演劇ニュース | 演劇ライフ

2011年12月アーカイブ

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【休暇期間】
2011年12月29日(木)~2012年1月4日(水)

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株式会社ニジボックス 演劇ライフ編集部 
4年に渡るロングラン公演も、2012年3月31日に最終公演を迎えるブルーマングループ IN 東京。日本でブルーマンを体験できるのもあとおよそ3カ月となった、年の瀬12月28日(水)13:00公演が終演となった時点で、通算公演回数1287回を達成、いよいよ残り100公演を残すのみとなった。
残り100回ヴィジュアル.jpg

この日、六本木ブルーマンシアターのロビーには数えるほどとなった残りの公演回数を電光掲示(風)パネルに表示。その前で撮影を行った。お客様、ブルーマン、スタッフが残りの公演数を様々な思いでカウントダウンし、3月31日の千秋楽を迎える。

あと100公演で4年に渡るロングランを完走!!!まだブルーマンを体験していない人は最後のチャンス!

「BLUE MAN GROUP IN TOKYO 2011」 (BLUE MAN GROUP) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
1980年代後半に、ニューヨークの路上で生まれた青い3人組「BLUE MAN GROUP」。彼らのパフォーマンス・ショーは、言葉を交わさずとも絶妙なコミュニケーションで観客を楽しませ、たちまち評判となった。現在でもニューヨークをはじめ、シカゴやラスベガス、ベルリンなど世界7都市で公演が行われている。2007年12月、初のアジア進出となった東京公演は六本木に専用劇場<六本木ブルーマンシアター>を創設し、“ブルーマン旋風”を巻き起こした。

「BLUE MAN GROUP IN TOKYO」チケット情報

それから4年。「BLUE MAN GROUP IN TOKYO」は、海外コンテンツとしては異例のロングラン公演となったが、惜しまれつつも2012年3月31日に最終公演を迎える。日本でブルーマンを体験できるのもあとおよそ3か月となり、12月28日(水)の昼公演を終えると、いよいよ残り100公演を残すのみとなる。劇場のロビーには残りの公演回数を電光掲示(風)に表示し、千秋楽までの公演数をカウントダウンしていく。

また東京公演で多くの観客を魅了したブルーマンは、これからの日本を背負って立つ新成人に、少しでもクリエイティブな体験をしてもらいたいと“祝!!!新成人!!!”企画を実施している。1月7日(土)から15日(日)までの成人の日をまたぐ12公演について、新成人に限りS席を5000円で販売中。キャンペーン概要は以下の通り。

【キャンペーン概要】
◆対象公演:1月7日(土)13時公演から1月15日(日)16時30分公演の全12公演
◆席種:S席限定5,000円
◆対象者:新成人(1991年4月2日から1992年4月1日が誕生日の人)
※劇場入口で運転免許証など生年月日が記載されている証明書を確認する。提示のない場合、S席差額の2500円を現金で支払いとなる。
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【日時】2011年12月27日(火) 14:00~16:00

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2012年2月13日(月)~19日(日)に開催される「国際舞台芸術ミーティング in 横浜 / TPAM in Yokohama 2012」の記者発表が行われた。

TPAMとは舞台芸術の国際的プラットフォーム。舞台芸術作品の流通促進を目的として95年に始まり、その後は同時代的舞台芸術に携わるプロフェッショナルのネットワーク構築により重点を置くようになる。さらに昨年には会場を横浜に移し「国際舞台芸術ミーティング in 横浜」と改称。「TPAM」の「M」を「見本市=Market」から「Meeting」と改め、プロフェッショナルのネットワーキングを通じて舞台芸術の分野における活動の向上・発展を目指すディスカッションやプレゼンテーションと、時代に応答する舞台芸術作品を発見・紹介するパフォーマンスを中心に構成された「出会いの場=ミーティング」へと進化した。

そしていよいよ2012年2月13日(月)より、今年度『TPAM』が開催される。今年度のメイン会場は、ヨコハマ創造都市センター(YCC)、BankART Studio NYK、横浜赤レンガ倉庫1号館KAAT神奈川芸術劇場。さらに、ほか多数の周辺施設・団体と連携。
TPAMがセレクトしたディレクターが日本から国際的に発信するパフォーミング・アーツのショーケースプログラム、公募式プレゼンテーションプログラムとTPAMショーケース、セミナー/ミーティングプログラム、日本初演となるフランス、韓国、ケベックの演劇・ダンス公演など、舞台芸術をさまざまな視点からつなぐプログラムが満載となっている。
井上ひさしが存命ならば、喜寿を迎えるはずだった2012年。『井上ひさし生誕77フェスティバル2012』と銘打ち、1年を通じて8本の井上作品が上演される。その第1弾が、1月開幕の長塚圭史演出『十一ぴきのネコ』だ。井上ひさし×長塚圭史という初のカップリング、長塚初のミュージカル、ネコのみで繰り広げる物語……などなど、未知数の要素でいっぱいの本作。“百聞は一見にしかず”の思いと抑えがたい好奇心を抱えながら、11匹の“オス猫”たちが奮闘中の稽古場を見学した。

『十一ぴきのネコ』公演情報

北村有起哉、山内圭哉をはじめとし、演劇ファン垂涎の通好みな男優たちが一堂に会している。その彼らが何をしているかというと、一列に行進したり、組体操のピラミッドのようなものを作ったり。まるで体育の授業風景のような、微笑ましく健全な空気が漂う。さすが個性派俳優たちというべきか(?)、統一の動きをする場合も単純に揃うのではなく、個々の違いが際立って表れるのが面白い。立ち位置や役割を早急につかんでいる者もいれば、無意識下にわが道を突き進んでしまっている者もいる。そこがまたこの11人だからこその味になっているのだが、ひとつの流れを皆が体得するまでの時間は当然長くなる。放任主義の姿勢をとりつつ演出席で苦笑いする長塚に、山内が「40オーバー集めたらこんなんなるの、わかってたはずやろ!」と返し、稽古場全体が爆笑に包まれる。ネコたちは自由にのびのびと作品創りに励んでいる様子だ。

演出家を中心に、キャストが全員で話し合う回数が非常に多いのも印象的だった。少しでも気になる点が生じれば、すぐに輪になり、忌憚なく意見を交わす。皆の意見をすりあわせるうちにどんどん辻褄が合っていき、あるベストな地点へと着地する。見学していた小一時間で、そんな光景を何度も目にした。全員がフラットな立場で、ある意味全員が演出家のようでもある。この風通しの良い空間に芝居作りの原点を感じたのと同時に、人心をつかむ長塚演出術の一部を垣間見た気がした。

本作は、エサを求めるネコの集団を描きながらも、近代化した人間社会への冷ややかな警鐘が、井上ひさしの肉声のごとく聞こえてくる手強い戯曲だ。“子どもとその付添いのためのミュージカル”と銘打たれているが、シニカルなその声は“付添い”たる大人たちにこそ突き刺さるだろう。作者の思いを、若い長塚と井上作品においては新鮮味あるキャストがどう咀嚼して最終的に作品化するか、見どころである。

『十一ぴきのネコ』は、1月10日(火)から31日(火)まで東京・紀伊國屋サザンシアター、2月5日(日)に山形・川西町フレンドリープラザ、2月11日(土)・12日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。

取材・文:武田吏都

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【日時】2011年12月27日(火) 14:00~16:00

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【日時】2011年12月26日(月) 14:00~16:00

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12月24日、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』が東京・帝国劇場で千秋楽を迎えた。1911年の3月1日に開場した帝国劇場は、今年開場100周年。この千秋楽を持って、華々しい演目が並んだアニバーサリー・イヤーのフィナーレとなった。

『ダンス オブ ヴァンパイア』チケット情報

この日は本編が終わると、カーテンコールで出演者たちが挨拶をした。主役のクロロック伯爵役を演じた山口祐一郎は「二度とないというくらいの素晴らしい夢のひとときをお客さまと過ごすことが出来まして、これもお客さまの温かいご声援の賜物です。“ヴァンパイア一族”よりお礼申し上げます」と感謝の気持ちを述べ、伯爵と対決するアブロンシウス教授役の石川禅は「人の心には光と闇がありますが、今年は悲しみとか怒りとか不安とか、闇の部分が多くなってしまった。この作品は人の心の闇を吹き飛ばす作品。心の中にある暗い部分を吹き飛ばしていただければ最高です。そして良い年をお迎えください!」と話した。挨拶の後は客席も総立ちになり舞台上のキャストとともにフィナーレナンバー歌い踊った。曲が終わると“帝国劇場開場100周年記念イヤー 大千秋楽”と書かれた大看板が舞台に登場。改めて客席から大きな拍手が沸き起こった。その後も拍手はなかなか鳴り止まず、カーテンコールは7回繰り返された。

『ダンス オブ ヴァンパイア』はこの後1月7日(土)から12日(木)にかけて、大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。なお、2012年の帝国劇場は1月1日(日・祝)開幕の滝沢秀明主演『新春 滝沢革命』からスタート。こちらは1月29日(日)まで。その後2月7日(火)から4月30日(月・休)に堂本光一主演『Endless SHOCK』、5月9日(水)から6月27日(水)にミュージカル『エリザベート』と続く。
2月に東京・大阪で上演される、湖月わたる主演の音楽劇『カラミティ・ジェーン』。開幕が待たれる本作だがひと足早く12月22日、都内にてクリスマス・トークイベントを開催、湖月ら出演者が作品の魅力をアピールした。

『カラミティ・ジェーン』チケット情報はこちら

『カラミティ・ジェーン』は19世紀アメリカに実在した伝説の女性ガンファイターを主人公にした音楽劇。“嵐を呼ぶ女”と謳われたジェーンの波乱万丈の人生を、個性溢れる登場人物との交流、また西部劇アクションや歌、踊りを織り交ぜ綴っていくもの。2008年に湖月主演で上演され好評を博した作品が、待望の再登場を果たす。

この日のイベントはウエスタン風のレストランが会場。制作発表会見やポスター撮影風景などのVTRが流れ、集まったファンたちが『カラミティ・ジェーン』の雰囲気に浸る中、湖月が登場。黒の皮パンにタキシード風のジャケットというマニッシュな出で立ちは「ウエスタンを思わせつつ王子風に!」と解説。「(カッコいい服装は)皆さまへのクリスマス・プレゼントです」と笑う湖月は、時おり客席にも話を振りつつ、フレンドリーにトークを進めていく。身長174センチと宝塚の男役出身者の中でも長身の湖月だが、恋人ビル・ヒコック役の金児憲史が188センチあり「私が可愛く見えた(笑)」という話や、「チラシのウエスタンブーツとジーンズは自前なんです。たまたま撮影に履いていっていたのが、“そっちの方がいいね”ってことになって」というような裏話が、楽しい雰囲気の中ポンポン飛び出していた。

写真撮影会なども行われ盛り上がったのち、共演者である友石竜也、安達星来が登場。ジェーンの娘を演じる安達が現役の大学生であることに触れ、宝塚卒業後に大学に入り女優業と二足のわらじを履いている湖月が「私たち女子大生仲間だね!……母娘なのに(笑)」と喜んだり、友石とは宝塚(『王家に捧ぐ歌』)と四季(『アイーダ』)と作品は違えど同じラダメスという役を演じた共通点などを、この日の司会も務めた秋山エリサも交えて話していく。また、時節柄クリスマスの過ごし方なども話題にのぼり、友石が「寒波が来ているということで……部屋に籠もります!」と言えば、湖月が「役者は風邪をひいちゃいけないからね~(笑)。私もイブ、クリスマスともに部屋で『カラミティ~』の台本読んでます! 私にとっては皆さまに会えた今日がクリスマス。今日に賭けてたんです」と発言し喝采を浴びていた。

最後には「私からのクリスマス・プレゼント」と湖月が『ホワイト・クリスマス』を、そして出演者一同で『きよしこの夜』を歌い、イベントは終了。笑い溢れるイベントで、集まったファンたちも満足げな表情だった。『カラミティ・ジェーン』公演は2月4日(土)から11日(土・祝)に東京・ル テアトル銀座 by PARCO、2月17日(金)から19日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは発売中。
TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY Vol.3『DANCIN' CRAZY2』の制作記者会見が12月23日(金・祝)、マルキューブ 宝塚歌劇展内特設会場にて行なわれた。
宝塚1

▲史上初!女性キャストのみの『CHICAGO』が実現!

歴代宝塚トップスターの中でも<ダンスの名手>と謳われる、綺羅星のごとき最高のキャストが夢の共演を果たした2007年のオリジナルダンス・ショー『DANCIN' CRAZY』。あの伝説のステージがさらなるスケールアップを遂げて帰ってくる。

Act.1は、【Razzle Dazzle Musical Selections from CHICAGO】と題し、大ヒットミュージカル『シカゴ』から、劇中のハイライト・ナンバーを抜粋し、本場ブロードウェイの振付はそのままに、史上初の女性キャストのみで上演するスペシャルダンス・コンサートとしてお披露目。ヴェルマ(湖月わたる)、ロキシー(朝海ひかる)、ビリー(姿月あさと)の配役で、最高にカッコよく、キラキラと輝くような魅力に満ちた『シカゴ』ミュージカル・セレクションズは宝塚ファン必見!
Act.2では、宝塚歌劇団から羽ばたいて女優・ダンサーとして活躍するスターたちの魅力を余すことなく魅せる珠玉のダンス・ショー『All New DANCIN' CRAZY!』を上演。アンケートの結果、再演の要望が高かった湖月わたる朝海ひかる共演の『月夜歌聲』のテーマソングが設定も新たによみがえる。また、姿月あさとが歌い全員が復興の祈りをこめ踊るオリジナルソング"祈り"のシーンなど、4名の振付陣による濃密でグレードの高いシーンの数々は、大注目だ。ジャズ、HIPHOP、タンゴ、ミュージカル・ストリートダンス、バレエと様々なテイストをお楽しみあれ!
キム・キュジョン(SS501)とソンモ(超新星)がダブルキャストで主演を務める話題の韓国ミュージカル『宮』が、東京国際フォーラム ホールCで上演中だ。『宮』は、「もしもまだ韓国に皇室が続いていたら…?」という斬新な設定の韓国の人気少女マンガを原作にした皇室ラブ・ストーリー。皇太子のイ・シンと普通の女子高生から皇室に嫁ぐ“シンデレラ・ガール”のシン・チェギョンと、互いに違う環境で育った身分が違う男女の恋と成長を描く。12月24日(土)からイ・シン役を演じるキム・キュジョンに話を聞いた。

「ミュージカル宮」公演チケット情報

同作は、2010年秋に韓国でミュージカル化され、ユンホ(東方神起)がイ・シン役を熱演し、韓国・日本をはじめアジアで話題となった。そして、キム・キュジョン主演で、今年6月に京都、9月に韓国で再演され、好評を受け、東京での上演が決定。キム・キュジョンは3度目のミュージカル挑戦となる。「京都の時はミュージカルが初めてで、ソウルの時は韓国でミュージカルの舞台に立つのが初めてで緊張しました。今回は細かいところに気をつけて、新しい一面も見せられるように、細かい動き一つひとつについて考えて準備してきました。緊張よりも楽しみのほうが強いですね」と舞台を心待ちにしているようだ。

イ・シン役も3度目となり、演技の変化を訊いてみた。「最初はクールだけど、最後は優しい男になるというのは、同じですが、今回はすごく細かいところにシンの性格が出ると思います。たとえば、チェギョンとケンカ別れした後のシーンで、今までのシンはただひたすら怒ってました。でも、これまでシンを2回演じながら、シンも実は悲しいのでは? と思ったんです。これまでが、我が強くて孤独なシンだとしたら、今回は心の内側に淋しさを抱えたシンというのを見ていただけると思います」と、よりキャラクターの心情に迫るようだ。

「ミュージカル 宮」の魅力とは何だろうか? 「初めに東方神起のユノ先輩が主演してから今まで、長い公演を経て、このミュージカルは成長してきました。本当に面白い作品だし、演じていても楽しいミュージカルです。“18歳の恋愛”がテーマなので、観ている方も初恋や学生時代の甘酸っぱい恋愛を思い出していただけるのでは? 今回は“18歳の恋愛”をきちんと見せたいです。前よりグッと子どもっぽいところも増えたし、コミック原作らしく“マンガ的な表現”も多くなりました。そういうところが、このミュージカルの面白味なんじゃないかな」。

「ミュージカル 宮」は、2011年12月30日(金)まで、東京国際フォーラム ホールCにて上演。なお、24日(土)・25日(日)には、キム・キュジョンら出演者によるアフタートークが決定している。チケットは発売中。

なお、このインタビューの完全版は、@ぴあインタビュー(http://t.pia.jp/interview/stage/kimkyujong.jsp)にて掲載。キム・キュジョン自身の恋愛についても語っている。
2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。

新橋演舞場二月大歌舞伎 <中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報

「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。

そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」

12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」

今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」

2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」

襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2012年5月の帝国劇場を皮切りに、全国4大都市で上演されるミュージカル『エリザベート』の全キャストが12月22日に発表になった。

『エリザベート』はオーストリア・ハプスブルク帝国の皇妃エリザベートの半生を描いたウィーン生まれのミュージカル。窮屈な宮廷生活の中で自由を求める彼女の生き様を、架空のキャラクターである“死”=トートとの愛憎を絡めて描き出していく。日本では宝塚歌劇団が初演、“東宝版”と呼ばれる東宝株式会社製作版は、2000年の初演以降上演を繰り返す大ヒット作だ。

2012年の公演では、ヒロイン・エリザベート役は春野寿美礼、瀬奈じゅんのダブルキャストがすでに発表されているが、その他のキャストが本日発表になった。注目のトート役は、初演からの続投になる山口祐一郎、前回に引き続き出演する石丸幹二に加え、本場ウィーンでトートを演じ、2007年のウィーン版来日公演でもトートを務め日本のファンの心を掴んだマテ・カマラスが初参加する。

その他の主なキャストは以下のとおり。


フランツ・ヨーゼフ(オーストリア皇帝)役
石川禅、岡田浩暉★(Wキャスト)

ルドルフ(オーストリア皇太子)役
大野拓朗★、平方元基★、古川雄大★(トリプルキャスト)

ゾフィー(皇太后)役
寿ひずる、杜けあき(Wキャスト)

マックス(エリザベートの父)役
今井清隆★

ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者)役
高嶋政宏

★印は初参加キャスト


公演は東京公演が5月9日(水)から6月27日(水)まで帝国劇場にて、チケットは5月公演分が3月3日(土)、6月公演分が3月10日(土)に一般発売開始。その後7月に福岡・博多座、8月に愛知・中日劇場、9月に大阪・梅田芸術劇場でも上演される。
劇団四季のミュージカル『ライオンキング』東京公演が12月20日、13周年を迎え特別カーテンコールを行った。1998年12月20日に東京・四季劇場[春]のこけら落としとして日本初演の幕を開けた本作は、その後各地での上演も並行しつつ、同劇場では13年の長きにわたり公演を続けている。同一劇場でここまでのロングランを続けているのは、日本では『ライオンキング』だけだ。

『ライオンキング』チケット情報はこちら

この日は公演終了後、ふたたび幕が開くと星空の中、主人公シンバ役の田中彰孝らが登場し、劇中歌『終わりなき夜』をこの日のための特別な演出で歌唱。ナンバーの終了とともに「13th ANNIVERSARY IN TOKYO,JAPAN」と書かれた大看板が登場すると、客席からは大きな拍手が沸きあがった。田中は看板にはツイッターで寄せられた13周年を祝福するメッセージがデザインされていることを話し、「皆さまのお言葉を目の当たりにしますと、改めて作品に携わる喜びと責任を感じずにはいられません。これからもご期待を裏切らないよう、誠心誠意、舞台を務めてまいります」と感謝の言葉を述べた。その後出演者全員で作品を代表するナンバー『サークル・オブ・ライフ』を合唱、この日の特別カーテンコールは終了となったが、その後も鳴り止まない熱い拍手に何度も出演者は舞台に呼び戻され、カーテンコールは繰り返された。

この日の公演は、今年生まれた双子の子どもに“頼音(ライオン)”君と“匠音(ショーン)”君と名付けたというダイアモンド☆ユカイも観劇。公演後に出演者たちと交流を持った彼は「グレイトだね。しょっぱなから持ってかれた感じ、最高! 『ライオンキング』はロールしてるね、ロックンロールだね」と興奮の面持ちで登場。「(息子は)音から生まれたという名前を考えて、ひとりはショーンと決めていた。もうひとりは“ライオン”というのがいきなり空か降ってきて、その時実は『ライオンキング』が頭に浮かんだんだよね。今日観て、ライオンという名前にして良かったと改めて思った。シンバは人生そのもの。シンバでも良かったかな、ダイアモンド☆シンバ!」と子どもの命名のエピソードを明かし、出演者たちに子どもの写真を見せるなど嬉しそうに話をしていた。また劇中に登場する“プライドロック”に登ると「俺、高いところ大好きだから、登ると降りたくなくなっちゃう。また名前がいいよね、“ロック”だし、俺が行くための岩だよね」とも語っていた。

公演はロングラン上演中、チケットは現在5月31日(木)公演分まで発売中。なお札幌でも公演中、こちらは北海道四季劇場にて、3月11日(日)公演分まで発売中になっている。
1987年、宮本亜門が初めて作・演出を手がけたミュージカル『アイ・ガット・マーマン』。初演時は日を追うごとに評判を集め千秋楽には大入り満員、翌年には芸術祭賞受賞という快挙を成し遂げた。この作品が2012年1月、初演から25周年という節目の年に10年ぶりの上演を果たす。12月19日、初演の会場となった東京・ブディストホールにて製作発表が行われ、宮本のほか、キャストが一堂に会した。

『アイ・ガット・マーマン』チケット情報はこちら

物語はブロードウェイの女王エセル・マーマンの波乱の人生を軸に、彼女がヒットさせた名曲の数々を織り込みミュージカルの素晴らしさを謳い上げた作品。舞台には3人の女優と2台のピアノだけ、女優たちは代わる代わる、時には同時にマーマンを演じていくというシンプルかつ斬新なスタイルもヒットの要因だ。とはいえ初演の初日は「お客さんは真ん中(のブロック)だけ、後ろ2列は空席で、“え、これしかいないの!?”というのが演出家人生のスタートです」という状況だったと宮本は語る。だが「2日目にはいっぱいになり、3日目には立見が出て……。アルバイトをし、うちの親父に借金をしてこのホールを借り、キャストの3人に直接電話でオファーをし初演をした。僕は大劇場など大きな仕事をしているイメージがあるかもしれませんが、基本はこの空間。この作品をやるたびに初心に戻ります」と思い出の地での会見に感慨深そうに当時を振り返っていた。

今回のキャストは初演から出演している“オリジナルキャスト”の諏訪マリー、田中利花、中島啓江、カンパニーの大黒柱“ファビュラスキャスト”の浦嶋りんこ、シルビア・グラブ、エリアンナ、今回オーディションで選出された“ニューキャスト”の樹里咲穂、西国原礼子、Mizという3チームにて上演される。宮本と苦楽を共にしたオリジナルキャストのメンバーは「今回のオファーがある前になんだか予感がして25キロ体重を落としました。痩せないと絶対舞台立てない(笑)。でも絶対踊れないと思ってもなんだか動けちゃう、亜門マジックかな」と中島が笑わせ、「オリジナルのキャストとして25周年のステージに立てるということはとても誇りに思う」(諏訪)、「この作品と一緒に人生がある。それがとても幸せ」(田中)とそれぞれ話した。

またニューキャストとして初参加するSDN48の西国原礼子は「オーディションを受けたはいいですが、受かってからどうしよう!と不安が押し寄せました。でも亜門さんは私と性格がすごく似ていて、一緒に暮らしたいくらい。大好きです!」と明るく挨拶。亜門も「僕、申し訳ないんだけど彼女のグループのことよく知らなくて……なんだっけ?ついSKDって言っちゃう(笑)。でも秋元(康)さんに日本のスーザン・ボイルって言われているんでしょ? それほど、彼女も、(ニューキャストの)3人ともすごいんです。存在感も歌も。存分にそれを出してほしい」と期待を話していた。

公演は1月3日(火)から19日(木)に東京・シアタークリエ、1月22日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケットは発売中。その他地方公演あり。
今年度のダンス界の各賞を受賞する活躍で、いま世界中でもっとも注目されている振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ。彼の最新作『テ ヅカ TeZukA』の海外ツアーに、俳優の森山未來がローマ、香港、ニュージーランド、ルクセンブルクの4都市への参加が決まった。森山はダンサーとして初の世界進出を果たすことになる。

『テ ヅカ TeZukA』チケット情報

『テ ヅカ TeZukA』は、以前から手塚治虫の世界観に読者として共鳴し、大ファンだったというシェルカウイが手塚へのオマージュとして創作したダンス作品。人間のすべての所業に理解を示し、質量ともに膨大な作品を遺した手塚から刺激を受け、数年前から日本でワークショップを重ね、マンガやアニメだけでなく手塚を育んだ日本の文化や歴史へも理解を深めていった。象形文字をルーツとする漢字とマンガの関係や、筆を踊らせる書道とダンスとの共通点、そして、手塚が描いた未来と3.11 以降の日本……。ダンサーの美しく強靭な身体とともに、紙、筆、映像などさまざまなものを駆使して、シェルカウイ独自の手塚ワールドが展開する。

現時点で予定されている森山が出演する海外ツアーは以下の通り。

【森山未來出演『テ ヅカ TeZukA』海外ツアー】
2月6日・7日(予定) ローマ Equilibrio Festival
http://www.auditorium.com
2月17日から19日 香港 Hong Kong Arts Festival
http://www.hk.artsfestival.org/en/prog/42
3月3日から6日 ウエリントン(NZ) St.James Theatre
http://festival.co.nz/dance/tezuka/
3月23日・24日 ルクセンブルク Theatres de la Ville
http://www.theatres.lu/

東京公演は2月23日(木)から27日(月)まで渋谷のBunkamuraオーチャードホールで上演される。なお、森山が出演する東京公演のチケットは追加公演も含め現在発売中。

※手塚治虫の「塚」は旧字。
2011年1月にサンシャイン劇場で開幕するやいなや噂が噂を呼び、回によっては当日券を求めて300名がキャンセル待ちをし、最終動員数が1万人を超えた舞台をご存じだろうか。独立ローカル局23局で放送中の歴史バラエティ番組『戦国鍋TV』の舞台版『新春戦国鍋祭』がそれで、待望の第2弾『大江戸鍋祭~あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ~』は、伝統ある明治座での上演となった。武将たちを時には真面目に、大体は笑い満載で演じるのは、若手の俳優たち。そんな彼らと共に、TVと舞台の両方から集結した強力なスタッフ陣が全力で遊び倒して作っているのだから、面白くないわけがない。史実の小ネタやミュージカルのパロディでニヤリとさせながらも、奮闘する俳優たちの姿で演劇ビギナーまでをもグイグイ引き込んでゆく。それが本シリーズの醍醐味なのだ。

『大江戸鍋祭~あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ~』公演情報

公演を2週間後に控えた12月某日、都内の稽古場は熱気にあふれていた。“何となく歴史が学べる”というTV版のコンセプトはそのままに、今回の舞台で取り上げる題材は、『忠臣蔵』。稽古場の中央では演出の板垣恭一が、柳沢吉保役の三上真史と徳川綱吉役の村井良大のやりとりを詰めていた。まずは武士であることの品格や立ち居振る舞い、次いで笑いの部分のテンポ、さらには明治座という大劇場での客席への意識の向け方。すべてを指摘し何度も繰り返される板垣の指摘に、必死に食らいついてゆくふたり。だが途中で彼らから出た「こうしてみては」という案にもすぐに乗るのが、板垣始めスタッフの柔軟さだ。本番の客席に成り代わって即反応を返すスタッフ陣の笑い声も、場面が修正されていくに従ってどんどん大きくなっていった。

「番組でも舞台でも、歴史上の人物たちへのリスペクトがまずあるんです」というのは、初演から続投の村井。初出演ながら座長を務める三上も「真面目さと思いっきり楽しむことのメリハリは、スタッフもキャストも同じですね」と語る。今回は『忠臣蔵』に幕府側の暗躍が絡むオリジナル・ストーリーとなるが、「男たち一人ひとりに“正義”がある」(三上)、「国を治めなければならない者の決断」(村井)など硬派な魅力もキッチリと描かれる予定だ。同時に「そこを押さえつつ、いかに崩していくかが『鍋』」と笑う村井。2幕物の芝居の後は、ド派手な衣裳に歌とダンスで展開するショーというお腹いっぱいの4時間。「“元禄生態生類アワレンジャー”や“松の廊下走り隊7”など真剣にやるからこそ面白い。だから稽古もやることが一杯あって」とこぼす三上の顔は、その言葉とは裏腹に充実の表情だ。問答無用のエンターテインメント。そのきらめきを、大劇場の客席で目撃したい。

東京・明治座での公演は12月23日(金)から26日(月)まで。12月31日(土)には大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて公演を行う。

取材・文:佐藤さくら
黒澤明監督の名作『七人の侍』をアニメ化し、高い評価を得た『SAMURAI 7』(2004年、GONZO制作)。2008年には舞台化もされ、2010年にはキャストを一部変えて再演されている。生身の役者たちならではの息遣いやスピード感あふれる殺陣などで人気を得た同作が、メインキャストを一新して3度目の上演を迎える。演出はつかこうへい作品なども手がけ、客席にダイレクトな熱量を伝える手腕に定評のある岡村俊一が担当。メインキャストには馬場徹や中河内雅貴、磯貝龍虎ら成長著しい若手役者がそろった。中川晃教と加藤雅也という前回からの続投組も健在で、娯楽作でありつつ、芝居の面でも厚みのある舞台が楽しめることは間違いない。11月某日、都内のスタジオでチラシ撮影に挑む馬場の姿を追った。

『SAMURAI 7』チケット情報

スタジオに入ると、擦り切れた着物に乱れた長髪を無造作に後ろにしばった馬場が、日本刀を携えて撮影の最中だ。馬場の演じるカツシロウは剣の腕はあるものの、一見すると物腰の柔らかい武家の青年という役どころ。美しさと共に鍛えられた体も必要となるが、馬場はまさにハマり役で刀の構え方も堂に入ったもの。それは昨年出演した『飛龍伝2010 ラストプリンセス』で晩年のつかこうへいから厳しい指導を受け、その後2本のつか作品で揉まれた経験が馬場の中にきちんと生きているからだろう。風の中を行くビジュアルイメージのために前と横からサーキュレーターの風を受けている間、重い刀を振りかざすポーズを繰り返し求められても集中力が途切れる様子はない。撮影終了の瞬間、思わずカメラマンはじめスタッフから拍手が起こった。

「殺陣やダンスもふんだんに盛り込まれているアグレッシブな舞台」。撮影後、取材の席についた馬場に本作の印象を聞くと、そんな答えが返ってきた。カツシロウ役については「素直でどこか頼りないけれど、ここぞというときには強い面を発揮する男。劇中で成長も見せますし、演じる者としてはやりがいがありますね。ただ、これまでのカツシロウ役の方と比べて肉体派になってしまうかも……」。と笑う馬場は、現在23歳。18歳で注目を浴びたミュージカル『テニスの王子様』への出演から5年の間に先述のつか作品を始め、海外ミュージカル作品やストレートプレイなどでも着実に経験を積んできた。少年から青年への変遷は、そのまま役者としての馬場を形づくっている。「芝居を芝居としてやらない、という感覚が段々分かってきました。『テニス~』の時にコンビを組んでいた中河内くんとも久しぶりの共演なので、新しい気持ちで取り組みたい」。彼らが全力で“今”を駆け抜ける本作。見逃す手はないだろう。

取材・文 佐藤さくら

公演は3月31日(土)にプレビュー公演後、4月1日(日)から4月8日(日)まで東京・青山劇場にて上演。チケットは1月22日(日)より発売。
超新星のソンモとSS501のキム・キュジョンがWキャストで主演を務める話題の「ミュージカル 宮(クン)」。この舞台が12月16日、東京国際フォーラム ホールCで開幕した。

「ミュージカル宮」公演チケット情報

『宮』は、「もしもまだ韓国に王室が続いていたら…?」という斬新な設定の韓国の人気少女マンガを原作にしたシンデレラ・ストーリー。お互いに違う環境で育った身分が違う男女の恋と成長を描く。

舞台では、原作の持つポップさと、王室の豪華絢爛な独特の世界観が、ミュージカルならではの臨場感で表現されている。初日公演で主演を務めたソンモは、ミュージカル初挑戦ながら、堂々とした演技と安定した歌唱力で主役の皇太子・シン役を熱演。迫力のダンスシーンやキャストたちの日本語のアドリブなども見どころだ。

ソンモは12月23日(金・祝)まで出演し、24日(土)からはキム・キュジョンが登場する。キム・キュジョンは、今年6月に京都、9月に韓国での再演に続き、シン役が3度目となり、完成度の高さに注目が集まる。

「ミュージカル 宮」は、12月30日(金)まで、東京国際フォーラム ホールCにて上演。24日(土)・25日(日)には、キム・キュジョンによるアフタートークが決定している。チケットは発売中。
今年3月、東北大震災の影響で残念ながら公演中止になった「PLAY PARK2011〜日本短編舞台フェス〜」が2012年、再始動!!渋谷のど真ん中に、今年オープンしたばかりのCBGKシブゲキ!!に、10日間、14プログラム、総勢40組以上の劇団、ダンスカンパニー、バンド、パフォーマー、落語家、アーティストなどが登場する。

そして待ちに待った参加アーティストが発表された!

第1弾 アーティスト発表!!

篠井英介/珍しいキノコ舞踊団/キャラメルボックス/表現・さわやか/BABY-Q/中村有志/花組芝居/劇団鹿殺し/動物電気/ひげ太夫/かわせみ座/ブルドッキングヘッドロック/東京ELECTROCKSTAIRS(KENTARO!!)/吟舞道至心流 and more!!!

詳細はこちら!!http://playpark.info/

そして第2弾アーティストは12月下旬に発表される!!
乞うご期待!!

PLAY PARK2012 ~日本短編舞台フェス~

日程:2012年4月20日(金)~29日(日)10日間
会場:渋谷・CBGKシブゲキ!! http://cbgk.jp/
チケット先行発売:2012年1月18日(水)~
チケット一般発売:2012年2月11日(土)~

今年3月と12月に上演され、大きな反響を呼んだ『柳家三三で北村薫。-<円紫師匠と私>シリーズより』の第2弾となる『柳家三三で北村薫。2012』の公演が決定した。5月から7月に東京・草月ホールにて公演が行われる。

「柳家三三で北村薫。2012」チケット情報

柳家三三本人の発案でスタートした本企画は、直木賞作家・北村薫の記念すべきデビュー作である<円紫師匠と私>シリーズを、落語家自身が以前から愛読していたことがきっかけで実現した。原作の構成・文体を忠実に生かし、舞台上には演者である三三がたったひとりいるだけのスタイルで口演する。今回はシリーズの中から第2短編集「夜の蝉」全3作品を、短編集に掲載されているそのままの順序で、1か月に1作品ずつ3か月連続で上演する前代未聞の試みとなる。上演について三三と北村からコメントが寄せられた。

「三月二十六日、まだ東日本大震災の余震が続く中、ぎりぎりまで話し合った末『柳家三三で北村薫。』は開催されました。

あの状況で会を行うことには、相当なためらいがあったのも事実です。でもあの日、僕は舞台の上で確かに「空飛ぶ馬」の世界を“私”や“円紫さん”とともに生きたのだと思います。北村薫先生の人を見つめる厳しさと、それをも包み込む優しさにあふれた物語を皆さんと共有できたのではないでしょうか。

そして今度は「夜の蝉」の中を歩かせていただける……、

こんな幸せなことはありません。」(三三)

「三月の末、今、《日常》をお届けするのが、わたしたちの役目ではないのか。そういう思いで『柳家三三で北村薫。』の会が開かれました。福島からのお客様が、“これだけは、どうしても来たかったんです”といってくださり、ああ、大きなものをいただいた……と思いました。

そして今度は新たに、三三さん演じる『夜の蝉』中の3作を聴けることになりました。登場人物たちに会えるのも嬉しいし、作中の落語も大ネタばかり。前回以上に充実した会になるだろうと、まことに楽しみです。」(北村)

公演は5月19日(土)に「朧夜の底~『夜の蝉』より」+「山崎屋」、6月30日(土)に「六月の花嫁~『夜の蝉』より」+「鰍沢」、7月21(土)に「夜の蝉~『夜の蝉』より」+「つるつる」をそれぞれ上演。会場はいずれも同劇場。チケットは3月3日より発売。
2010年に上演され、セクシーな衣裳とダンスで話題を呼んだ藤原紀香主演のブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』が、2012年春に再演される。本公演の製作発表が12月14日に行われ、藤原紀香、諸星和己、大貫勇輔、演出の小池修一郎が登場した。

「キャバレー」チケット情報

本作は1966年に初演された傑作ミュージカル。日本でも度々翻訳・上演され、2010年、藤原紀香を主演に迎えた小池修一郎演出の作品は第35回菊田一夫演劇大賞など各賞を受賞し、高い評価を受けた。「キャバレー」の舞台はナチズム台頭前夜のドイツ・ベルリン。キャバレー“キット・カット・クラブ”の歌姫サリー・ボウルズ(藤原紀香)とアメリカ人作家クリフォード・ブラッドショー(大貫勇輔)が運命的な出会いを果たす。次第に忍び寄る時代の影に翻弄されながらも、力強く信じる道を生きる姿が描かれている。

ファンの強い要望に応え再演することになった藤原は、「とても嬉しいです。サリーという役は、先の見えない時代の中において、後悔しない選択で人生を歩いていく、そういった女性像ですので、震災の起こった今、この役がやれることに感謝しています」と語った。相手役に抜擢された大貫は、「ホントにびっくりしました。僕は普段ダンスしかやってこなかった人間なので、純粋に嬉しかったです」と喜びを語った。

藤原が初参加の大貫を「普段は普通な感じですけど、音楽がかかると彼の中からほとばしるようなエネルギーが出てきて。舞台に大貫君というスパイスが入って、いいものになっていくんじゃないかと思います。早く稽古に入りたいです」と期待を込めると、諸星は「負けたくないです」と対抗心を燃やし、会場を爆笑させた。

また、ミステリアスなMC役を演じる諸星は、「舞台全体の狂言回しの役でもありますので、(小池)先生のおっしゃてる気持ちだとかを全部受け止めて、なるべくシーンの邪魔をしないように、気にならないように。表現でいったら“鹿のはく製”のような、いるんだけど気にならないみたいな。ああいう感じでやってみたいと思います」と話し、再び会場を大爆笑させた。

ブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』は、2012年3月2日(金)から18日(日)までは東京国際フォーラム ホールC、3月30日(金)から4月1日(日)までは大阪・梅田芸術劇場 メインホール、3月23日(金)・24日(土)は石川・北陸電力会館 本多の森ホール、4月7日(土)・8日(日)は愛知・中日劇場にて上演される。チケットは愛知公演が先行受付中、その他公演は発売中。

文:門宏
今年は「聖闘士聖夜」!星矢たちからクリスマスプレゼント!主演の鎌苅健太をはじめ、豪華キャストと一緒に過ごそう!
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スーパーミュージカル「聖闘士星矢」製作委員会は、12月22日(木)から12月25日(日)までネットとライブの融合によるエンターテイメント事業『スーパーミュージカル「聖闘士星矢」』再演を、天王洲銀河劇場にて開催。公演も間近に迫った本公演。おりしも公演はクリスマス期間!ということで、星矢たちから日ごろの感謝を込め、クリスマスプレゼントとして下記のキャンペーンが開催されることになった。

2011年より上演されている舞台「銀河英雄伝説」。本作品の原作は1982年11月に第一巻が発売されて以来、5年余にわたって刊行された、人気作家・田中芳樹による累計1500万部の売上を誇る大ベストセラー小説だ。
四半世紀の時を越えて2011年1月、東京・青山劇場にて18,000人を動員し満員御礼となった舞台「銀河英雄伝説 第一章銀河帝国篇」を皮切りに、舞台「銀河英雄伝説」シリーズとして続々上演が決まり、話題の人気舞台作品となった。2012年4月には舞台 銀河英雄伝説「第二章 自由惑星同盟篇」が上演される。

そして今回、応募期間中に舞台「銀河英雄伝説」オフィシャルファンクラブにご登録頂いた方(すでにご登録頂いている方も対象になります)の中から抽選で10名様に、当選された方のお名前が入ったプレミアムな「サイン色紙」をプレゼント!!

応募詳細は以下
8人の女たち』が12月9日(金)、ル テアトル銀座 by PARCOにて開幕した。
8人1

▲(写真は公開舞台稽古より)他殺体を巡って繰り広げられる女たちの壮絶な生バトル!

本作は、フランスのヒッチ・コックと称されたロベール・トマの戯曲『Huit Femmes(8人の女たち)』。フランス。雪に閉ざされた大豪邸を舞台に、クリスマスを祝うために集まった家族(8人の女たち)が一家の主人マルセルの死をめぐって繰り広げるストーリーだ。
1961年に執筆され、その妖しい秘密の匂い一杯の極上ミステリーとして多くの人々に賞賛された。02年に公開された映画版では、ベルリン国際映画祭において8人の女優全員が銀熊賞を獲得。フランスを代表する女優が集結したこの"奇跡のキャスティング"は、2度と実現不可能な顔合わせだと言われ話題になった。そして、2011年冬、日本を代表する実力派女優たちが挑む!
浅野温子荻野目慶子加賀まりこ大地真央戸田恵子マイコ(舞台初出演)、牧瀬里穂南沢奈央(五十音順)が一堂に会し、まるで大輪の花束のように咲きほこる奇跡の舞台が出現する!
元宝塚トップスター・湖月わたる主演の音楽劇『カラミティ・ジェーン』の製作発表が12月8日、都内で行われ、湖月のほか、共演の金児憲史、パパイヤ鈴木、演出の吉川徹が登壇した。

『カラミティ・ジェーン』は19世紀のアメリカに実在した女性ガン・ファイター、マーサ・ジェーン・カナリーの波乱万丈の人生を描いたもの。1953年に映画化、その後フランスのジャン=ノエル・ファンウィックの脚本により舞台化された。湖月主演版は2008年に上演。今回はキャストを一新して再演する。結婚、離婚を経た女性の自立や仲間との絆を、歌、踊り、派手な西部劇アクションを交えて描く痛快な作品だ。

キャストは服飾ブランド、CAOLU.Lab(カオルラボ)によるオリジナルデザインのスタイリッシュな舞台衣裳で登場。西部劇の雰囲気を醸しながら、トークも弾んだ。この作品をライフワークにしたいと語る湖月は、「初演のときは、結婚、出産、離婚、子供との別れ、愛する人の死というジェーンの様々な人生を体当たりで演じさせていただいた。再演のときには結婚は経験していたいと思っておりましたが、全然間にあいませんでした(笑)!」と周囲の笑いを誘った。また身長174センチの湖月が見上げるほどの長身で、ジェーンが唯一愛する男性、“二丁拳銃のビル”ことビル・ヒコック役の金児憲史には「礼儀正しくて優しくて、ゾッコン惚れ込んでおります。私たちの愛を見届けていただけたら」とラブコール。それを受けて、金児は記者に「再演が終わるころには湖月さんといい関係になっていそうですか?」と問われると、「(可能性は)あります!」とキッパリ。ジェーンの幼馴染でサーカス団団長のバッファロー・ビル役のパパイヤ鈴木も丁々発止のやりとりに参戦し、「(ふたりの恋の行く末を)全力でサポートします!」と答え、会場は終始笑いに包まれた。

湖月が「笑っているうちに涙がこぼれる作品です。“絆”ということを考えさせられる2011年だっただけに、今の時代にぜひ観ていただきたい」と語る音楽劇『カラミティ・ジェーン』。東京公演は2012年2月4日(土)から11日(土)までル テアトル銀座 by PARCOにて上演。大阪公演は2月17日(金)から19日(日)まで、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットは12月10日(土)より一般発売開始。
ジャニーズJr.の実力派5人組、A.B.C-Zが来年2月に東京・日生劇場にて初の単独座長公演を行うことが決定し、12月9日、都内にて会見を行った。会見では“DVDデビュー”の発表もサプライズであり、座長公演、そして待望のデビューとファンにはたまらないスタートを切る2012年になりそうだ。

A.B.C-Zは橋本良亮、河合郁人、戸塚祥太、塚田僚一、五関晃一からなる5人組ユニット。今まで少年隊や堂本光一、滝沢秀明ら数々の先輩の舞台に立ち、その実力は折り紙付き。河合が脚本やコントを作り、戸塚が作詞・作曲、五関が振付、塚田のアクロバット、そして橋本の歌と、それぞれの分野に強い個性も魅力だ。そんな彼らが企画ユニット「ABC座」を旗揚げ、日生劇場をもじって“星(スター)劇場”と題し初の単独座長公演を行う。公演は新作ミュージカルとライブの2本立て。河合は「ABC座という劇団のつもりで、全部自分たちで作っていきます」と実力派ならではの手作り宣言をし、「笑って歌って踊って人が幸せになるんだぞ、というのを伝えていけたら。“星”をテーマに、5人集まって輝く力を見せていきたい。星って5つの頂点があるじゃないですか。ひとりも欠けちゃいけないという意味も含んでいます」と見どころを話す。また橋本は「A.B.C-Zは今まで先輩のバックに色々とつかせてもらって、いっぱい学んだことがあります。それを2月公演につなげたい」と意気込みを語った。

また会見の冒頭では、河合から、ジャニーズ初の“DVDデビュー”の発表も。通常のCDデビューという形を取らずこの形になったのは、「5人の意見が本当に一致した。僕らがこういうグループだと知ってもらうには、聴くより見てもらう方がいいんじゃないかと」(五関)、「いろんな人にA.B.C-Zを知ってもらいたいし、応援してくれている方にも喜んでもらいたいと思って」(塚田)、「数多くの先輩からいろんなことを学んできた。数多くある選択肢の中から俺たちはDVDかな、と。聴いてもらいたいし見てもらいたい。(この選択をして)うまくいくんじゃないかと…うまいこといかせます!」(戸塚)とそれぞれ力強く語った。

待望のリリースは「2月の公演の前に」予定しているとのこと。座長公演は2月4日(土)から29日(水)まで日生劇場にて。その後札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡公演、そして海外遠征も計画している。東京公演のチケットは1月15日(日)に一般発売開始。
鹿賀丈史と市村正親の絶妙なコンビネーションで3年前に大好評を博したミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』が年明け1月より再び上演される。本公演のプレ・レビューと記者会見が12月8日、東京・東宝ダンスホールにて行われた。

「ラ・カージュ・オ・フォール」チケット情報

『ラ・カージュ・オ・フォール』は1983年にブロードウェイで初演され、トニー賞6部門を受賞した大ヒット・ミュージカル。日本では1985年に初演されてから、様々なキャストで繰り返し上演されてきた人気作だ。ゲイクラブの経営者ジョルジュ(鹿賀)と看板スターのザザことアルバン(市村)は20年来同棲しているゲイカップル。ジョルジュの実の息子ジャン・ミッシェル(原田優一)が結婚することになり相手の女性と両親と会うのだが、急遽アルバンが女装して母親を務めることでひと騒動が巻き起こる。家族愛をテーマとした笑いと涙の物語だ。

3年ぶりにタッグを組む市村と鹿賀。鹿賀は「いっちゃん(市村)のザザはこれでもかってぐらいにやってきますから、負けないようにがんばんないと(笑)。男同士の夫婦役は他ではないですから楽しいですね」と話し、市村は「あんなに長い時間見つめあうことはないですよね。今日はまだメイクはしていないので(役に)入り切れてない」と言いながらも、しなを作って笑わせた。

初演よりハンナ役を演じ、振付を務めてきた真島茂樹は、「振付は、ほとんどオリジナルに近い形ではありますけれど、今回は空気を変えています。カジェル(男性ダンサー)に関してはダイナミックに変えております」と見どころを語った。前回公演よりシャンタル役を務める新納慎也は、「(共演者の)みなさんは愛を知り尽くされた方たちばかりなので、追いつけるように愛を深めたい」と意気込みを語った。

ゴージャスな衣裳とメイク姿で登場した新納は「メイクをしていたんですけど、だんだん小指は立ってくるし……。その40分ぐらいの中で性転換をやっていくという感じですね」と話すと、真島は「最後に口紅をひいた瞬間に“やったーっ”ていう感じになるんですよね」と役柄へ変貌する様子を明かした。劇中で女装しない鹿賀は「内心うらやましいなぁと。僕もやってみたいなぁと思います(笑)」と話し、市村は、「今日はピンクの衣裳を着ておりませんけれども、みんなと同じようにバケモノのようになって、早く皆様の前に現れたいです」と話し、会場を爆笑させた。

会見後はミュージカルナンバー4曲が披露された。鹿賀、市村はソロのナンバーで重量感たっぷりの美声を響かせ、また、10名のカジェルとともにダイナミックできらびやかなダンスを披露し、会場は本番さながらの拍手喝采となった。

公演は1月7日(土)、日生劇場にて東京公演が開幕、1月29日(日)まで上演。大阪公演は2月3日(金)から5日(日)梅田芸術劇場 メインホール、愛知公演は2月12日(日)・13日(月)愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。チケットは発売中。

文:門宏
12月8日に初日を迎える宮藤官九郎主演舞台「アイドル、かくの如し」の公開舞台稽古が前日に本多劇場にて行われた。
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▲撮影:柴田和彦

主演の宮藤官九郎、共演の夏川結衣からのコメントは以下
本日、神奈川芸術劇場(KAAT)にて、12月9日(金)から25日(日)まで同劇場にて行われる 『ロッキー・ホラー・ショー』 のプレスコール及び囲み取材が行われた。
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▲撮影:阿部章仁


明日いよいよ初日をむかえるキャストからのコメントは以下。
染五郎38歳、松緑36歳、そして海老蔵34歳。歌舞伎の家に生まれ、伝統を受け継いで互いに切磋琢磨してきた3人が、12月の東京・日生劇場で強力タッグを組んだ姿を見せている。「七世松本幸四郎襲名百年」と銘打たれた本公演は、明治・大正・昭和と偉大な足跡を遺した名優の記念興行。そのひ孫に当たる3人の顔合わせの妙はもちろん、若手中心の勢いに溢れた舞台からは、歌舞伎の道を黙々と進む彼らの、曽祖父への決意表明のようなものが改めて伝わってくる。12月7日に幕を開けた場内は、30代ならではの3人がぶつかり合う様子に早くも熱気で包まれていた。

『日生劇場 十二月歌舞伎公演』チケット情報

演目は昼が『碁盤忠信』と『茨木』、夜が『錣引』に『口上』を挟んで『勧進帳』。『碁盤忠信』は七世が明治44年に襲名披露で上演して以来、なんと100年ぶりの復活。こんなところにも伝統と進取の融合を図る染五郎らの想いが込められているようだ。伝説に基づいた本作は、源義経の忠臣・佐藤忠信(染五郎)が舅の小柴入道浄雲(松本錦吾)の裏切りに遭い、手近にあった碁盤を振りかざして応戦する場面が最大の見どころ。桜が咲き乱れる中、大鉄棒を持った横川覚範(海老蔵)が登場し、忠信と荒事の立回りを繰り広げる終盤は、若手らしい勢いに溢れて爽快のひと言。一方の『茨木』は、渡辺綱(海老蔵)に片腕を切られた鬼の茨木童子(松緑)が、綱の伯母・真柴に化けて腕を取り戻しにやってくるという物語。松緑は優しげな老婆のたたずまいから、たちまち鬼の本性を現す一瞬にゾクリとさせる妖気を絡ませて魅せる。

夜の部では、各々のニンに合った役どころの『勧進帳』が楽しい。海老蔵の豪快で茶目っ気のある武蔵坊弁慶、松緑の思慮深く端正な富樫左衛門、そして染五郎のどこかこの世を超越したかのような風情の源義経と、三者三様の魅力が味わえる。花道を飛び六方で引っ込む海老蔵の勇壮さは、まさに弁慶役者の面目躍如。思わず客席から歓声が上がるのが、海老蔵という役者を観る楽しさだろう。その他、平家の宝を巡る悪七兵衛景清(染五郎)と三保谷四郎国俊(松緑)の一騎打ちが様式美を伝える『錣引』、黒紋付の染五郎と松緑、海老蔵が並んで述べる『口上』など、どれもここでしか観られないものばかり。昼夜通して荒事の多いラインナップとなったが、本来、荒事は江戸市民の災いを払う神性も担って演じられてきたとか。ならば本公演を観ることで、来年の息災を願うのも一興だろう。

12月25日(日)まで日生劇場で上演。チケットは発売中。

取材・文 佐藤さくら
「考える人」など数々の作品を遺したフランス現代彫刻の巨匠、オーギュスト・ロダンと、その弟子であり愛人であったカミーユ・クローデル。このふたりの芸術家の関係を描いたミュージカル『GOLD~カミーユとロダン~』が、12月8日、東京・シアタークリエで開幕する。開幕に先立ち7日、出演する新妻聖子、石丸幹二、伊礼彼方、根岸季衣、西岡徳馬の5人が取材に応じた。

ミュージカル『GOLD~カミーユとロダン~』チケット情報はこちら

作品は、『ジキル&ハイド』『ルドルフ ザ・ラスト・キス』などを手がけ、日本でも高い人気を誇るフランク・ワイルドホーンが音楽を担当し、2003年にアメリカで初演されたもの。白井晃が演出を手がけ、今回が日本初演となる。女性彫刻家が存在しなかった時代に、溢れる才能と情熱を持って世間の荒波に立ち向かったカミーユ。ロダンとの不倫関係の末、最期は30年ものあいだ精神病院で過ごすという波乱の人生を辿ったこの女性を演じる新妻は「本当に大きな挑戦。でも私もわりとテンションが高めで感情表現が豊かな方なので(笑)、彼女を理解できます。また同じ表現者として、彼女がぶちあたった壁、置かれていた状況を思うとすごく心が連動する部分があるので、どっぷりカミーユになりきりたい」と意気込みを語った。

カミーユを愛し、彼女の才能を誰よりも認め、しかし時に彼女の前に壁として立ちはだかるロダンに扮するのは石丸。「カミーユのことを心から愛している男としてのロダン、そして芸術にまっしぐらだったロダンを自分なりに表現していけたら。後世に残る作品をどんどん作っていた男としてのカリスマも出していきたいですね」と話す。またカミーユの父は当初、古谷一行がキャスティングされていたが病気治療のため降板、代役を西岡徳馬が務める。西岡は「一行さんとは古くからの友人ですから。彼の分も一生懸命頑張ってやりたい。早く良くなって一線に復帰していただきたいと祈念しています」と語った。

公演は12月28日(水)まで同所にて。チケットは発売中。
現代演劇において最も人気ある作品のひとつ、テネシー・ウィリアムズ作『欲望という名の電車』。本作のヒロイン・ブランチは世界の名だたる女優が演じてきた大役として知られているが、この役に長年憧れ続けたという高畑淳子の主演による青年座交流プロジェクト『欲望という名の電車』がいよいよ幕を開ける。都内稽古場で行われた通し稽古を見学した。

『欲望という名の電車』公演情報

“青年座交流プロジェクト”とは、劇団活性化のため、青年座が他劇団との交流の中で作品を作り上げる企画。創立以来、内部の演出家、俳優で本公演を作ってきた同劇団にとっては革新的な試みだ。今回は青年座から高畑淳子、小林正寛、宇宙、津田真澄、文学座から演出の鵜山仁と、金内喜久夫、山本道子、塾一久、川辺邦弘、また神野三鈴、宅間孝行(東京セレソンデラックス)といった新劇以外のフィールドで活躍する俳優も参加する。そうした目新しさに加え、注目はやはり高畑淳子演じるブランチだ。近年はバラエティ番組などでのざっくばらんなキャラクターで知られ、圧倒的に“陽”の印象がある高畑が、徐々に精神を病んでいく繊細な女性をどう造形するのか。これまで観たことのない『欲望』に出会えそうな予感と期待が高まる。

演技スペースの天井にはいくつものカーテンレールが張り巡らされ、その下にはアンティークの家具や生活道具が雑然と置かれている。さりげない生活感の中に、登場人物が味わった息苦しさや混乱までもがこちらに伝わってくるよう。上手にグランドピアノが置かれ、音楽と劇中の演奏を務める小曽根真がスタンバイ。登場人物の気持ちを代弁するかのように、またより高ぶらせるかのように、彼のピアノが随所に織り込まれる。聞けばそのメロディは、ほとんどアドリブだそう。その瞬間瞬間の小曽根のパッションが、指先を伝って的確なメロディとなる。そのフリーなスタイルが、作品全体にも大きく影響しているように感じた。例えば、緊迫感あるドラマとして知られる『欲望』の現場とは思えぬほど、稽古場の雰囲気がラフで明るいのだ。高畑やステラ役の神野の朗らかな笑い声が至るところで響く。スタンリー役・宅間の、異分子的だが自然体でリアリティある演技も、その雰囲気を生むのにひと役買っている。そんな日常的空気感の中で、徐々に自分を失っていく高畑ブランチ。ステレオタイプな“壊れやすい女”ではない高畑が演じるからこそ浮かび上がる哀れさは、現代の女性たちがより共感し得るものかもしれない。今に通じる、ハイブリッドな『欲望』が誕生しそうだ。

埼玉・富士見市民文化会館キラリふじみ メインホールで12月9日(金)に開幕し、12月15日(木)より東京・世田谷パブリックシアターにて上演される。

取材・文:武田吏都
韓国・ソウル、京都で上演され、人気を集めた『ミュージカル 宮』がいよいよ12月16日(金)、東京国際フォーラム ホールCにて開幕する。

『ミュージカル 宮』のチケット情報

『宮』は、「もしもまだ韓国に王室が続いていたら…?」という斬新な設定で、韓国で大ヒットを記録した人気少女マンガが原作の皇室ラブ・ストーリー。2006年にドラマ化され、世界23か国で放送。2010年秋にはミュージカルにもなり、東方神起のユンホが皇太子・シン役を演じて、アジアで話題となった。また、SS501のキム・キュジョンが主演で、今年6月に京都、9月に韓国で再演された。

本公演では、前回に引き続き、皇太子・シン役を演じるキム・キュジョンと超新星のソンモによるWキャストが話題だ。

現在、チケットぴあでは、Facebookにて 「ミュージカル 宮」にキャッチコピーをつけよう!」キャンペーンを実施中。チケットぴあのFacebookページにてキャッチコピーを募集している。投稿されたキャッチコピーの中から最も優秀な作品をチケットぴあで紹介する。
キャッチコピー受付は12月16日(金) まで。『ミュージカル 宮』のチケットは現在発売中。
作曲家バルトークの唯一のオペラ『青ひげ公の城』の世界観を再構成し、新たな舞台劇として『7DOORS 青ひげ公の城』が誕生する!

演出は、ストレートプレイからミュージカルまで、幅広く手掛ける鈴木勝秀。
主演は元宝塚歌劇団雪組トップスターであり、退団後は女優だけでなく、ユニット「Guys From The Earth」のアーティストMizとして、TVや舞台と幅広いジャンルで活躍中の水夏希。そして、楽曲を手掛けるのはLUNA SEA、X JAPANのメンバーであり、またソロアーティストとしてもアルバムリリースやライブツアーなど、世界的に活躍するSUGIZO。楽曲だけでなく青ひげ公役として舞台初出演も果たす。それぞれ異なるフィールドで活躍してきた3人による、新しい「青ひげ公の城」に期待。
2010年9月、演劇界でブームを巻き起こした岩松了の任侠シリーズ『シダの群れ』が、2012年5月、堤真一松雪泰子小池徹平荒川良々倉科カナ風間杜夫等、豪華キャストを迎え、装いも新たにBunkamuraシアターコクーンに帰ってくる!
更に今回はギタリストの村治佳織が生演奏で絡み、哀愁の音色で情感を掻き立てるという。

前作の舞台、志波崎組は跡目争いに端を発し、敵対する増岡組との間で抗争が勃発、組は壊滅状態に。あれから2年、増岡組は矢嶋組と志波崎組を潰しにかかるが・・・。

「このドラマは、やくざの三つの組の間に起こる、反逆と共闘の物語。すなわち、移ろう人間関係と、その移ろうことの根拠の無さを問うものである。」

多くの人々がひそかに憧れる義理人情の世界!演劇ファン垂涎の豪華キャストで贈る、裏社会でしか生きて行けない、切なく・愛しい奴らの『シダの群れ 純情巡礼編』に期待!

【作・演出】岩松了
【ギター演奏】村治佳織
【出演】堤真一松雪泰子小池徹平荒川良々倉科カナ風間杜夫
    市川実和子石住昭彦吉見一豊清水優太賀鈴木伸之浅野彰一深水元基
【会場】Bunkamuraシアターコクーン
【公演日程】2012年5月4日(金・祝)~27日(日)全28ステージ
【料金】S¥9,500 A¥7,500 コクーンシート¥5,000 (税込)
【チケット一般発売日】2012年2月18日(土)
【主催】Bunkamura
史上初!女性キャストのみの『CHICAGO』が湖月わたる(ヴェルマ)、朝海ひかる(ロキシー)、姿月あさと(ビリー)で実現する!!

2012年3月17日(土)~20日(火)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて、2012年3月23日(金)~25日(日)東京・Bunkamuraオーチャードホールにて上演される「DANCIN'CRAZY2」のact.1で、あのブロードウェイミュージカル『CHICAGO』のミュージカル・セレクションズ「Razzle Dazzle Musical Selections from CHICAGO」が上演されることになった。
GACKTが主演の源義経と原案を務め、少女漫画界のヒットメーカーであるCLAMPが原作を描く舞台『MOON SAGA ~義経秘伝~』。2012年7月から東名阪・福岡の4都市で上演される本作の製作発表が、12月5日、都内で行われた。会場にはGACKTのほか、舞台のオリジナルキャラクターに扮する早乙女太一、巴御前役の大和悠河、演出の河原雅彦が登壇した。脚本は鈴木哲也が務める。

“MOON SAGA”とは、GACKTが自身のソロライブで約10年間、また2003年の映画『MOON CHILD』でも表現してきた一連の物語。彼にとって“月”とは人間の存在意義を意味し、何もかも照らし出す“太陽”と違い、他者に対してほんの少し前を照らし、また人の背中を後ろから押してあげるような見守る存在を指すのだという。その“MOON SAGA”の物語のソースである源義経を舞台版時代劇ファンタジーへと昇華させ、今後は漫画、アニメなどメディアミックスの展開も予定。また日本に留まらず、台湾、中国、ヨーロッパ、アメリカと海外進出も視野に入れている。

GACKTは義経や舞台について「多くの義経像が存在する中で共通しているのは、非常に仲間に恵まれていたこと、身内の愛を渇望しながらも身内に裏切られたこと。そして最後は哀しい結末を迎えること。これは起伏の激しい彼の人生のひとつのファクターなのではないか。また、彼と相まみえる仲間にも濃いキャラクターが多い。義経の魅力とともに、一緒に時代を駆け抜けた仲間たちにも魅力があることを舞台で感じてもらえたら」とコメント。また、殺陣については「殺陣は登場人物の感情表現の大きなところ。激しい立ち回りでも優雅で切なく哀しい。人を斬ることの苦しさが観ている方に伝えられたら」と独特の考えを語った。それを受けて、早乙女は「殺陣はこれまで感情表現としてやることはほとんどなく、剣舞として綺麗に見せていた。最近ではそれを崩そうとしていたので、この作品を通して新しい何かを見つけられたら」と期待を込める。また大和は「宝塚の男役時代に培ったものがこの作品で使えるんだなと思うと嬉しくなる。私も立ち回りは(GACKT同様)素敵なお芝居だと思う。全身全霊をかけて挑んでいきたい」と抱負を語った。

東京公演は2012年7月15日(日)から29日(日)まで赤坂ACTシアターにて上演。その後、愛知・御園座、福岡・福岡市民会館、大阪・梅田芸術劇場と各地を回る。チケットは2012年3月1日(木)より一般発売。
2008年の初演、11年の再演ともに、日韓両国で上演され大好評を博した『焼肉ドラゴン』。その前史ともいえるのが、今回、鄭義信が書き下ろし演出する『パーマ屋すみれ』だ。
1960年代半ばの九州の炭鉱町に店を構える"高山厚生理容所"を舞台に、日本の陰の現代史ともいうべき、在日コリアンの炭鉱労働者とその家族、そして彼らを取り巻く人々に光を当てる。

物語の軸となるのは、いつか"パーマ屋すみれ"を開店させたいと願う在日コリアンの元美容師・高山須美(南果歩)と、その夫で炭鉱事故が原因の一酸化炭素中毒の後遺症に苦しむ張本成勲(松重豊)。逆境にめげず力強く生き抜く様を、笑いあり涙ありの庶民の喜怒哀楽の中に描く。
映像、舞台にと活躍の南果歩松重豊ともに、映画で鄭義信脚本作品に出演しているが、作・演出作品への出演は初めてとなる。どんな夫婦を築きあげていくかが楽しみだ。また、根岸季衣星野園美青山達三久保酎吉森下能幸酒向芳星野園美ら個性的な舞台俳優が集結。『焼肉ドラゴン』に引き続き朴 勝哲もアコーディオンで参加する。

有明海を望む峠の理容所に集う、けなげで、ちょっとダメで、いとおしい人たちが息づき、舞台上をオート三輪が走るリアルな空気感は、鄭義信ならでは。『焼肉ドラゴン』を観た人はもちろん、観ていない人も必見の、おかしくも切ない物語に期待。

「パーマ屋スミレ」 (新国立劇場) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ
2011年、三谷幸喜生誕50周年スペシャル「三谷幸喜大感謝祭」。そのアニバーサリー・イヤーのラストを飾るのは、『笑の大学』から15年振りとなる西村雅彦×近藤芳正出演の二人芝居『90ミニッツ』。
西村雅彦と近藤芳正が舞台上で火花を散らす90分一本勝負のドラマ!がついに渋谷のパルコ劇場にて、12月3日(土)・4(日)のプレビュー公演後、12月5日(月)に本公演初日を迎える。
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三谷幸喜生誕50周年スペシャル“三谷幸喜大感謝祭”と銘打ち、2011年、4本の新作舞台を書いた三谷。このアニバーサリー・イヤーのラストを飾る『90ミニッツ』のプレビュー公演が12月3日と4日、東京・パルコ劇場にて行われた。

『90ミニッツ』チケット情報

この作品は、『笑の大学』から15年ぶりとなる西村雅彦×近藤芳正出演のふたり芝居。昨年7月に上演が発表されて以降、「倫理」をテーマにした男ふたりの会話劇という以外、作品の内容については一切公表されていなかったが、プレビュー公演前日の12月2日、三谷と出演の西村、近藤からコメントが寄せられた。

「今年は映画・舞台・私生活において様々な挑戦をして来ましたが、『90ミニッツ』は最後にして最大のチャレンジ。それがどういう意味かは劇場でぜひ確かめて下さい」(三谷)。「皆様と同じようにワクワクドキドキしております。三谷くんが紡いでくれた素敵な台詞を通して、とある気づきをお届け出来れば嬉しいです。今まで観たことのない濃密な三谷ワールドをお楽しみ下さい」(西村)。「いつもは舞台に立つ自分の姿がシミュレーションできるのですが、今回はお客さんの前にいざ立ったら、自分がどんな風になるのかまだ想像がつかない。最後まで暗転がない中で、舞台に立ち続けることの怖さはありますが、お互いがお互いを信じて演じるしかないというのが今の心境ですね。頑張るしかない。頑張るしかないです」(近藤)。

ベールに包まれた舞台は12月5日(月)、同劇場にて初日の幕を開ける。東京公演は12月30日(金)まで上演。その後北九州、大阪、金沢、福岡、仙台、新潟、名古屋、広島と各地を回る。チケットは一部を除き発売中。なお、東京公演は前売りチケット完売につき2月9日(木)から19日(日)まで追加公演を行うことが決定。東京追加公演のチケットは12月13日(火)11:00よりチケットぴあにて先行抽選・プレリザーブの申し込みを開始する。また、東京公演では当日券の予約を電話で受付る。受付はチケットぴあ当日券専用ダイヤル0570-02-9572にて、希望公演日の当日朝10時から昼12時まで。

明石家さんま主演、作・出演、生瀬勝久、映画監督の水田伸生が演出を務める舞台、『PRESS~プレス~』が2012年2月、Bunkamura シアターコクーンにて上演されることが決定した。

明石家さんま、生瀬勝久、水田伸生がタッグを組んだ舞台、『PRESS~プレス~』のほかの写真

最新作『PRESS~プレス~』は、『七人ぐらいの兵士』(2000年)、『JOKER』(2004年)、『小鹿物語』(2006年)、『ワルシャワの鼻』(2009年)に続く、明石家さんま、生瀬、水田の3人がタッグを組む第5弾となる。

物語は、日本が目一杯元気だった高度成長期、大阪に本社を置くスポーツ新聞「堂島スポーツ」を舞台に、個性的な登場人物達の、交錯する思惑を巻き込みながら繰り広げられる、熱い爆笑人間ドラマを描く。

明石家さんま、生瀬をはじめ、フレッシュさと実力を併せ持つ相武紗季がヒロイン役に。ほかにも、着実なキャリアを重ねる実力派若手俳優、中尾明慶、近年では映像のみならず、蜷川幸雄演出舞台などでも活躍中の丸山智己、演劇ユニットTEAM NACSの一員であり、個人としても映像、舞台問わず、活躍する音尾琢真が出演。さらに、大河内浩、温水洋一、山西惇、八十田勇一、新谷真弓と豪華キャストが名を連ねる。

公演は、2月17日(金)から3月4日(日)までBunkamura シアターコクーンにて。
喜劇役者の藤山直美と歌舞伎俳優の坂東薪車が出演する舞台『年忘れ喜劇特別公演』が12月1日、東京・新橋演舞場で開幕する。この興行は、年上女房・おかつと甘えん坊の若い夫・清之助の物語を、笑いと涙でたっぷり描いた上方人情喜劇の名作『銀のかんざし』と、薪車が領主前田能登守と盗賊の赤鞘主水の2役を演じ、大立廻りもある『殿様茶店の恋日和』の2本立てだ。初日前日の11月30日、『銀のかんざし』の稽古を終えた藤山と薪車が取材に応じた。

『年忘れ喜劇特別公演』チケット情報

藤山は「おかつと清之助は今流行りの年の差夫婦なんですけど、薪車さんは“じじい”っぽいんですよね(笑)。本当は私の方が年上ですけれど、普通にやっております」と笑いを誘い、新車は「じじい、じじいってねぇ(笑)。見た目がちょっと老けているのかな」とおどけてみせた。また藤山との共演は「年上ってこんなにも心地良いものかとお芝居を通して改めて感じています。100%信頼して思いっきりやらせていただいています」と話し、『銀のかんざし』については「男の夢がつまっています。人間の絆、夫婦の絆というものを観ていただきたい」とみどころをアピール。藤山も、もう1本の『殿様茶店の恋日和』について「薪車さんの15分もあるすっごい立廻りは見物です。思わず『音羽屋!』(坂東薪車の屋号)と大向こうをかけたくなります」と力強く語った。そして「お芝居をご覧になったお客様が面白かったなぁ、楽しかったなぁと言っていただけるのが頂点の喜びです」と締めた。

公演は同劇場で12月25日(日)まで上演。チケットは発売中。
長塚京三、麻実れいらが出演する舞台『みんな我が子』。12月2日(金)に開幕するこの作品の稽古場に11月某日、訪れた。

『みんな我が子』チケット情報はこちら

作品は、アーサー・ミラーのトニー賞受賞作。現代社会を鋭く風刺する作風が特徴で、本作以外にも『セールスマンの死』『橋からの眺め』などは日本でもたびたび上演されている、現代アメリカ演劇を代表する作家だ。この戯曲を、今回は33歳の若さながらあのハロルド・プリンス(『オペラ座の怪人』や『キャバレー』などの演出家)の一番弟子と言われるダニエル・カトナーが演出を手がけるのも話題だ。

当日の稽古で集中的に行われていたのは、1幕後半のシーン。舞台はある一家の裏庭だ。一家のあるじジョーと妻ケイトには、戦争に行ったまま戻らない次男ラリーがいる。この日はラリーの婚約者アンが訪ねてきた。実はアンはラリーの兄クリスと密かに愛し合っているのだが、ラリーの帰還を信じるケイトにはそれは到底認められない……。長塚演じるジョーは工場を経営し、成功を掴んでいるかのように思える男。長塚のダンディさと朗々たる声は、成功者らしい堂々とした存在感を生む。だが心の底に隠した秘密や小心さが、言葉を重ねるたびに浮き彫りになっていくよう。麻実もケイトを上流階級の夫人らしいフレンドリーさ、真実から目をそらす母親としての愚かさと悲しさを巧みに演じる。このベテランふたりがやはり稽古場の空気を牽引しているようだ。そこにアン役の朝海ひかる、クリス役の田島優成が若者ならではまっすぐな悩みを清潔感をもってぶつけていく。

ダニエルの演出は「その足で一歩奥に入ってください」「“ラリーのことは忘れたわ”というセリフはもっとクリアに」等々、細かい。だがその一言一言に、次男の生存を信じる母、すでに諦めているが母にそれを言えない父と長男、そしてその真実を突きつける存在である来訪者、という緊張感ある人間関係が、ビジュアル的にも明確になっていくのがわかる。さらに「先ほどは歩きながらセリフを言いましたが、今度は止まって言いましょう」など様々なトライアルを繰り返す。その柔軟さに呼応するように、俳優たちも積極的に演出家に質問を出していく。特にベテラン・長塚が「どちらのパターンが良いか」など、フットワーク軽くダニエルとディスカッションしている。とても知的な創作現場という印象だ。

この日は他に、アンの兄・ジョージ(柄本佑)がやってくる2幕冒頭のシーンの稽古もあった。ジョーの隠していた真実を糾弾する彼の存在は、一家の崩壊の種を爆発させる。1幕とは別の緊張感があり、物語は急展開を見せる。作劇的にもスリリングなこの作品、気鋭の演出家と充実した俳優陣が創り上げる本番が楽しみだ。

公演は、東京が12月2日(金)から18日(日)まで新国立劇場 小劇場、大阪が12月20日(火)・21日(水)にサンケイホールブリーゼにて。チケットはともに発売中。
漫画家、手塚治虫の長編歴史漫画『陽だまりの樹』が2012年4月に舞台化され、上川隆也、吉川晃司が主演を務めることが決定した。

上川隆也、吉川晃司主演舞台『陽だまりの樹』のチケット情報はこちらから

『陽だまりの樹』は、1981年4月から1986年12月まで『ビッグコミック』にて連載された手塚治虫の長編歴史漫画の代表作。過去にも舞台化、アニメ化されている人気作品だ。

物語は幕末を舞台に、医者の手塚良庵と武士の伊武谷万二郎がそれぞれの立場で混乱の時代を生き抜き、友情という絆で結ばれていく。上川は手塚良庵、吉川は伊武谷万二郎を演じる。

公演は2012年4月13日(金)から23日(月)まで東京・サンシャイン劇場、5月4日(金・祝)から20日(日)まで大阪・新歌舞伎座、5月24日(木)から27日(日)まで愛知・中日劇場にて行われる。チケットは東京・大阪が1月28日(土) 10:00より発売。

※愛知公演のチケット発売は3月26日(月)を予定。
※手塚治虫の「塚」は旧字。

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