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2011/11/4()

クリウィムバアニー新作公演『がムだムどムどム』稽古場取材&単独インタビュー!!

クリウィムバアニー新作公演『がムだムどムどム』の稽古場にうかがった。
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主宰・菅尾なぎさによるダンスカンパニー≪クリウィムバアニー≫。女体の動きを妄想的視点(=男子)およびラブリー視点(=女子)の両極から捉え、果てなく行き違う2つのベクトルの交錯点にある夢と現実と虚無をポップに描き出す。

近年、劇場以外のライブハウスやオルタナティブ・スペースにて実験的かつさまざまな空間にとけ込む不思議な世界観を繰り広げてきた。そして今回シアタートラムにて新作を発表!

六本木ヒルズ「gene」でも共演を果たしている音楽ユニット「あらかじめ決められた恋人たちへ」で絶大な人気と信頼をほこるピアニカ奏者、トラックメイカー池永正二が本作品のために書き下ろした楽曲もあり見逃せない。数々のコラボレーションやジャンル、空間を越えてクリエイションしつづけるクリウィムバアニー。遊覧型パフォーマンスと豪語した今回、どのような作品を引っさげて「劇場」へと戻ってくるのか。乞うご期待!
稽古場は緊張感のあるユルさが漂っていた。主宰である菅尾なぎさが1人ずつ細かくフリつけをし、全体でリズムに合わせて踊る。しかし、皆が皆、1人として同じ動きをしていない。動物のような不思議な動きや、急に走り出すメンバーも。混沌とした不思議な空間(クリウィムワールド)が記者の前にあらわれた。まるで、ポップソングを聴いているようで、非常に心地よくクセになる。取材時、音楽は披露されなかったが、本番で池永正二書き下ろし含む音楽と、そしてシアタートラムの広い空間と合わさり、どのような化学反応が起こるのか楽しみに感じた。
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主宰・菅尾なぎさにさんにインタビューに応じていただきました。
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──はじめに、カンパニー名≪クリウィムバアニー≫の由来を教えてください。

菅尾 よく聞かれるんですけど、語感で決めました。ちなみにタイトルも語感です。

──クリウィムさんは、音楽に重点を置いているように感じたのですが?

菅尾 めちゃめちゃ置いてます。音楽は崇拝してやまないもの。何やっても音楽には勝てないです。同じフリでもちがう曲をかけたら、全くちがうように見えますもん。印象をあたえるのは音楽の力がものすごく大きい。でも、そういう音楽と戯れながらフリをつくるのがスゴく好きですね。

──普段はどのような音楽を聴かれますか?

菅尾 何でも聴きます。公演でつかっている曲は大概みんな好きですね。ダンス観に行くより、音楽のライブに行くほうが好きなので。

──オススメの音楽は?

菅尾 池永正二さんです!っていっとけばいいですか(笑)。

──音楽を担当される池永正二さんとは、どのようなきっかけでお知り合いになったのですか?

菅尾 08年、六本木ヒルズのイベントに2日間クリウィムが出演しました。その中でちがう音楽の方と共演する企画があって、1日目が池永さんのあら恋といっしょにやらせてもらったんです。はじめ、私たちのリハーサルに来てもらったんですけど。そのとき、"私、正二くんのこと知ってる"って思ったんです。

──どうしてですか?

菅尾 中1のときのクラスメイトだったんですよ。超ビックリしました。だから、中1のときのつながりで(笑)。

──えーっ!?それはビックリ!!

菅尾 あのときは、11月にもかかわらずその2日間だけ劇的に寒く、風もスゴくて死にそうだったんですが。でも、めちゃめちゃ楽しかった。ちょうど、ヒルズのイルミネーションも点いたばかりで、踊っているとイルミネーションが自分の周りでクルクルして、まるでジェットコースターに乗っているみたいでした。あら恋とクリウィムって全然方向が違うので、そのバトル感みたいのが、お互いのいろんなところが見えてとてもよかったのではないかと思い、今回正二くんに楽曲提供をお願いしました。今は曲の修正段階ですね。

──本公演の概要について教えてください。

菅尾 今回は遊覧型パフォーマンスと銘打ってます。まず、客席がない。お客さんは決まった場所だけ自由に歩き回って観れるカタチになっています。以前から、今回のような遊覧型パフォーマンスをずっとやりたいと思っていたんですよ。吉祥寺シアターでの『贅沢ラム』という公演後、ずっと劇場で公演していなかった。わりとギャラリーだったり、ライブハウスに呼んでもらったり。結構、実験的なコトをたくさんやってきました。そういう今までの経験を全部本公演で見せたいですね。角度や位置によって見える風景が全然違うので、お客さん自ら楽しんでもらいつつ、1面だけでなくサラウンド的に何かが行なわれているようなことがしたかったので、やってみようと思いました。

──実験的といえば、過去の公演でスイカ割りやハンバーガーを食べている姿が衝撃的でしたね。

菅尾 スイカ割りはたまたまスタッフが差し入れにスイカをもってきてくれたので、「じゃあ、スイカ割りしよっか」ってそんな感じです。ハンバーガー食べているのはユニットのときです。ホントはナポリタン食べたかったんですけど、ナポリタンないと言われたので、変わりにハンバーガーを。食べながら踊ったりするのが好きなんです。

──クリウィムさんならではだと思いました。

菅尾 えっ、そうですか!?食べ物を出すのが好きなんです(笑)。

──本公演のためにオーディションを行なったそうですね。

菅尾 もともとクリウィムを始めたとき、私を含め8人。当初は、そのときのメンバーでずっと続けるつもりはなかったです。だけど、あまりにもいい子が粒ぞろいにそろっていて、私自身、めちゃめちゃお気に入り。みんな踊り方も全然ちがうし、個性が強いんです。結局5年、6年とメンバーが変わらずにずっとやっていました。今回、大きいコトをやろうと思うと、8人じゃ人数が足りないのでオーディションを行ないました。1番若い子で19歳。結構、若い人が多いので、スゴくジェネレーションギャップをリハのときに感じています。新鮮みがあって良い反面、クリウィムがいい具合にどんどん熟してきている。長年のメンバーはあたしのやりたいことを汲み取ってくれるので、結構甘えている部分があったんです。今回、説明しなければいけないコトがたくさんあるので、大変だと思いながらもリハーサルしています。でも、クリウィムのメンバーにはないモノをもっている子がたくさんいるので、増量している感じでいいと思いますよ。

──どのようにしてフリつけなさるのですか?

菅尾 いっしょに踊ってほしいものは、考えてみんなにフリうつしをします。割とその場でやってしまうので、結構時間がかかってしまうんですよ。自分でつくったフリを覚えられないので、みんなのコトをメモリースティックがわりにしていて。「今の覚えていて、忘れるから」って(笑)。個々のフリはその人を見てつくっています。見てると"この子はこう動かしたいな"という風に出てくるので、それが出てくる人しか選別してないつもりです。この子がこうやって動いてほしいと思うからフリがどんどん出てくる感じがあるので、いないとつくれないです。それに私がフリを渡しても、渡したようには絶対に踊らない人たちなんです。

──ズバリ見どころは?

菅尾 たぶんモノスゴく練習したら全員揃うと思うんです。お正月の隠し芸大会とか見ていたら、練習すればいくらでもできるじゃないですか。それももちろん素晴らしいと思うんですよ。だけど、そうじゃなくて私ができないコトをできたり、自分なりの解釈で踊っているのが、ものすごくステキ。人それぞれ、カラダの動く範囲やクセなどもちがうので、一手に目指していく踊りというよりかは、自分にしかできない踊りをやっています。観に来れば味わっていただけると思います。クリウィムを一度観た方はわりと中毒になる人が多いんですよ。

──最後にメッセージをお願いします。

菅尾 来い!むしろ友だちと来い!!その友だちも友だちと来い!!!数珠つなぎで来ていただきたいです(笑)。

菅尾さん、ありがとうございました!「カラダで音楽をつくっている」、と話される姿がとても印象的でした。

『がムだムどムどム』は11月25日(金)〜27日(日)までシアタートラムにて上演される。

「クリウィムバアニー 『がムだムどムどム』」 (クリウィムバアニー) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ



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