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2011/7/1()

今、一番元気になれる熱狂のパフォーマンス『NANTA』が日本再上陸!

6月30日、韓国発のパフォーマンス・ステージ『NANTA』が東京・池袋サンシャイン劇場で初日の幕を開けた。7年ぶりの来日となった今年3月の公演が連日満員の大盛況となり、早くも凱旋が実現したのだ。キッチンを舞台に4人のコックたちがエネルギッシュに駆け回り、乱打(ナンタ)するノン・ヴァーヴァル・パフォーマンス(非言語劇)は、1997年の初演以降、世界40か国での公演を成功させ、ブロードウェイにも進出。全世界で600万人が観賞したという破格のロングランヒットを誇るステージである。

「NANTA」のチケット情報

上演前に行われた記者会見ではパフォーマー4人が鍋やポリタンクを打ち鳴らしてにぎやかに登場し、伝統芸能"サムルノリ"のリズムに乗ったパフォーマンスの一部を披露。注目すべきはNANTA史上初にして唯一である外国人キャスト・岩本柚香の存在だ。「3月公演は震災の直後でしたが、お客さんが『楽しい気持ちにさせてくれてありがとう』とおっしゃってくれました。今回も皆さんと一緒に楽しみたいです!」と自信の表情で力強く語っていた。

『NANTA』の粋な仕掛けは、客席で幕開きを待つ間にもすでに始まっていた。まだパフォーマーのひとりも登場しないうちから自然に拍手と歓声を誘い出して、「これは思いっきり参加して楽しまなきゃ!」と身を乗り出さずにいられない高揚感を巧妙に作り上げる。韓服に身を包んで厳かに登場したパフォーマーたちが、鮮やかに調理服に姿を変え、軽快なビートに乗って動き出したら後はノンストップだ。しばしば登場する気難しげ!?な支配人を加えたキッチンでの人間模様に爆笑し、見事な手さばきの調理風景に驚きと興奮が止まらない。時には客席に食材やゴミ袋(!)が飛んでくることもあるので油断は禁物だ。観客が舞台に上げられて味見をしたり、餃子作りを手伝わされる一幕では、それを見守る客席全体が家族的な温かい空気に包まれて、不思議な一体感を味わった。

汗をぬぐいながらの全身全霊のパフォーマンスに、思わず客席から「がんばれ!」と声援が飛ぶ。このムード、ちょっと他では味わえない! シャイなはずの日本人観客がここまで積極的にステージにのめり込むとは、どうやら"アジアのラテン"の血が伝染したのかも!? 岩本も、韓国人メンバーに劣らぬ情熱的な表現力で客席を圧倒。印象を残す笑顔の輝きを見せた。何よりも、大人のみならず子供たちの明るい笑いが客席に響いていたのが嬉しかった。本当に言葉は必要ない、と実感。ただ観るだけで、心から楽しめて、元気になれる。そんなシンプルで大きな優しさの詰まったパフォーマンスだ。この元気チャージの即効性、ぜひとも体感してほしい。チケットぴあでは当日引換券を発売中。東京公演は7月3日(日)まで。

取材・文:上野紀子

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