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2012/1/20()

上川隆也×吉川晃司!!同年代コンビが手塚治虫の名作に挑む!!

陽だまりの樹』の制作発表が1月19日(木)、都内にて行なわれた。
陽だまりの樹1

▲(写真左から)吉川晃司、上川隆也。本作が初共演!

本作は、漫画家・手塚治虫の長編歴史漫画の代表作『陽だまりの樹』の舞台版。
幕末の混乱の波にもまれながら絆を深めていく医者・手塚良庵と武士・伊武谷万二郎。対照的な2人の男の成長と友情の物語だ。 原作は、1981年から86年まで「ビックコミックスピリッツ」にて連載され、2000年にはアニメ化もされた。舞台版は、過去4回されており、各地において地元劇団等により数多く上演されている。

今回、主演に上川隆也、ストレートプレイ初挑戦の吉川晃司。脚本・演出には樫田正剛を迎え、手塚治虫の歴史大作に臨む!
陽だまり3

制作発表には、主演の上川隆也吉川晃司、脚本・演出の樫田正剛、ゼネラルプロデューサー前田三郎が登壇した。

ゼネラルプロデューサー前田三郎「今回の企画は2年ほど前から始めておりました。どちらかというと、男臭いお芝居になるのではと感じております。「それぞれの時代で生きている人は、それぞれの役割をもっています。その役割を全うする為に、精一杯生き抜いてほしい」という手塚先生の言葉そのままを舞台にぶつけたい。とにかく本作を観てお客さまに元気になっていただいて、活力を届けたいと思っております」

脚本・演出の樫田「タイトルの"陽だまりの樹"は、いつの間にか内部が腐ってしまった桜の樹のこと。これが徳川幕府を象徴しているんです。本作の世界は非常にいまの時代に近いと思います。過去に1度舞台で手塚作品をやらせていただいたのですが、本作と共通することが、そうとう怒っている。政治に怒っていて、これが非常に僕の中に入ってきた。そこをうたっていきたいです。
上川さん、吉川さんお二人には心で吠えてもらいたいですね。上川さんは劇団出身であったり、吉川さんはコンサートをやっている。2人もライブがスゴく好きだと思うんです。僕もライブ。そして、舞台が好き。舞台だからこそのお客さんとのやりとりもあると思うので、そこを選りながら、いかに最後おいおい泣かせるか。がんばろうと思っています」

役ついて、上川「こういったどこか軟派な役柄を、実はあまり振っていただいたことがありませんでした。なので、今回とても新鮮なキモチでお受けしましたし、楽しみです。僕は殺陣もないので、体力的な心配をすることもありません。より良庵の人となりを考えながら、向き合いたいと思っています」
吉川「世の中の矛盾や、それに対する憤りとか怒りを溜め込んで、自分で回している間に己の遠心力でどっちに飛んでいいのか、わからなくなるようなそういう感じが出せたらいいです。ストレートのお芝居は初なので、ひたすら謙虚に無心で臨みたいと思います。それと、こっちが体力面を、上川さんが知力面をというふうにやっていけたらいいです」

初のストレートプレイについて、吉川「以前にミュージカルをやらせていただいたことがあるので、そこで得た感覚をすこし使えるのかなと思っています。樫田さんがおっしゃっていたように、コンサートはお客さんとのやりとりで構築していくもの。そこは、同じだと思います。あとは、なるべくセリフが少ないほうが怒られなくていいな(笑)」
陽だまり4

▲吉川演じるのは、武士・伊武谷万二郎

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▲上川演じるのは、医者・手塚良庵

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▲脚本・演出の樫田正剛

また共演について、上川「吉川さんと同い年なんですよ。なので、舞台以外のところでのコミュニケーションが楽しみですね。同じ時間を生きてきたもの同士で、共通する部分はどうしてもある。それは間違いなく舞台上にも影響していくものでしょうし、吉川さんがどのように万二郎と相対されるのか、間近で拝見することを楽しみたい。そうは言いながらも、音楽メインにやってこられた吉川さんと芝居しかやってこなかった僕とで生まれる異文化交流もありますし、共通する部分と異なった部分のいいハイブリット感が出れば、いいなと思っております」
吉川「胸をお借りして教わりながら、無心で真っ白いキャンバスになったつもりで、舞台に上がることが出来ればと思います。あまり余計な策をしないほうがいいタイプですし、やったってしれてる。裸でいけるかどうかがカギだと思います。舞台に上がって恥をかくようじゃ、やっぱり、プロとしてマズいんですけどね。リハーサルの間は恥をかきにいけることが、ありがたいし、うれしい。そういうつもりでいけたらいいと思います」

どんな方に観てほしいという質問に対して、吉川「老若男女のみなさん、ぜひ。樫田さんもおっしゃってましたが、いまの時勢や幕末しかり、大東亜戦争終結後しかり、大きな時代の変革のとき。そこはものすごく似ている。それを不安や憤り、怒りをヒステリックにならないで、問題を提示したい。それは、エンターテイメントという場だと逆に文化的角度から描きやすいのかなと。どうしていいかわからないけれども、これからの日本は昨日のままでいいはずない。それに対するエネルギーを溜めていることは事実。それをどうやってエンターテイメントで出していけるかなって思っています」
上川「老若男女、全くいっしょです。来ていただいた方に楽しんでいただきたい。最近本で読んだのですが、手塚さんは1つの作品をお書きになられるときに編集者さんと相談しながら、お話を作っていくらしいんです。そのとき、毎回必ず3つお話を作り提示して、そのなかで1番おもしろいモノを選び作品として仕上げていかれていたそうなんです。ということは、100本のお話があったら、300本つくって、その中から選りすぐった100本を作品としていた。腰が抜けるほどたまげたんですよね。それほどの情熱と努力を傾けたからこそ、未だに色あせることなく息づく作品を残すことができたんだと。本作も同様にしてつくられた作品だと思うんです。ですので、ご覧になってもらう方々云々はもちろんですが、僕らがいかに作品と真っ向から向き合うかということがすごく大事。僕はいま、それこそ考えていたい。樫田さんも膨大な作品を脚本に落とし込めていくことは大変な作業でしょうし、その作品と役者がどう向き合うかがなによりの出発点かなと思っております」
陽だまり2

▲人々の心につよく訴えかける本作を見逃すな!

陽だまりの樹』は、東京公演が4月13日(金)〜23日(月)までサンシャイン劇場で、大阪公演が5月4日(金・祝)〜20日(日)まで新歌舞伎座で、名古屋公演が24日(木)〜27日(日)まで中日劇場にて上演される。「陽だまりの樹」 (キョードー東京) の感想・チケット・詳細情報なら演劇ライフ

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