しいけれどちょっと寂しさもある」(倉持)、「不安もあったけど当日になったら楽しい」(大家)、「Wキャストならではの良さを観てほしい」(佐藤亜美菜)とコメント。また、「セクシーを極めなければ行けないので、SDNから盗んで取り込んで行きたい」と言った佐藤夏希に対し、「あら上手いわね。私たちはAKBと共演ということで、若いエキスを吸い取ってます(笑)」とSDN大堀恵が返し笑いを誘う一幕もあった。公演は7月31日まで東京・サンシャイン劇場、8月10日(水)から14日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。

取材・文:川口有紀
彩の国さいたま芸術劇場芸術監督 蜷川幸雄が、多彩な各界のアーティストとトークセッションを行う人気シリーズ『NINAGAWA千の目』。本トークセッションはにぎわいのある劇場を目指し、蜷川が芸術監督に就任した2006年からスタートした。これまでに狂言師の野村萬斎、歌手の宇崎竜童、作家の松井今朝子、落語家の笑福亭鶴瓶、俳優の藤原竜也小栗旬らをゲストに迎え、いずれも好評を博した。第23回となる今回は、10月1日の彩の国さいたま芸術劇場リニューアルオープンに先駆け、劇作家・演出家・役者であり、東京芸術劇場芸術監督の野田秀樹をゲストに迎える。

日本の演劇界を代表する二人はこれまでも、蜷川の依頼による野田の書き下ろし新作『パンドラの鐘』(1999年、ほぼ同時期にNODA・MAP で野田演出版も上演)や、野田の旧作を蜷川が演出した『白夜の女騎士』(2006年)といった作品で出会っており、いずれも大きな話題となった。また、共に世界照準で作品を発表し続けており、蜷川の彩の国シェイクスピア・シリーズ最新作『アントニーとクレオパトラ』(10月1日より彩の国さいたま芸術劇場で上演)では11月に蜷川作品初となる韓国公演を予定、一方の野田の『THE BEE』(再演)は2012年1月より野田作品初となるワールドツアー、そして4月からはジャパンツアーを予定している。
時にライバル、時に共闘する二人からどんな話が飛び出すか!? 演劇界の2大巨匠による注目のトークセッションに期待。

「NINAGAWA 千の目 第23回 野田秀樹×蜷川幸雄」公演概要
●日 時  2011年9月17日(土) 開演12:00(約1時間)
●場 所  彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
(さいたま市中央区上峰3-15-1 JR与野本町駅下車徒歩7分)
●定 員  346名(全席指定・入場無料・抽選)

応募方法
はがきに以下の事項をご記入の上、締切日までにご応募ください。(入場券の発送をもって抽選結果の発表にかえさせていただきます。)※財団メンバーズの方への優先枠あり

●記入事項
(1)郵便番号・住所
(2)氏名(フリガナ)
(3)年齢
(4)会員番号(財団メンバーズの方のみ記入)
(5)希望人数(1枚のハガキで2名様まで)
●応募締切 2011年9月3日(土)必着
●応 募 先 〒338-8506 埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
(公財)埼玉県芸術文化振興財団「千の目9/17 入場募集係」
●お問合せ 財団メンバーズ事務局 048-858-5507
7月15日(金)に開幕する、原田泰造主演舞台『ニッポン無責任新世代』。開幕に先立つ14日、東京・シアタークリエにて公開稽古と出演者たちによる会見が行われた。

『ニッポン無責任新世代』の公演情報

作品は1960年代、高度経済成長期の日本で大ヒットした、植木等主演映画『無責任シリーズ』にオマージュを捧げるもの。植木扮する“平均(タイラ・ヒトシ)”の孫、“百均(クダラ・ヒトシ)”に原田泰造が扮し、平成の無責任男として明るく元気に無責任に大活躍する。原田の持つ明るさがうまく活かされたストーリー展開が楽しく、観終わったあとに明るい気分にさせてくれる作品となっている。かの名曲『スーダラ節』を彷彿とさせるような『つまらな節』、『そんなわきゃねー』などの劇中歌にも注目だ。

会見では、記者に前夜のなでしこジャパンの活躍について訊かれた原田が、結果すら知らないままにコメントを言ったり、「植木さんも相当喜んで、よくやったって言ってくれるんじゃないかな。…本当は聴こえてこないけど」と発言したりと、まさに“無責任”ぶりを連発。周囲から「無責任だねえ!」と言われながらも終始笑顔の原田は、しかし舞台は「責任持ってやります!」と胸を張り、「明るくて、何も考えないで観ることのできる作品。ぜひ観に来てください、相当良い1日になると思います!」とアピール。作・演出の後藤ひろひとも「笑ってもらうことが一番の夏バテ防止、僕らは笑わせることが一番の夏バテ防止」と、暑い夏に負けないパワーが出る作品だと太鼓判を押していた。

公演は7月30日(土)まで同所にて。その後、8月1日(月)には愛知・名鉄ホール、8月3日(水)・4日(木)には大阪・サンケイホールブリーゼ、8月12日(金)には石川・北國新聞赤羽ホール、8月17日(水)には広島・アステールプラザ 大ホールでも上演される。チケットは発売中。
若年性アルツハイマーをテーマにした舞台『音楽劇「リタルダンド」』が7月15日(金)より東京・PARCO劇場にて開幕する。初日に先駆け14日、吉田鋼太郎、一路真輝、高橋由美子、伊礼彼方の出演者4名による会見が行われた。

音楽劇『リタルダンド』の公演情報

音楽雑誌の編集長(吉田)とその妻(一路)が結婚半年を迎えたころ、突然夫が若年性アルツハイマーと診断される。夫婦は、かつて夫と過ちを犯した部下や、夫の前妻の息子、屈折した妻の兄ら、取り巻く人々との複雑で微妙な人間関係とどう向き合っていくのか。笑いに溢れながらも、愛しく切ない物語を美しいメロディに乗せて紡ぐ音楽劇。

会見で吉田は「テーマは少し重いと思いますが、その中で音楽劇と言うことで歌が何曲か入っていますから、重さもありますがエンタテインメントとしての楽しさと軽やかさも併せ持った作品だと思います」と作品の楽しさをアピール。また一路は「最近注目されている病気ですので、薬もどんどん進化しています。私達がこのテーマで上演することは、とても重要な役割を担うんだろうと思っています」と語った。脚本は中島淳彦、演出をG2が担当する。

公演は7月15日(金)から31日(日)までPARCO劇場にて上演。その後、8月5日(金)に愛知・名古屋市青少年文化センター アートピアホール、8月6日(土)から7日(日)まで大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!と各地を周る。チケットは発売中。
ヒロシ主演の舞台『バッド・アフタヌーン〜独立弁護士のやむを得ぬ嘘〜』にて演出をつとめる土田英生さんに演劇の世界にはいるきっかけから公演に対する思いを語っていただいた。
土田1

▲本公演では新進気鋭の作家・小峯裕之とタッグを組んでアツい夏をさらにもりあげる!!

土田英生
1967年3月26日生まれ。愛知県出身。劇団MONO代表。1989年、MONOの前身となる「B級プラクティス」を結成。1990年以降全作品の作・演出を担当する。現在は劇作と並行してテレビドラマ・映画脚本の執筆も多数手がけている。
韓国発・世界各地で脚光を浴びているマーシャルアーツ・パフォーマンス『JUMP』。2003年にソウルで初公演して以来高い人気を誇り、世界の有数なフェスティバルでも上演。2007年にオフ・ブロードウェイで1年間の公演を成功させ、本年5月にはついにブロードウェイでも上演された。

マーシャルアーツ・パフォーマンス『JUMP』のチケット情報

そんな話題の舞台が、いよいよ福岡で上演が決定した。舞台は、韓国の伝統的な家父長一家。一見普通に見えるこの一家だが、武術やテコンドーの達人や愛酒家など、少々癖のある人ばかり。そんな一家に起こるコメディータッチのストーリーを、武術とアクロバットの組み合わせで迫力たっぷりに展開する。

出演俳優は1ステージに9人。武術出身、ダンス出身、俳優出身、それぞれの特技を生かしつつ、足りない部分をみっちりトレーニングした後の出演となる。現在、俳優は5チーム。その他にもトレーニング中の俳優が20人程度おり、専用のトレーニングセンターで稽古を受けている。

主要キャスト4人に話を聞いた。「ダンス出身なので、アクロバットのトレーニングは非常に大変でした。武術は硬くて強いってイメージですが、私が演じる“娘”の武術は舞踊の要素も含まれていて、いかに美しく柔らかく見せられるかに気を配っています」(パク・ソジン/娘役)。「器械体操出身です。体操の先生になるつもりでしたが、偶然に『JUMP』を観て人生の目標が変わりました(笑)。中心となる役柄で難しいですが、“お祖父さんなのに面白い”と感じて頂けるように頑張ってます」(キム・ミョンソップ/お祖父さん役)。「テコンドーと合気道をしていました。酔拳をするシーンがあるのですが、実はお酒が飲めないので、夜になると繁華街を歩きまわって酔っ払いを観察しています(笑)」(シン・ジョンフン/叔父さん役)。「テコンドーと器械体操出身です。ちょっと秘密のあるキャラクターなので、演技には気を使います。その秘密は是非劇場で!」(ユ・デハン/花婿役)。観客も一体となって楽しめる爆笑エンタテインメントに注目したい。

公演は10月1日(土)から10日(月・祝)に福岡・キャナルシティ劇場にて上演。チケットは7月17日(日)10:00より発売開始。
劇団EXILE W-IMPACT公演『レッドクリフ』舞台製作発表が7月11日、都内で行われ、MAKIDAI、AKIRAら出演者と演出を務める岸谷五朗、岡村俊一、ゼネラルプロデューサーのHIROが登壇した。

MAKIDAI、AKIRA出、劇団EXILE W-IMPACT『レッドクリフ』のチケット情報

本作は、大人気映画『レッド・クリフ』にインスパイアされ、新たに2つの舞台作品として上演される。AKIRA主演の『レッドクリフ-愛-』は、周瑜(AKIRA)とその妻小喬(リン・チーリン)の愛を描く。共演は竹中直人、青柳翔ら。演出は岸谷が担当する。男たちの野望が渦巻く戦国絵巻『レッドクリフ-戦-』は、MAKIDAIが魏の君主、曹操役に挑戦する。共演は市川右近、陣内孝則ら。演出は岡村俊一。どちらも豪華なキャストで舞台を彩る。

記者会見では、HIROが「劇団EXILE始まって以来のスケール感で、このような素晴らしい作品を舞台化できることを心から嬉しく思っています」と挨拶。出演者はそれぞれ「自分が周瑜を舞台で演じることに感謝してますし、映画では描かれていない周瑜を自分のオリジナルで演じたい」(AKIRA)、「戦乱の世をどういう武将たちが熱く生き抜いたか、何を想い、何を残そうと戦っていたのかを自分なりに表現できたらと思う」(MAKIDAI)とそれぞれ意気込みを語った。

劇団EXILE W-IMPACT公演『レッドクリフ-愛-』は、8月8日(月)から31日(水)までル テアトル銀座 by PARCOにて、『レッドクリフ-戦-』は8月13日(土)24日(水)まで青山劇場にて上演。チケットは発売中。
劇団四季のミュージカル『美女と野獣』東京公演が7月11日、1周年を迎え、特別カーテンコールを行った。

劇団四季『美女と野獣』のチケット情報

『美女と野獣』は、ディズニーが同名アニメーションを舞台化したブロードウェイ・ミュージカル。日本では1995年に初演され、各地で上演を繰り返す人気作で、6月26日に上演回数4000回の大台を迎えたばかり。現在行われている東京公演は、大井町に新しくできた四季劇場[夏]のこけら落とし公演として2010年の7月11日に開幕。この日めでたく1周年のロングラン記念日を迎えた。

この日は本編終了後、ルミエール役の百々義則が、東京公演が1周年を迎えたことの報告とお礼、そして「これからも作品の感動をお伝えできますよう、一回一回全身全霊で務めてまいります」と挨拶した。その後、劇中歌をメドレーで繋ぐ特別カーテンコールを実施。通常はポット夫人が歌うナンバー『美女と野獣』を王子(野獣)とベルが歌ったりと、本編とはひと味違う趣向で観客たちを楽しませた。舞台上には『1st Anniversary』と書かれたピンク色のフラッグが登場し、客席から大きな拍手と歓声が送られていた。

『美女と野獣』東京公演は、四季劇場[夏]にてロングラン公演中。現在、11月30日(水)公演分までチケット発売中。
ドラマ『相棒』やゲーム『逆転裁判』、漫画『メイちゃんの執事』、映画『カサブランカ』と、近年、幅広い作品をミュージカル化している宝塚歌劇団。その宝塚が今秋、大ヒット映画の世界初となるミュージカル化に挑む。7月11日、星組公演『オーシャンズ11』の製作発表が都内で行われ、トップスターの柚希礼音(ゆずき・れおん)、演出の小池修一郎らが登壇した。

『オーシャンズ11』はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシア、マット・デイモンといったビッグ・スターの共演で話題を呼んだ、2002年公開の犯罪サスペンス映画。2005年には続編の『オーシャンズ12』、2007年には『オーシャンズ13』が公開され、シリーズ化もされている。内容はラスベガスを舞台に、カリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンが壮大な金庫破り計画を立て、その遂行に不可欠な“その道のプロ”をスカウトし、犯罪ドリームチームを作り上げるというもの。潤色・演出の小池によると、全体のプロットやこの映画独特の粋な面白さやコメディ要素は活かしつつ、宝塚ならではの愛とロマンを描くのだそう。

星組公演『オーシャンズ11』の製作発表の他の写真

製作発表では映画の予告編に見立てた主要キャスト6人のパフォーマンスも行われた。G.クルーニーのファンだと語る柚希は、彼が演じるダニー・オーシャン役に扮し「今日は髪型も変え、カラーコンタクトも入れてきました。この役で新しい自分を発見できたらと思います。大人で渋い役は中々やらせていただいたことがなかったので、楽しみです」とコメント。ダンディズムを全面に押し出した役柄になりそうだ。娘役トップスターの夢咲ねねは、映画でジュリア・ロバーツが演じたオーシャンの元妻・テス役。「宝塚では、中々結婚している女性の役を演じることがなかったので新鮮。結婚していたにも関わらず別れて、それでもなおダニーに愛を見出す。そこを丁寧に演じられるよう頑張っていきたい」と語った。そのほかブラッド・ピットが演じたラスティー・ライアンに涼紫央、アンディ・ガルシアのテリー・ベネディクト役に紅ゆずる、バーニー・マックによるフランク・カットン役に夢乃聖夏、マット・デイモンが演じたライナス・コールドウェル役に真風涼帆が扮する。

「ラスベガスが舞台なのでイリュージョンのようなことができれば。また夢咲のテスは紅一点なので、歌手、あるいはダンサーなどラスベガスのエンタテインメントに従事する役だとしたら面白い」と、演出の小池のアイデアはどんどん広がっている模様。宝塚歌劇星組『オーシャンズ11』は、11月11日(金)から12月13日(火)まで兵庫・宝塚大劇場にて、2012年1月2日(月)から2月5日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。チケットは兵庫公演が10月8日(土)より東京公演が12月4日(日)より一般発売開始。
中谷美紀の初舞台作品『猟銃』の製作発表が7月8日、都内で行われ、中谷のほか、映画監督、脚本家としても知られるカナダ人演出家フランソワ・ジラールが登壇した。

『猟銃』のチケット情報

この作品は井上靖による1949年発表の恋愛小説『猟銃』が原作。三杉譲介というひとりの男に宛てられた3人の女性の手紙で構成された書簡体小説で、彼の13年に及ぶ不倫が妻・みどり、愛人の彩子、愛人の娘・薔子の3通の手紙により浮かび上がる。中谷が演じるのは妻、愛人、愛人の娘の3役。セリフのない三杉役は俳優でダンサーのロドリーグ・プロトーが象徴的に演じる。シルク・ドゥ・ソレイユ『ZED』やNYメトロポリタンオペラの演出も手掛けたフランソワ・ジラールが、自身で監督を務めた映画『シルク』での中谷の演技に魅了され、彼女に白羽の矢を立てた。

中谷に本作の舞台のオファーがあったのは2006年。それまでも舞台の出演依頼はあったが「舞台の上に立つ俳優というのは身体能力に優れ、声のトレーニングも鍛錬された方でないといけない」と思い、断り続けていたそう。しかし全幅の信頼を置くジラールよりこの作品の女性3役のうちどれか好きな役をひとつ選んでと依頼を受け、思わず「NOと言うはずが、3役すべて演じたい」と答えてしまったとか。またオファーから5年経ったが「むしろ5年前にこの作品を舞台で演じるのではなく、今の年齢で世界中が日本という国に注目をしているなか、日本人がカナダの舞台に立ち、日本人がたくましく生きているということをお伝えできたらいい」と決意のほどを語った。

また日本公演に先がけ9月7日(水)から10日(土)までカナダ・モントリオール、USINECで公演を行うことについて中谷は、「『旅の恥は掻き捨て』と言いますか、カナダのお客様は日本語がわからないからセリフを間違ってもお気づきにならないかな?と思っていました。ただ、欧米のお客様は大変正直でいらっしゃるので、自分の意に介さない公演では平気で席を立ちお帰りになる。それも実はトラウマになっていまして」と、自らの気を引き締めていた。

日本公演は10月3日(月)から23日(日)までの東京・PARCO劇場を皮切りに、兵庫、新潟、福岡、愛知、京都と各地を回る。なおチケットぴあでは、東京公演が7月12日(火) 11:00より19日(火) 11:00まで、兵庫・京都公演は7月14日(木) 11:00より19日(火) 11:00まで先行抽選販売「プレリザーブ」を実施。
宝塚歌劇宙組の東京公演『美しき生涯-石田三成 永遠(とわ)の愛と義-』『ルナロッサ-夜に惑う旅人-』が7月8日に東京宝塚劇場で開幕し、同日、初日に先立ちトップスター・大空祐飛の会見が行われた。

『美しき生涯-石田三成 永遠(とわ)の愛と義-』『ルナロッサ-夜に惑う旅人-』 のチケット情報

石田三成を主人公にした『美しき生涯』は、人気脚本家・大石静が書き下ろした新作。豊臣家への忠義を貫く三成が、信長の姪であり後に秀吉の側室となる茶々への愛ゆえに葛藤する姿を描く。大空は「大石先生の脚本で演じさせていただけるということは本当に光栄。三成は一点の曇りもない心を持っている人ですが、とても“人間”であるというところに非常に魅力を感じます。自分を日頃から清廉に正しく貫いていないと三成の前で恥ずかしくて演じられないなと、姿勢を正す気持ちにさせてくれる人物像です」とその魅力を語った。

会見には大石静も出席。「宝塚は幼稚園のときからみていて大好き。お客さんとして観るときは、宝塚はラブストーリーじゃなきゃ嫌なので、ラブラブなものを書きたいなと思いました(笑)」と話し、自分の脚本が実際の宝塚の舞台になったものを観た感想を「大空さんは、秘めた情熱と、人間を立体的に演じる芝居力がすごい。今までのどのトップさんとも違う独特の魅力がある方。私の書いた本の何十倍も素晴らしい舞台になっている」と興奮ぎみに語った。

一方の『ルナロッサ』は中近東を舞台にしたエキゾチックなレビュー。肌も浅黒く塗った出演者たちが妖しく美しく情熱的に踊る。こちらに関して大空は「清々しい三成に対して、ショーはとても熱い熱い中近東の旅。場面ごとに色々なカラーがあるので、そのバラエティに富んだ世界を楽しんでいただけたら」とアピール。宝塚には珍しい戦国時代を舞台にした作品と、熱いレビューで、宙組の魅力を存分に味わえる公演になっている。

公演は8月7日(日)まで。チケットは現在発売中。
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演された最新オペラ公演を、高画質のHD映像と5.1Chサラウンドのダイナミックな音響により、生の舞台そのままの魅力でスクリーン上映する『METライブビューイング』。

5年目のシーズンとなる2010-2011シーズンでは、全12演目が昨年11月から8ヶ月間に及んで順次全国公開され、大盛況をおさめた。
今年6月には震災後、最大規模となる総勢400名が来日したMET来日公演も行われ、METは日本でますます注目を集めている。その最新2010-2011シーズンのラインナップと過去4シーズンの中から、絢爛豪華な選りすぐりの24演目をこの夏一挙にアンコール上映!!〈シルク・ドゥ・ソレイユ〉などの演出で世界的に有名な、鬼才ロベール・ルパージュによる新演出で、現地ではチケットが完売となった話題作《ラインの黄金》・《ワルキューレ》などの他、《カルメン》、《トゥーランドット》などの人気演目をまとめて堪能できる貴重な機会となる。普段見られない舞台裏や歌手へのインタビューなどの特典映像も必見だ!

●日時:8月13日(土)~9月23日(金・祝)
●会場:東劇(中央区築地4-1-1東劇ビル3F)
●料金(税込):1作品3,000円 ※《ワルキューレ》のみ 4,500円
 ◇特別鑑賞券4枚セット : 10,000円 (2,500円×4枚)

上映作品は以下

栗山民也の魔術的演出のもと、日本演劇界の一線で活躍する俳優スターが集結し、映画とは一味違う舞台版『キネマの天地』がこまつ座でいよいよ初上演されることになった。

本作は、1985年に封切られた映画、松竹大船撮影所50周年記念作品『キネマの天地』(共同脚本:井上ひさし、山田洋次、山田太一、朝間義隆)の続編として舞台版が企画され、86年に日生劇場で松竹製作、井上ひさし作・演出で上演。戯曲は映画版のストーリーとはまったく違い、女優4人と監督、助監督、刑事役に扮する大部屋老役者の7人による、二幕構成の推理劇として新たに書き下ろされた。
今年で4回目を迎える東京発の舞台芸術の祭典『フェスティバル/トーキョー』が、9月16日(金)から11月13日(日)までにしすがも創造舎など都内10数か所で開催される。それに先立ち7月6日にはラインナップが発表され、注目作品を手がける維新派の松本雄吉、遊園地再生事業団の宮沢章夫ら6アーティストが登壇し、それぞれ意気込みを語った。

会見のほかの写真

今回は東日本大震災後初のフェスティバルであり、演劇に携わるアーティストたちが震災を受けてどんなメッセージを発信するのかに注目が集まる。また本祭典の中心会場として使われてきた東京芸術劇場の改修工事に伴い、劇場以外の場所を会場とする試みも多い。注目は野外劇3作品。『宮澤賢治/夢の島から』は、宮澤賢治のテキストから想起された飴屋法水の新作『じめん』とイタリア出身のロメオ・カステルッチの新作『わたくしという現象』2作品を同時上演する試み。夢の島公園での2演目を一挙に見せる。またドイツのルネ・ポレシュはロベルト・ロッセリーニ監督の映画『戦争三部作』からインスピレーションを得た『無防備都市-ルール地方三部作・第二部』を広大な豊洲公園で上演。維新派の松本雄吉は20年ぶりとなる東京の野外公演『風景画-東京・池袋』を西武池袋本店の4階屋上広場で立ち上げる。大がかりなセットで知られる維新派だが、松本は「今回は一切何も建てずに俳優の身体だけをその場に立たせ、その場所を風景として捉える手法を取る」と明かした。

遊園地再生事業団の宮沢章夫は『トータル・リビング 1986-2011』を発表。「極めて浮かれていた1986年にチェルノブイリの原発事故があった。この25年間を演劇的にどう描けるのか? 我々はどこに来てしまったのか?ということを、あの時から考えたい」とコメントした。そのほか日本の原発有無を国民投票の形式を用いて問う『Referendum-国民投票プロジェクト』、黒瀬陽平がキュレーターを務めるアート集団カオス*ラウンジの『カオス*イグザイル』、白井剛の舞踊『静物画-still life』、岡崎藝術座の神里雄大による『レッドと黒の膨張する半球体』、フランスのジェローム・ベル作『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』と刺激的な作品が次々と発表された。チケットは8月下旬発売予定。
ミュージカル『ロミオとジュリエット』の制作発表が7月7日(木)、都内にて行なわれた。
ロミオとジュリエット1

▲世界を席巻した大ヒットミュージカル、ついに上演!

本作は、不朽の名作『ロミオとジュリエット』をフランスのジェラール・プレスギュルヴィックがミュージカル化したもので、世界各国で500万人以上を動員、CD・DVDの売り上げ700万枚以上の傑作ミュージカルだ。
日本では、2010年に宝塚歌劇団星組が初演し、その後雪組で上演。宝塚バージョンを大成功に導いた、日本ミュージカル界を牽引する演出家・小池修一郎が、この秋いよいよ日本オリジナルバージョンを上演する。

注目のロミオ役には、新進気鋭の城田優山崎育三郎の2人をむかえ、ジュリエット役には500名を超える応募の中からオーディションにより選ばれた本作品がメジャーデビューとなる昆夏美、フランク莉奈のフレッシュな2人が決定。さらに浦井健治涼風真世石川禅安崎求未来優希らミュージカル界の精鋭が集まった。その他、男性主要キャストにはオーディションを勝ち抜いた期待の若手俳優陣も決定し、若いエネルギーの爆発を演じる。みずみずしさと確かな実力にあふれた新たな『ロミオとジュリエット』をつくりあげる!
昨年夏、史上初のアイドルフェスとして開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL」が今年も8月27日(土)、28日(日)に、東京・青海特設会場にて開催される。

「TOKYO IDOL FESTIVAL 2011」チケット情報

次世代のアイドルがライブや握手会、トークショーを開催する「TOKYO IDOL FESTIVAL 2011」。アイドリング!!!、さくら学院、SUPER☆GiRLS、東京女子流、バニラビーンズ、腐男子、ぱすぽ☆、YGAといったさまざまなアイドルが、“Eco&Smile”をテーマに、環境にやさしく、東日本大震災からの復興への想いを届けるアイドル博覧会を目指す。

7月4日に行われた製作記者会見にはアイドリング、さくら学院、SUPER☆GiRLS、東京女子流、バニラビーンズ、腐男塾、YGA、初参戦となる、THE ポッシボーが登壇。「このようなイベントに参加させて頂くことがあまりないので、ほかのアイドルのパフォーマンスに刺激を受けて、THE ポッシボーらしいステージがお見せできたらと思います」(THE ポッシボー・ロビン)、「来ていただいた皆さんにたくさんの笑顔を届けられるように頑張りたいと思います」(SUPER☆GiRLS・前島亜美)、「今年も元気に歌って、女子流らしいパフォーマンスができるように頑張ります」(東京女子流・山邊未夢)、「体調管理をしっかり頑張りたいと思います」(YGA・谷侑加子)とそれぞれイベントに対する意気込みを語った。

本公演の前には、8月24日(水)から26日(金)まで品川よしもとプリンスシアターにて前夜祭、29日(月)には後夜祭が行われる。チケットは7月10日(日) 10:00より発売開始。
俳優の森山未來が7月5日都内で会見を行い、世界のダンスシーンで注目されている振付家でダンサーのシディ・ラルビ・シェルカウイの最新ダンス作品『テヅカ TeZukA』に出演する意気込みを語った。この作品は、シェルカウイが日本マンガ界を代表する手塚治虫にインスパイアされて創作した演劇とダンスの境目を超越したパフォーマンスで、世界各地で選ばれたダンサーや、ミュージシャン、少林寺の僧、書道家の鈴木稲水など錚々たる顔ぶれが揃う。今年9月にサドラーズウェルズ劇場(ロンドン)で世界初演される。

森山未來の他の写真

森山は自分にとって手塚作品は教科書のようで、舞台の話を聞いた時にすごく面白そうだと思ったと明かし、何度かシェルカウイのワークショップに参加しながら「ここに僕が呼ばれた理由を悩みながらやっています」と語った。その上で「今まで描いていた手塚マンガのイメージがどんどん変化していくのが逆に新鮮です」と創作の過程を楽しんでいる様子だった。また会見に同席したシェルカウイは森山の才能を高く評価しており「彼の素晴らしさは、ダンサーとしての動きだけでなく、俳優の観点を失わずにやり遂げることの出来るところだ」と話した。

『テヅカ TeZukA』はロンドンで開幕後、2012年2月にBunkamuraオーチャードホール(東京・渋谷)で日本初演の幕を開ける。その後3月からヨーロッパやアジアなど世界各国をツアーする予定。日本公演のチケットは2011年10月下旬よりプレイガイドにて発売予定。
昨年、演出家の宮田慶子が新国立劇場演劇芸術監督に就任し、話題の作品を次々と世に送り出した。そしていよいよ、二年目となる2011/2012シーズンがスタートする。

2011/2012シーズンオープニングには"日本的なる美"を探究していく3作品連続上演「【美×劇】-滅びゆくものに託した美意識-」を企画。その第一弾として、宮田自らが演出を務める、三島由紀夫・作『朱雀家の滅亡』が上演される。
12年間、5003回ものロングラン上演を記録した伝説のミュージカル『I LOVE YOU, YOU'RE PERFECT, NOW CHANGE』が2011年10月、中川晃教 白羽ゆり 神田沙也加 米倉利紀の豪華キャストにより東京上演されることになった!

本作は1996年8月1日から2008年7月27日までオフブロードウェイで上演されていた大人気ミュージカル。「ファンタスティックス」や「BLUE MAN」「STOMP」と並び、オフ・ブロードウェイで最も長く上演され続けた公演の一つだ。世界19カ国で上演され、国境、世代を超えて多くの人に愛される続けるこの伝説のミュージカルが、オリジナル演出家JOEL BISHOFF(ジョエル・ビショップ)を迎え、新たな魅力を加え、東京で幕を上げる。
夕刊フジ公式サイト・ZAKZAK(http://www.zakzak.co.jp/)の芸能面にて好評連載中の劇団紹介コーナー「ピンスポ」。お陰様で2011年7月5日、記念すべき第50回を迎えることが出来ました! 心より感謝致します。(内外タイムス連載時代から換算しますと述べ173回という長期連載! この場を借りて、お世話になりました劇団・ユニット様にお礼させていただきます。そして、これからもお力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます)

本コーナーは、1人でも多くの人に劇場へ足を運んでいただけるようスタートしました。「これまで演劇に興味がなかった人たちにも、その魅力を少しでも知ってほしい!」という熱い思いで展開してまいりました。今後とも引き続いてまいります。取材にご協力いただけますよう、何卒よろしくお願い致します。

■ 媒体 :夕刊フジ公式サイト・ZAKZAK/芸能面(PCサイト&モバイルサイト)
■ PV数 :9,300万PV(月)
■ 掲載 :隔週掲載(第1・第3火曜日)

◎取材ご希望の劇団・ユニット関係者の方は、
E-Mailのタイトルに
【ピンスボ取材希望〜団体名称】
とお書き頂き、下記の内容を本文にご記入の上、
pinspo★engekilife.com
までご送付ください。
(★を@に変更の上、お送り下さい。)

・団体名
・公演名称
・公演期間
・会場
・ご担当者名(フリガナ)
・連絡先(Email/TEL)
・掲載希望日(火曜日/公演の1〜2週間前を基本に)
・取材希望日時&場所(掲載希望日の2〜3週間前を基本に/可能であれば第3候補まで)
・HP(あればURLを)
・プレゼント内容(招待チケットの日時・ペアで何組か)

本コーナーをプロデュースしておりますコンテンツプロダクション株式会社ルートデザインにて、お送りいただいた内容を検討の上、改めてご連絡させていただきます。
(※複数劇団様から応募があった場合や、日程・取材場所等の都合により、取材をお断りすることもございます。あらかじめご了承ください)

◎取材に関して
稽古場等にお伺いさせていただき、取材(撮影)をさせていただきます。
取材インタビュー時間は30分〜40分程度となります。
取材は主宰者様、演出家様、または出演者様など様々なケースがございますが、劇団の詳細・本公演の内容を分かっていらっしゃる方でお願い致します。

◎掲載写真
集合写真・稽古風景写真等、計5〜10枚程度を掲載させていただきます。(掲載前にチェックしていただいております)

◎原稿チェックに関して
入稿前に原稿チェックしていただいております。(PCメール/ワードデータ添付)
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◎取材に際して
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◎プレゼントコーナー
招待チケットの御協力をいただいております。よろしくお願い申し上げます。
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(※告知のために、演劇ライフ以外のサイトに掲載する場合がありますので、あらかじめご了承ください)
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◎プロデュース
コンテンツプロダクション
株式会社ルートデザイン
http://contents-pro.com
大人気コミックを舞台化した人気シリーズ『ROCK MUSICAL BLEACH』の全国5都市を巡るツアーが、7月1日、東京・THEATER1010からスタートした。本シリーズは2005年の誕生以来、累計13万人以上の動員を記録しているメガヒット作。今回からキャストがほぼ一新され、開幕に先駆けて行われた公開舞台稽古の後には、主演の法月康平ほか3名による会見も行われた。

『ROCK MUSICAL BLEACH』のチケット情報

舞台は現世の空座町(からくらちょう)。死神代行の黒崎一護は、死神である朽木ルキアらとともに、死した魂を死後の世界(=ソウル・ソサエティ)に導き、また悪霊・ホロウから人間たちを守っていた。だがある日、空座町の空に赤い月が出現。その月の調査に派遣された死神たちが、相次いで殺害されるという事件が起こる。一護たちも調査に乗り出すが、そんな彼の目の前に、血に飢えた“罰刀”を持つ謎の男・射真(いるま)が現れて……。

新生『~BLEACH』は、その幕開けにふさわしい、上質なエンタテインメント作品となった。ロック、剣劇はもちろんのこと、本作ではシリーズ初のオリジナル脚本を採用。壮大な『BLEACH』の世界観の中に、愛、悲しみ、憎しみ、切なさなど、登場人物たちのさまざまな感情が織り込まれ、ドラマとしても十分見ごたえのあるものに仕上がった。主人公の一護役を演じたのは、4500人の中からオーディションで勝ち抜いた法月康平。「何事にも一本気で真っすぐなところは自分と似ている」と本人も語るように、一護らしいアツさを舞台上で爆発させた。ルキア役には、前回から唯一の続投となる佐藤美貴。凛とした美しさは、まさにルキアそのものだ。また「THE CONVOY SHOW」の石坂勇、バレエダンサーの西島千博ほか、鯨井康介、木戸邑弥、太田基裕らが主要キャラクターを演じている。

そして本作により厚みを加えているのが、舞台オリジナルキャラクターの射真と遥華を演じた、新納慎也と彩乃かなみ。ベテランのふたりだが、「いかに漫画の世界に馴染み、世界観を壊さないようにするか」と語り、これまでにはない苦労があったことを明かした。もちろんミュージカル界を代表する実力派なだけに、その演技力、歌唱力は圧倒的。本作がふたりの参加により、漫画ファンだけでなく、演劇ファンをも納得させるものになっていることは間違いないだろう。会見には法月、佐藤、新納、彩乃が登場。後者の大人チームが、若手チームを引っ張るという図式で、すでにチームワークは完璧。約2か月に及ぶツアーの成功を、充分に予感させてくれた。ツアー出発地の東京から愛知、大阪、石川、新潟を巡り、8月に東京・シアタークリエで凱旋公演を行う。

取材・文:野上瑠美子
1989年のオープン以来、クラシックコンサート、オペラ、バレエの劇場として広く親しまれるBunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区)は、芸術監督にバレエダンサー熊川哲也が就任することを発表。6月30日に記者発表を行った。

オーチャードホールのチケット情報

熊川哲也は、1989年に東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、最年少でソリストに昇格。1993年にはプリンシパルに任命された世界的バレエダンサー。1999年にKバレエカンパニーを創設し、芸術監督としてプロデュース・演出・振付も行っている。Bunkamuraオーチャードホールとは、同館10周年記念ガラで「ボレロ」に出演して以降、Kバレエカンパニーの公演をコンスタントに上演するなど縁が深く、今回の芸術監督就任の運びとなった。

記者会見で「劇場とは、常に新しい歴史との出会い、偉大な先人が残してくれた素晴らしい作品との出会いの場。現代を生きる私たちの責任は、それらを継承し、浸透させ、未来に進化させていくことだと感じています」とあいさつした熊川哲也。オーチャードホールについて「ダンサーがホームと思える劇場はひと握りしかないと思いますが、特に日本に拠点を移してからは、オーチャードホールは僕にとって非常に居心地がよく、創造の源といえる場」と語り、今回の芸術監督就任も快く引き受けたという。また「渋谷は、ハイカルチャーとポップカルチャーが共存し、刺激し合う、とても魅力的な場所。ここ渋谷のオーチャドーホールから良質な古典芸術を発信していくことが、今後の日本の文化を根付かせることになると思います」と芸術監督としての意気込みも語った。

熊川哲也のオーチャードホール芸術監督就任は2012年1月より。任期は5年。芸術監督就任第一弾企画として、2012年2月上旬に、熊川哲也主宰のバレエカンパニーによる新制作バレエ「シンデレラ」(演出・振付:熊川哲也)を上演する予定。

また現在、Bunkamuraオーチャードホールは、7月4日より半年間の設備改修工事中で、12月に営業再開予定。2011年以降は、東京フィル ニューイヤーコンサート、N響オーチャード定期、小山実稚恵の世界「ピアノで綴るロマンの旅」、「テヅカ TeZukA」などの公演が予定されている。
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ミュージカル『ドラキュラ』オーストリア・グラーツ版で主役のドラキュラ伯爵役をつとめる和央ようかさんに公演に対する思いを語っていただいた。

本作はブラム・ストーカーによるヴィクトリア朝文学の傑作を原作に、大ヒットミュージカル『ジキルとハイド』の作曲で著名なフランク・ワイルドホーンが作曲、ドン・ブラックとクリストファー・ハンプトンが作詞、脚本を手がけたミュージカルだ。ブロードウェイ上演後、2007年オーストリア・グラーツで上演され、大絶賛を浴びた。今回、このオーストリア・グラーツ版の『ドラキュラ』を、日本人キャスト、日本人スタッフにより日本で初上演される!

主演ドラキュラ伯爵役には、今夏に宝塚退団5年目をむかえる和央ようか。女性がドラキュラ伯爵を演じるのは今回が世界初。また、共演に花總まり(ミーナ)、安倍なつみ(ルーシー)、 小西遼生(ジョナサン)、そして鈴木綜馬(ヴァン・へルシング)ほか、魅力あるキャスト陣の競演だ。耽美的かつ叙情的なゴシック・ホラーの美しき世界『ドラキュラ』。 世界で初めてドラキュラ伯爵役に女性を配することにより、狂気的な究極の愛の形が映し出され、性別を超越する。2011年夏、ミュージカル『ドラキュラ』に期待せずにはいられない!

DUMP SHOW!』の公開稽古が7月1日(金)、都内にて行なわれた。
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▲写真は主演をつとめる倉持明日香

本作は亡き祖母の遺したナイトクラブを守るため、奮闘する少女たちの姿を描いた物語だ。
チームAより倉持明日香大家志津香、チームBからは佐藤亜美菜佐藤夏希がダブルキャストで出演する。AKB48のメンバーに加え、姉妹ユニットSDN48から大堀恵、浦井一美、梅田悠、加藤雅美、チェン・チューが出演。さらに舞台初出演のNANA(MAX)、演劇界のサラブレッド・仁科仁美、ベテラン俳優・西岡德馬と多彩な顔ぶれが彼女たちを支える!

物語の終盤に披露されるポールダンスを含め、スケジュールの合間を縫って特訓に特訓を重ねる彼女たち。セクシーな衣裳に身をつつみ、普段のAKB公演よりもちょっと背伸びした舞台としてお届けする!!
伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』が、主演に吉沢悠を迎え、9月30日(金)~10月12日(水)、世田谷パブリックシアターにて上演されることになった。
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7/1(金)12:00より天王洲 銀河劇場にて「志村けん一座 第6回公演 志村魂〜『初午の日に』再び〜」の公開舞台稽古が行われた。
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この日18:00から上演開始される。初日を迎えたラサール石井(脚本・演出)・志村けんのコメントは以下。
6月30日、韓国発のパフォーマンス・ステージ『NANTA』が東京・池袋サンシャイン劇場で初日の幕を開けた。7年ぶりの来日となった今年3月の公演が連日満員の大盛況となり、早くも凱旋が実現したのだ。キッチンを舞台に4人のコックたちがエネルギッシュに駆け回り、乱打(ナンタ)するノン・ヴァーヴァル・パフォーマンス(非言語劇)は、1997年の初演以降、世界40か国での公演を成功させ、ブロードウェイにも進出。全世界で600万人が観賞したという破格のロングランヒットを誇るステージである。

「NANTA」のチケット情報

上演前に行われた記者会見ではパフォーマー4人が鍋やポリタンクを打ち鳴らしてにぎやかに登場し、伝統芸能"サムルノリ"のリズムに乗ったパフォーマンスの一部を披露。注目すべきはNANTA史上初にして唯一である外国人キャスト・岩本柚香の存在だ。「3月公演は震災の直後でしたが、お客さんが『楽しい気持ちにさせてくれてありがとう』とおっしゃってくれました。今回も皆さんと一緒に楽しみたいです!」と自信の表情で力強く語っていた。

『NANTA』の粋な仕掛けは、客席で幕開きを待つ間にもすでに始まっていた。まだパフォーマーのひとりも登場しないうちから自然に拍手と歓声を誘い出して、「これは思いっきり参加して楽しまなきゃ!」と身を乗り出さずにいられない高揚感を巧妙に作り上げる。韓服に身を包んで厳かに登場したパフォーマーたちが、鮮やかに調理服に姿を変え、軽快なビートに乗って動き出したら後はノンストップだ。しばしば登場する気難しげ!?な支配人を加えたキッチンでの人間模様に爆笑し、見事な手さばきの調理風景に驚きと興奮が止まらない。時には客席に食材やゴミ袋(!)が飛んでくることもあるので油断は禁物だ。観客が舞台に上げられて味見をしたり、餃子作りを手伝わされる一幕では、それを見守る客席全体が家族的な温かい空気に包まれて、不思議な一体感を味わった。

汗をぬぐいながらの全身全霊のパフォーマンスに、思わず客席から「がんばれ!」と声援が飛ぶ。このムード、ちょっと他では味わえない! シャイなはずの日本人観客がここまで積極的にステージにのめり込むとは、どうやら"アジアのラテン"の血が伝染したのかも!? 岩本も、韓国人メンバーに劣らぬ情熱的な表現力で客席を圧倒。印象を残す笑顔の輝きを見せた。何よりも、大人のみならず子供たちの明るい笑いが客席に響いていたのが嬉しかった。本当に言葉は必要ない、と実感。ただ観るだけで、心から楽しめて、元気になれる。そんなシンプルで大きな優しさの詰まったパフォーマンスだ。この元気チャージの即効性、ぜひとも体感してほしい。チケットぴあでは当日引換券を発売中。東京公演は7月3日(日)まで。

取材・文:上野紀子
宝塚歌劇花組、蘭寿とむのトップスターお披露目公演『ファントム』が6月24日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。『ファントム』は、ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を原作としたミュージカルで、怪人が怪人と呼ばれるようになった経緯や彼の心の葛藤などその人間像に焦点を当てた作品。母親への想いを抱きながらオペラ座の地下に住む怪人と、オペラ歌手を目指すクリスティーヌとの恋を軸に、ドラマチックな物語が展開される。宝塚歌劇では2004年に宙組で初演、今回で三度目の上演となる。

『ファントム』のチケット情報

19世紀後半のパリ、オペラ座通り。無邪気で天使のように美しいクリスティーヌ・ダーエ(蘭乃はな)が、歌いながら楽譜を売っている。その声に魅せられたオペラ座のパトロン、フィリップ伯爵(愛音羽麗)は、オペラ座で歌のレッスンを受けられるよう取り計らう。オペラ座では、支配人ジェラルド(壮一帆)が解任。ジェラルドは新支配人のショレ(華形ひかる)とその妻でプリマドンナのカルロッタ(桜一花)に、オペラ座の地下にある小さな湖のほとりには怪人ファントム(蘭寿とむ)が住んでいて、下に降りてはいけないと伝えるが、ショレは取り合わなかった。そしてある時、清らかなクリスティーヌの歌声を聴いたファントムは彼女に歌唱指導を始めることに......。

幕開けのダンスシーンは、セクシーでキレのあるダンスが魅力の蘭寿にぴったり。蘭寿の凛々しさが浮き立つ演出だ。地下で生きざるを得なかったファントムの悲しみや孤独、葛藤を蘭寿は繊細に表現。余裕さえも感じさせる演技、伸びやかな歌唱でファントムを好演している。特に後半、想いを寄せるクリスティーヌに拒絶され、感情を爆発させるシーンには胸を打たれる。娘役トップスター・蘭乃はなはクリスティーヌを丁寧に情感豊かに演じ、可憐で純粋な印象を残す。ジェラルドを演じる壮は、ファントムの父親としての苦悩と包容力を落ち着いた演技で表現。ジェラルドとファントムが語り合う場面は切なくも温かい空気が漂っている。また、充実したダンスシーンも見どころで、ダンス力の高い花組の圧倒的なパワーに目を奪われる。

今回は一本ものの大作ミュージカルのため、ショーは本編の後コンパクトに展開。愛音羽麗を中心とするナンバーで幕が開き、トリコロールの衣裳が印象的なラインダンス、男役のセクシーな群舞、デュエットなどが繰り広げられていく。短いながらも蘭寿を中心とする花組の魅力が堪能できるショーに仕上がっている。公演は7月25日(月)まで。その後、8月12日(金)から9月11日(日)まで東京宝塚劇場で上演。兵庫公演のチケットは現在発売中。東京公演のチケットは7月17日(日)より一般発売開始。なお、フィリップ伯爵とショレ、オペラ座の団員セルジョの3役は愛音、華形、朝夏まなとが役替わりで演じている。

文:黒石悦子

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